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コラム

4LDKの注文住宅の価格相場と間取り例について

カテゴリー

4LDKの注文住宅を建てる場合の価格相場や間取り例について、詳しくご紹介します。

注文住宅は間取りや広さを自由に設計できることが魅力ですが、選択肢が多いため、費用感やスペースの使い方を理解しておくことが重要です。

SUUMOカウンターが行った調査によると、注文住宅を建てる人のうち、43.7%が4LDKを選んでいることがわかりました。

このデータは、4LDKが多くの家族にとって最適な間取りであることを示しています。

出典:【SUUMO】2000人に大調査!「間取り」「お金」「ダンドリ」スタンダード

また、この記事では建築費用の相場や住宅会社選びのポイントも解説していますので、家づくりを検討している方はぜひ参考にしてください。

4LDKの家を建てるのに必要な広さと坪数

2022年に住宅金融公庫が「フラット35」利用者を対象に実施した調査によると、注文住宅の住宅面積の全国平均は123.8㎡(約37.4坪)です。

この数値は、2014年度以降8年連続で縮小傾向にあります。

さらに、国土交通省が策定した「住生活基本計画」に基づき、家族の人数別に必要な坪数と間取りの目安は以下の通りです。

家族構成建物の面積(坪数)間取りの目安
2人家族50㎡~75㎡(16.4坪~22.7坪)1LDK~2LDK
3人家族75㎡~100㎡(22.7坪~30.2坪)2LDK~3LDK
4人家族95㎡~125㎡(28.7坪~37.8坪)3LDK~4LDK
5人家族115㎡~150㎡(34.8坪~45.3坪)3LDK~5LDK

4LDKの住宅を設計する際、二階建てと平屋では居住空間の使い方に違いがあります。

同じ延床面積でも、階段や通路の有無がスペースの有効活用に影響します。

ここでは、具体例をもとに二階建てと平屋の違いを比較します。

二階建てと平屋の比較

【4LDK、二階建ての間取り例】

出典:株式会社ヒノキヤグループ パパまるハウス

【4LDK、平屋の間取り例】

出典:茨城で4LDKの平屋を建てる~注文住宅の間取りと価格|不二建設

住宅タイプ延床面積坪数
二階建て120.89㎡36.5坪
平屋119.24㎡36.0坪

この二つの住宅は、延床面積がほぼ同じ36坪ですが、間取りの特徴に違いがあります。

たとえば、LDKの広さは、二階建てが18帖であるのに対し、平屋では22帖と広く、さらにパントリーが付いている点が特徴です。

平屋では階段スペースが不要なため、その分を居住スペースに充てることができます。

一般的に、階段には1階と2階を合わせて約2坪(4畳分)が必要であり、さらに二階建てではホールや通路のスペースも必要になります。

一戸建てとマンションの4LDKの広さ比較

次に、一戸建てとマンションでの4LDKの広さを比較してみます。

同じ4LDKでも、全体的な居住面積には大きな違いがあります。

【4LDK、二階建ての間取り例】

出典:株式会社ヒノキヤグループ パパまるハウス

【4LDK、分譲マンションの間取り例】

出典:デュオヒルズ四日市富田|フージャースコーポレーション

住宅タイプ面積坪数
二階建て120.89㎡36.5坪
分譲マンション85.43㎡25.8坪

マンションの4LDKは平均して85㎡程度の広さしかなく、坪数にすると約25.8坪です。

一方、戸建て住宅の4LDKは平均して120㎡(36坪)と、約11坪の差があります。

この11坪は畳に換算すると22畳分に相当します。

マンション販売の営業担当者は、「戸建ては階段や通路にスペースを取られるため、マンションと比べて居住空間はそれほど変わりません」と説明することがあります。

4LDKの家を建てるのに必要な予算について

4LDKの注文住宅を建てる際、建物の構造やハウスメーカーによって費用が大きく異なります。

ここでは、延床面積35坪を目安に、予算の相場を詳しく解説します。

価格帯を理解することで、自分たちの理想の家に近づけるための具体的な計画を立てやすくなります。

大手ハウスメーカーとローコスト住宅の比較

同じ35坪の注文住宅を建てる場合でも、大手ハウスメーカーとローコスト住宅では費用に大きな違いがあります。

それぞれの価格相場を見てみましょう。

【35坪の注文住宅を建てた場合の費用相場】

業者タイプ本体工事価格(建物のみ)総建築費(建物+付帯工事+諸経費)
大手ハウスメーカー約2,800万円3,500万~3,700万円
ローコスト住宅約2,100万円2,600万~2,800万円

例えば、大和ハウスやセキスイハイムといった大手ハウスメーカーで35坪の4LDKを建てる場合、総建築費は3,500万円を超えることが一般的です。

一方、タマホームやレオハウスといったローコスト住宅メーカーでは、同じ35坪の4LDKでも総費用を約2,600万円に抑えられます。

構造別の価格相場

建物の構造によっても建築費用は異なります。それぞれの特徴と価格帯を以下にまとめます。

構造タイプ本体工事価格(目安)
木造住宅(建物のみ)2,100万~2,600万円
鉄骨住宅(建物のみ)約2,800万円
鉄筋コンクリート住宅(建物のみ)約3,000万円

木造住宅

木造住宅は最も選択肢が広く、ローコスト住宅から大手ハウスメーカーまで多様な業者が提供しています。そのため、価格帯にも幅があります。

鉄骨住宅

鉄骨住宅は木造住宅に比べて耐久性や耐震性が高く、建築費用も高めになります。特に大手ハウスメーカーが採用していることが多いです。

鉄筋コンクリート住宅

マンションなどに採用される鉄筋コンクリート構造は、耐久性と断熱性に優れていますが、3つの構造の中で最も費用がかかります。

土地の有無による費用の違い

土地をすでに所有している場合と、新たに購入する場合でも予算に違いが出ます。

それぞれのケースを解説します。

土地がある場合

  • 解体費用:30坪~40坪の木造住宅で約200万円
  • 測量費用:確定測量が必要な場合、100万円以上かかることがあります。

土地を購入する場合

土地を新たに購入する場合、地域ごとの地価相場を把握しておくことが重要です。以下は主要都市の1坪あたりの土地価格相場です。

地域坪単価(目安)
東京都約383万円
大阪府約105万円
愛知県約73万円
福岡県約68万円
北海道(札幌市)約26万円

札幌市は北海道全体の平均相場になっているので、札幌市のみだと1坪あたりは35万円~40万円程度です。

同じ金額で購入した土地でも、造成費用や水道・ガスの引き込み工事費が追加で発生する場合があります。

マイホームを検討している方には、大手住宅ポータルサイト「LIFULL HOME’S」の注文住宅カタログ請求を活用することをおすすめします。

【おすすめ理由】

  • 無料でカタログを請求できる:費用がかからず気軽に利用できます。
  • 予算や建設予定地を考慮した情報が得られる:自分たちに合った住宅プランを見つけるきっかけになります。
  • 理想のマイホームをイメージできる:デザインや間取りの参考資料が豊富です。

ただし、カタログでは具体的な間取りや詳細な見積もりを得ることはできません。さらに詳しい情報が必要な場合は、家づくりプランの依頼を検討するのがよいでしょう。

4LDK一軒家の人気間取り例

4LDKの一軒家は、多くの家族にとって理想的な間取りとして人気があります。

今回は、延床面積35坪~40坪の住宅を中心に、特徴的な間取り例をご紹介します。

それぞれの間取りには、家族のライフスタイルに合わせた工夫が施されています。

リビング階段がある間取り

出典:シティハウス産業株式会社

ハウスメーカーCity House
延床面積:120.06㎡(36.32坪)

こちらは、人気のリビング階段を採用した4LDKの間取りです。

リビング階段は、家族が自然と顔を合わせる機会が増えるため、コミュニケーションが取りやすくなるというメリットがあります。

最近の住宅は高気密・高断熱仕様となっているため、リビング階段でもエアコンが効きにくいという心配はほとんどありません。

ただし、料理の匂いや話し声が2階に届きやすいという特性があるため、気になる場合は階段部分にドアを設置することがおすすめです。

また、この間取りでは帰宅動線にも配慮されており、シューズクロークから直接キッチンに行ける設計になっています。

家事らく動線の間取り

出典:クレバリーホーム

ハウスメーカー:クレバリーホーム
延床面積:134.7㎡(40.7坪)

この間取りは、2階建て40坪の広々とした4LDK住宅です。

キッチンとダイニングテーブルが横並びに配置されることで、食事の準備や片付けがスムーズになります。

また、キッチンの裏には広めのランドリールームが設置されており、洗濯から片付けまでの家事動線がよく考えられています。

家事や子育てに配慮しつつ、デザイン性や暮らしやすさにもこだわった間取りが魅力の住宅です。

大きな吹き抜けがある間取り

出典:パパまるハウス

ハウスメーカーパパまるハウス
延床面積:129.18㎡(39.07坪)

この住宅は、1階27.5坪、2階11.5坪の部分二階建て4LDKです。

総二階が主流となる中、あえて部分二階を採用している理由は、老後の暮らしを見据えて1階だけで完結する生活ができるようにするためです。

1階にはLDKのほかに洋間が2部屋設けられており、将来的にも快適に暮らせる設計になっています。

吹き抜けによるデザイン性と、実用的な生活空間の両立が特徴的な住宅です。

広いLDKがある平屋の間取り

出典:茨城セキスイハイム

ハウスメーカー:セキスイハイム
延床面積:138.52㎡(41.89坪)

この平屋の間取りでは、広いLDKが特徴的で、庭との一体感を重視したデザインが目を引きます。

アイランドキッチンが庭に向けて設置されているため、子どもが庭で遊んでいる様子を料理をしながら見守ることができます。

さらに、キッチン、洗面脱衣室、浴室が隣接して配置されているため、家事や子育てがスムーズに行える設計になっています。

ただし、LDK部分の収納スペースが不足しているように感じられるため、収納力を重視する家庭では検討が必要です。

予算や特徴別に見るおすすめのハウスメーカー

4LDKの新築住宅を検討する際、木造住宅や鉄骨住宅などの構造、さらには大手ハウスメーカーとローコスト住宅メーカーの違いなど、さまざまな選択肢があります。

それぞれの特性や価格帯を理解することで、自分たちに最適な家づくりが可能になります。

ここでは、4LDKの注文住宅を建てる際におすすめのハウスメーカーを5社ご紹介します。

アキュラホーム

出典:アキュラホーム

アキュラホームは、間取りの自由度が高い木造軸組工法を採用しているハウスメーカーです。

おすすめ商品:超空間の家
この住宅は、独自技術による高い耐震性・耐風性が特徴です。

木造住宅でありながら天井高2.8m、約6mのワイド開口を実現しており、大空間を楽しめる設計となっています。

2023年9月には相葉雅紀さんがCMキャラクターに就任し、さらに注目を集めています。

→アキュラホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

セキスイハイム

出典:セキスイハイム

セキスイハイムは、自社独自の「ユニット工法」を採用しており、建物の強度と自由度の高い設計が可能です。

おすすめ商品:パルフェ
セキスイハイムのベストセラー商品「パルフェ」は、省エネ住宅を得意とするハイムらしい設計で、太陽光発電や蓄電池を搭載したエコな暮らしを提供します。

→セキスイハイムの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

一条工務店

出典:一条工務店

2019年と2020年には「最も売れている注文住宅会社」としてギネス世界記録に登録されるなど、実績も豊富です。

おすすめ商品:アイ・スマート
この商品は、一条工務店の住宅展示場がほぼ標準仕様で建てられているため、完成後の住まいを具体的にイメージしやすい点が魅力です。

→一条工務店の間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

タマホーム

出典:タマホーム

タマホームは、ローコスト住宅メーカーの中でも特に知名度が高く、長期優良住宅対応の家づくりが可能です。

おすすめ商品:えがおの家
2023年に発売された「えがおの家」は、タマホームの最高スペック住宅で、HEAT20・G3水準(UA値0.23)を達成しています。

従来の高断熱住宅「大地の家」を超える性能で、快適な暮らしを提供します。

→タマホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

桧家住宅

出典:桧家住宅

桧家住宅は全館空調「Z空調の家」が特徴のハウスメーカーです。

リーズナブルな価格でありながら、全館空調システムを標準装備しており、快適な住環境を実現しています。

→桧家住宅の間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

4LDKの間取りを考える際によくある疑問・失敗例

4LDKの間取りを考える際の失敗例や、紹介しきれなかった質問や疑問をまとめてみました。

各部屋が狭くなりがち

3LDKから4LDKにする際、建物の大きさを変えずに部屋数を増やそうとすると、1部屋あたりの広さが十分に確保できないことがあります。

例えば、延床面積35坪の住宅で3LDKと4LDKを比較すると、LDKや収納スペースが犠牲になる場合があります。

出典:株式会社ヒノキヤグループ パパまるハウス

家事をしていると子どもに目が届かない

出典:アイフルホーム金沢北店・金沢南店

建築面積を抑えながら部屋数を増やすと、家事をしている間に子どもの様子が見えづらくなるレイアウトになることがあります。

小さなお子さんがいる家庭では、キッチンからLDK全体を見渡せるような設計が大切です。

将来使わない部屋が増える

出典:千葉県の一戸建て実例|株式会社 君津住宅

子どもが成長し独立した後、使わない部屋が増えてしまうことがあります。

2階に4部屋設けた場合、将来的に空き部屋が3つもできてしまうケースも少なくありません。

そのため、リフォームの可能性も考慮した計画が必要です。

4LDKと3LDKどちらがいいのか?

家族の生活スタイルや趣味によって、4LDKか3LDKかを選ぶポイントが変わります。

  • 荷物が多い家庭には、土間収納やファミリークローゼットを設けた3LDKがおすすめです。
  • 子どもが中学生以上であれば、それぞれが個室を持つ時間が増えるため、4LDKが適しています。
  • 小さな子どもがいる場合、大きな1部屋を設けて将来的に仕切れるようにする柔軟な設計も選択肢です。

4LDKの家を安く建てる方法

建築費用を抑えるには、以下の方法が有効です。

  1. 規格住宅の活用
    あらかじめ間取りが決まった規格住宅を選ぶことで、建築費を抑えることができます。ただし、完全自由設計ではないため、事前に仕様を確認しましょう。
  2. 建売住宅の購入
    すでに完成している建売住宅を購入することで、注文住宅に比べて費用を抑えることが可能です。

まとめ

4LDKの住宅は、幅広い家族構成やライフスタイルに対応できる人気の間取りです。

ただし、部屋数だけにこだわるのではなく、家事動線や将来のライフプランを考慮することが重要です。

今回ご紹介したハウスメーカーや間取りの考え方を参考に、ぜひ理想の住まいを実現してください。

4LDKのメリットとデメリットを簡単にまとめると、

メリットデメリット
・家族それぞれ個室を持つことができる
・趣味や来客用の部屋がつくれる
・将来家族が増えても対応しやすい
・子供が巣立ったあと空き部屋が増える
・家事動線が複雑になりやすい
・各部屋の面積が狭くなりがち

4LDKでも3LDKの場合だと4LDKにする方が建築費が高くなると思っている方も多いようですが、建物の面積が同じであれば、基本的な建築費は大きく違いません。

3LDKの注文住宅の価格相場と間取り例について

カテゴリー

3LDKの注文住宅を建てる際の価格相場と間取り例について、詳しくご紹介いたします。

SUUMOカウンターが実施したアンケート調査によると、注文住宅を建てる方のうち、23.3%が3LDKの間取りを選択しています。

このデータは、家づくりを検討されている方にとって非常に参考になるものです。

出典:【SUUMO】2000人に大調査!「間取り」「お金」「ダンドリ」スタンダード

また、3LDKの注文住宅における建築費用の相場や、住宅会社を選ぶ際のポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

3LDKの家に必要な広さや坪数

2022年に住宅金融公庫が「フラット35」の申込者を対象に行った調査によると、注文住宅の全国平均的な住宅面積は123.8㎡(約37.4坪)となっています。

この数値は、2014年度以降8年連続で減少傾向にあります。

さらに、国土交通省が策定した「住生活基本計画」に基づき、家族構成ごとに適した坪数と間取りの目安を以下の通りご紹介します。

家族構成建物の面積(坪数)間取りの目安
2人家族50㎡~75㎡(16.4坪~22.7坪)1LDK~2LDK
3人家族75㎡~100㎡(22.7坪~30.2坪)2LDK~3LDK
4人家族95㎡~125㎡(28.7坪~37.8坪)3LDK~4LDK
5人家族115㎡~150㎡(34.8坪~45.3坪)3LDK~5LDK

全国平均である123.8㎡(約37.4坪)は4人家族向けの広さに該当しますが、近年では3~4人家族で100㎡(約30坪)程度の注文住宅を建てるケースが増えています。

また、戸建てとマンションを比較しても、全体の広さが異なります。

例えば、戸建ての3LDKの平均は100㎡(約30坪)程度ですが、マンションの3LDKの平均は70㎡(約21坪)程度と言われています。この違いを具体的に間取り図で比較しながら解説します。

二階建てと平屋の比較

【3LDK、二階建て間取り図】

出典:【パパまるハウス】Urban アーバン

【3LDK、平屋の間取り図】

出典:【パパまるハウス】平屋

以下は、二階建てと平屋の3LDK間取りを比較したものです。

住宅タイプ延床面積坪数
二階建て101.80㎡30.8坪
平屋101.00㎡30.5坪

どちらも延床面積は30坪程度ですが、間取り図を見ていただければ、平屋の方がLDKや主寝室が広く取られていることがわかります。

一般的な階段は1階と2階を合わせて約2坪(4畳分)のスペースを必要とします。また、二階建てには2階のホールや通路も必要になります。

そのため、二階建てよりも平屋の方が3~4坪分の居住スペースを有効活用できるのです。

一戸建てとマンションの比較

【3LDK、二階建ての間取り図】

出典:【パパまるハウス】Urban アーバン

【3LDK、分譲マンションの間取り図】

出典:【ノムコム】特集コラム

次に、二階建ての注文住宅と分譲マンションの3LDK間取りを比較します。

住宅タイプ面積坪数
二階建て101.80㎡30.8坪
マンション70.00㎡21.2坪

マンションの3LDKは平均的に70㎡(約21坪)程度であるため、戸建て住宅の平均的な広さと比べると約9坪の差があります。この9坪は畳に換算すると約18畳分です。

3LDKの家を建てるのに必要な予算金額について

3LDKの家を建てる際に必要な予算金額について、延床面積30坪を基準にご説明します。

大手ハウスメーカーとローコスト住宅の費用比較

住宅の建築費用は、選ぶハウスメーカーや建物の構造、土地の有無によって大きく異なります。

以下に、大手ハウスメーカーとローコスト住宅、さらには構造別の価格相場を詳しく解説いたします。

【30坪の注文住宅を建てた場合の費用相場】

まずは、大手ハウスメーカーとローコスト住宅の費用相場を比較してみましょう。

業者タイプ本体工事価格(建物のみ)総建築費(建物+付帯工事+諸経費)
大手ハウスメーカー約2,400万円3,120万~3,250万円
ローコスト住宅約1,650万円2,145万~2,250万円

たとえば、積水ハウスや住友林業といった大手ハウスメーカーで30坪の3LDKを建てる場合、総建築費が3,000万円を超えることが一般的です。

一方、タマホームやレオハウスなどのローコスト住宅では、総費用を約2,200万円ほどに抑えることができます。

構造別の建築費用相場

次に、建物の構造による価格相場をご紹介します。

構造タイプ建物本体価格(目安)
木造住宅(建物のみ)1,650万~2,250万円
鉄骨住宅(建物のみ)2,400万円
鉄筋コンクリート住宅(建物のみ)2,700万円

木造住宅はローコスト住宅から大手ハウスメーカーまで幅広い選択肢があり、価格帯にも差があります。

一方、鉄骨住宅は木造よりも建築費が高くなる傾向にあります。

土地の有無による費用の違い

土地がある場合と、土地から購入する場合で予算は大きく異なります。

それぞれのケースについて解説します。

土地がある場合

土地をすでに所有している場合、土地代は発生しませんが、建物を解体する費用が必要です。

  • 解体費用:木造住宅30坪~40坪で約200万円
  • 測量費用:確定測量を行う場合、100万円以上かかることもあります。
土地を購入する場合

土地から購入する場合は、地域による地価の違いが費用に影響します。以下は主要都市の1坪あたりの土地価格相場です。

地域坪単価(目安)
東京都約383万円
大阪府約105万円
愛知県約73万円
福岡県約68万円
北海道(札幌)約26万円

例えば札幌市の中心部では、坪単価が35万~40万円程度となることがあります。

また、造成費用や水道・ガスの引き込み工事費用が追加で発生する場合もあります。

費用を抑えたい場合は、これらの工事が不要な分譲地の購入がおすすめです。

3LDK一軒家の人気間取り例

3LDKの注文住宅で人気の間取り例を、延床面積30坪~35坪程度を基準にご紹介します。

広いリビングを優先した間取り

出典:【パパまるハウス】BASIC ベーシック
  • ハウスメーカーパパまるハウス
  • 延床面積:109.68㎡(33.18坪)
  • 特徴:21.7帖の広いLDKが特徴的ですが、収納スペースがほとんどありません。1階に収納がないため、階段下スペースもトイレとして活用されています。

LDKを広くする場合、他のスペースを削る必要があります。

広いリビングに憧れる方は、このようなデメリットも考慮することが重要です。

各部屋を広くした間取り

出典:【トヨタホーム】家づくりtag
  • ハウスメーカー:トヨタホーム
  • 延床面積:99.60㎡(30.1坪)
  • 特徴:主寝室8.5帖、子供部屋5.9帖~6.2帖と広めの設計。ただし、2階の通路スペースを極力減らしており、部屋間の距離が近いため音の問題が発生する可能性があります。

家事効率を重視した間取り

出典:【クレバリーホーム】家づくりのお金
  • ハウスメーカー:クレバリーホーム
  • 延床面積:103.09㎡(31.17坪)
  • 特徴:水まわりが一箇所にまとまり、回遊動線が優れています。ランドリールームは1.5帖と広めで、洗面所が独立しているため使いやすい設計です。

開放感のある平屋の間取り

出典:【SUUMO】平屋で3LDKの間取りをつくるポイント
  • ハウスメーカー:桧家住宅
  • 延床面積:98.54㎡(29.8坪)
  • 特徴:18帖~20帖以上の広いLDKが確保され、コの字型の間取りでウッドデッキやテラスを設置することでさらに開放感を得られる設計です。天井を高くすることで、より広々とした印象を与えています。

予算や特徴別に見るおすすめのハウスメーカー

3LDKの新築マイホームを検討する際、木造住宅や鉄骨住宅といった建物の構造、大手ハウスメーカーやローコスト住宅メーカーの違いなど、多岐にわたる選択肢があります。

今回は、予算や特徴を考慮し、3LDKの注文住宅を建てる際におすすめのハウスメーカーを5社ご紹介します。

アキュラホーム

特徴
アキュラホームは、間取りの自由度が高い木造軸組工法を採用しているハウスメーカーです。

また、長期優良住宅の基準をクリアしており、安心して暮らせる住まいを提供しています。

おすすめ商品
「超空間の家」がおすすめです。

この商品は、独自技術で耐震性や耐風性を向上させ、天井高2.8mや約6mのワイド開口を実現しています。

さらに、木造住宅でありながら約30帖の無柱空間を可能にしており、鉄骨住宅にも劣らない大空間を提供します。

→アキュラホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

アイ工務店

特徴
アイ工務店は、自由設計と長期優良住宅の標準対応が魅力の住宅会社です。

おすすめ商品
「N-ees(ニーズ)」が注目商品です。この住宅は、2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、省エネ性能を強化しています。

「W断熱」や「高性能トリプルガラスサッシ」を標準装備し、UA値0.4以下という高い断熱性能を実現しています。

→アイ工務店の間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

セルコホーム

特徴
セルコホームは、カナダの輸入住宅を提供するハウスメーカーです。

施工にはツーバイフォー(2×4)やツーバイシックス(2×6)工法を採用し、高い耐震性や気密性を誇ります。

おすすめ商品
「THE HOME(ザ・ホーム)」が人気商品です。

外観やインテリア、窓、玄関など、5つのポイントを自由に選べる設計が特徴で、オリジナルの家づくりが可能です。

→セルコホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

トヨタホーム

特徴
トヨタホームは、鉄骨住宅を得意とするトヨタグループのハウスメーカーです。

地震に強い鉄骨構造で、業界でも最高水準の耐震性を実現しています。

特に敷地が狭い都心部に適した3階建て住宅の建築にも対応しています。

おすすめ商品
「シンセシリーズ」がおすすめです。

このシリーズは、鉄骨ラーメン構造を採用し、柱と梁の接合部を強化。標準仕様で耐震等級3をクリアしており、地震に強い住宅を提供しています。

→トヨタホームの間取りや坪単価の解説はこちらのページへ

3LDKの間取りを考える際の失敗例と疑問

3LDKの間取りを考える際には、家族のライフスタイルや将来的な住まい方を見据えることが重要です。

しかし、よくある失敗や疑問点を事前に知っておくことで、理想的な住まいを実現するための参考になります。

エアコンが効きづらい

出典:【IZILOOK】知っておきたい!リビング階段にドアを付けるときの4つの方法

対策
気密性の高い住宅を選ぶことや、リビング階段にドアを設置するなどの工夫が必要です。

子どもに目が届かない

出典:【アイフルホーム 金沢北店・金沢南店】家づくりコラム

問題点
広いLDKを希望するあまり、L字型の間取りにするとキッチンから子どもの様子が見えにくくなることがあります。

来客用の部屋がない

出典:【ホームプロ】和風リフォームの基礎知識

問題点
3LDKでは部屋数が足りず、来客時に対応できないケースがあります。

対策
リビングに小上がりの畳スペースを設けることで、ゲスト用の寝室として活用できます。間仕切りやロールスクリーンを設置すれば、プライバシーも確保できます。

将来の用途を考慮しない

問題点
将来、親との同居を考えていながら部屋の設計が不十分だと、リフォームが必要になりコストがかかることがあります。

対策
例えば、1階に広いファミリークローゼットを作り、将来は親の部屋に転用するなど、柔軟な設計を心がけましょう。

3LDKと4LDK、どちらが良いのか?

家族構成やライフスタイルによって、3LDKと4LDKのどちらが適しているかは異なります。

例えば、荷物が多い家庭や趣味が多い場合には、4LDKで収納部屋を確保することをおすすめします。

一方、広いリビングで家族団らんを楽しみたい場合は、3LDKが適しているでしょう。

3LDKの家を安く建てる方法

3LDKの家を安く建てたい場合、以下の方法があります。

  • 規格型住宅を選ぶ
    建築費を抑えるためには、あらかじめ間取りが決まっている規格型住宅を選ぶのが有効です。ただし、自由な設計はできません。
  • 建売住宅を購入する
    すでに建築済みの建売住宅を購入することで費用を抑えることができます。

まとめ

建築コストやライフスタイルを考慮しながら、間取りやハウスメーカーを慎重に選ぶことが大切です。

平屋や2階建てとの相性も良いため、家族の将来を見据えた住まいづくりを実現してください。

3LDKのメリットとデメリットを簡単にまとめると

メリット
  • 建築費を抑えることができる
  • リビングや部屋を広めにつくれる
  • 趣味や来客用の部屋がつくれる
  • 家事動線がつくりやすい

 

デメリット
  • 来客用の寝室がない
  • 子供が増えたとき部屋が足りない
  • 親世帯との同居には不向き
  • 分譲マンションと比較されやすい
  • 売却するとき4LDKに比べて売れづらい

3LDKの注文住宅にかかる建築費用は、ハウスメーカーや建物の性能などで変動します。

ただ建物本体の建築費だけを比較するのではなく、建物の性能や間取りのバランスも考えコストパフォーマンスの高い家づくりを心がけましょう。

40坪の家だと狭い?二階建て、平屋の間取り例と新築の価格目安

カテゴリー

国土交通省の「住生活基本計画」によると、家族が快適に暮らせる住宅の広さは「25㎡×世帯人数+25㎡」とされています。

フラット35利用者調査(2020年度)でも、注文住宅の平均床面積が124.4㎡(約38坪)とされており、40坪前後の家が多くの家族に適した広さであることがわかります。

今回は40坪の注文住宅を建てるのに必要な予算、人気の間取りなどを解説するので、ぜひ参考にしてください。

40坪の家を建てるのに必要な予算相場は?

注文住宅を建てる際には、「坪単価×家の広さ(坪数)」だけでなく、以下の3つの費用が必要です。

  1. 本体工事価格(建物を建てるための直接費用)
  2. 付帯工事費(地盤改良や引き込み工事、外構工事など建物に付随する費用)
  3. 諸経費(火災保険、登記費用、住宅ローン手数料など)
総費用=「本体工事価格」+「付帯工事費」+「諸経費」

たとえば、坪単価60万円で40坪の家を建てた場合、以下のような総費用が必要です。

坪単価60万円×40坪=2,400万円
付帯工事費 約480万円
諸経費   約240万円
総費用   2,400万+480万+240万=3,120万円

土地を購入する場合は、さらに土地の費用が加算されます。

費用の種類主な内容
本体工事費建物を建てるために直接的に必要な材料や施工費など

・基礎工事
・木工事
・内装
・足場など
付帯工事費建物に付帯(関連)した費用という意味

・地盤改良費
・ガス・水道・電気などの引き込み工事費
・駐車場や塀などの外構工事費のこと
諸経費工事以外でかかる費用という意味

・火災保険
・住宅ローン手数料
・登記費用
・土地購入時の仲介手数料など

初めて家を建てる場合、予算の全体像を把握するのが難しいこともあります。

その際には、LIFULL HOME’Sの「予算シミュレーター」を利用するのがおすすめです。

このツールを使えば、月々の支払額から逆算して必要な予算を把握することができ、理想の家づくりをスムーズに進められます。

では上記を把握した上で、ハウスメーカーの価格帯別に必要な費用相場を確認していきましょう。

ローコスト住宅メーカーの場合

ローコストのハウスメーカーで40坪の家を建てた場合の目安費用は下記となります。

種類本体工事価格総費用の目安
平屋1,800万円2,340万円
部分2階※①1,680万円2,184万円
2階建て1,600万円2,080万円
3階建て1,880万円2,444万円
※①部分2階とは1階20坪・2階10坪のように、2階の床面積が小さい家のことです。

ローコストメーカーでは、坪単価が40~50万円程度で40坪の家を建てることが可能です。

総費用の目安は2,100万円~2,500万円となります。以下に代表的なローコストメーカーを紹介します。

※下記で紹介する以外にも「ローコスト住宅で人気のハウスメーカーは?」のページで色々と解説しているので、興味がある人は参考にしてください。

アキュラホーム

出典:アキュラホーム
社名株式会社アキュラホーム
本社住所東京都新宿区西新宿2-6-1
坪単価45万~60万円
工法木造軸組在来工法
オリコン満足度調査15位(2022年)
ホームページhttps://www.aqura.co.jp/

アキュラホームは、コストパフォーマンスが良い注文住宅を提供するハウスメーカーです。

マイクロソフトはかつて「ローコスト住宅」の先駆けとてきましたが、最近では太陽光システムや全館空調などの省エネ住宅にも開発力を入れています。住宅の提案にも積極的です。

そのため、アキュラホームは現在「ローコスト」というよりも、ミドルコストのハウスメーカーとして認識されようとなっています。

適正価格で高性能住宅を建てたい方には、ぜひおすすめの選択肢です。

アイフルホーム

出典:アイフルホーム
社名株式会社LIXIL住宅研究所 (アイフルホームカンパニー)
本社住所東京都江東区亀戸1-5-7
坪単価40~65万程度
工法木造軸組工法
オリコン満足度調査15位(2022年)
ホームページhttps://www.eyefulhome.jp/

アイフルホームは、日本臨時木造住宅のフランチャイズ制を導入したパイオニアです。

国内には約180の加盟店があり、全国どこでも安定した品質の住宅を提供しています。

また、アイフルホームを運営するのは、住宅設備業界で最も手に優しいLIXILグループです。

同グループには「GLホーム」や「フィアスホーム」などもあって、幅広い選択肢が魅力です。

リーズナブルな価格で安心できる家づくりを考えている方に適したハウスメーカーです。

タマホーム

出典:タマホーム
社名タマホーム株式会社
本社住所東京都港区高輪3丁目22番9号 タマホーム本社ビル
坪単価38万~50万円
工法木造軸組工法
オリコン満足度調査21位(2022年)
ホームページhttps://www.tamahome.jp/

タマホームは、ローコスト住宅の先駆者として知られるハウスメーカーです。

シンプルで良質な住宅を低価格で提供しており、幅広い世代からサポートされています。

注目の商品としては、標準仕様が充実している「大安心の家」があります。

さらに、寒冷地向けには高断熱住宅「大地の家」も人気です。地域の特性や予算に応じて最適な住宅を提案してくれるのが強みです。

特に初めて家を建てる方や、コストを重視したい方におすすめです。

まとめ

これら3社は、それぞれの特徴的な強みを持ったハウスメーカーです。

  • アキュラホーム:高性能で自由度の高い家づくりを適正価格で提供
  • アイフルホーム:フランチャイズ制を活用したコスト効率の良い家づくり
  • タマホーム:ローコスト住宅のパイオニアで、低価格ながら高品質な家づくり

私たちの予算やライフスタイルに合ったメーカーを選び、失敗のない家づくりを目指しましょう。

カタログを取り寄せたり、展示場を訪れることで、より具体的なイメージが湧きやすくなります。

ミドルコスト住宅メーカーの場合

ミドルコストのハウスメーカーで40坪の家を建てた場合の目安費用は下記の通りです。

種類本体工事価格総費用の目安
平屋2,520万円3,276万円
部分2階2,440万円3,172万円
2階建て2,400万円3,120万円
3階建て2,600万円3,380万円

ミドルコストメーカーの平均坪単価は50~70万円程度です。

以下に代表的なメーカーを紹介します。

クレバリーホーム

出典:クレバリーホーム
社名株式会社クレバリーホーム
本社住所千葉県君津市東坂田4丁目3番3号 4階
坪単価50万円~70万円
工法木造軸組工法
オリコン満足度調査12位(2022年)
ホームページhttps://www.cleverlyhome.com/

クレバリーホームは、高級感のある外壁タイルが特徴のハウスメーカーです。

全国にフランチャイズ制を導入しているため、47都道府県すべてで家を建てることが可能です。

2022年3月時点で、全国に154店舗を展開しており、地域密着型のサービスと全国的なものネットワークの両方を持っています。

また、クレバリーホームは「グッドデザイン賞」や「キッズデザイン賞」を複数回受賞しており、デザイン性だけでなく機能性にも優れた家づくりが評価されています。

ヤマダホームズ

出典:ヤマダホームズ
社名株式会社ヤマダホームズ
本社住所群馬県高崎市栄町1番1号
坪単価48万円~70万円
工法木造軸組工法、2×4、2×6、木質系プレハブ
オリコン満足度調査23位(2022年)
ホームページhttps://yamadahomes.jp/

ヤマダホームズは、「暮らしに合わせた住まいのかたち」をテーマに、家族それぞれのライフスタイルに最適な住まいを提案するハウスメーカーであり、長く安心して暮らせる住まいを提供しています。

また省エネ設計や、家電付きのパッケージプランなどが人気です。

ヤマダホームズは、多様な工法を採用しており、木造軸組工法や2×4工法、さらには木質系プレハブにも対応しています。

これにより、自由度の高い設計が可能です。対応できるため、初めて家を建てる方法からリフォームを検討している方まで、多くの人に選ばれています。

トヨタホーム

出典:トヨタホーム
社名トヨタホーム株式会社
本社住所愛知県名古屋市東区泉1丁目 23番 22号
坪単価55万円~80万円
工法鉄骨系プレハブ
オリコン満足度調査11位(2022年)
ホームページhttps://www.toyotahome.co.jp/

トヨタホームは、その名の通り、世界的な自動車メーカーであるトヨタグループが取り扱うハウスメーカーです。

「トヨタクオリティ」を住宅にも反映し、丈夫で高品質な住まいを提供しています。

トヨタホームが求める3つの安心は、以下の通りです。

  1. 建てるときの安心:トヨタグループの技術力を活かした高品質な施工
  2. 建てたあとの安心:長期保証とアフターサポートが充実
  3. トヨタグループの総合力で支え続ける安心:資材調達から施工、アフターメンテナンスまで一貫体制

トヨタホームは、鉄骨系プレハブ工法を採用しており、耐震性や耐久性が非常に高い住宅を実現しています。

戦後の焼け野原をみてトヨタ創業者の豊田喜一郎氏が感じたのは「燃える家ではダメだ」という思い。

それはトヨタホームが今でも掲げている家づくりの原点になっており鉄骨住宅に強いこだわりを持っております。

また、トヨタグループのDNAを活かし、世界基準のモノづくりを住宅にも応用。

デザイン性と機能性を両立した家づくりが特徴です。トヨタホームは、長期的な住み心地や資産価値を重視する方にぴったりの選択肢を考えます。

まとめ

これら3社にはそれぞれの強みがあります。

  • クレバリーホーム:高級感のある外壁タイルと全国対応のフランチャイズシステムが特徴
  • ヤマダホームズ:ヤマダ電機の知恵を相談、家電と住まいを融合させた提案が得意
  • トヨタホーム:トヨタグループの技術力を活かした高品質な鉄骨住宅が魅力

私たちの予算やイメージをする住まいのスタイルに合わせて、それぞれのハウスメーカーを検討してみてください。 まずはカタログを取り寄せ、具体的なところから始めましょう。

大手ハウスメーカーの場合

大手ハウスメーカーで40坪の家を建てた場合の目安費用は下記となります。

種類本体工事価格総費用の目安
平屋3,200万円4,160万円
部分2階3,120万円4,056万円
2階建て3,000万円3,900万円
3階建て3,400万円4,420万円

大手ハウスメーカーでは、坪単価が70~100万円と高めですが、その分ブランド力や高品質な家づくりが特徴です。

三井ホーム

出典:三井ホーム
社名三井ホーム株式会社
本社住所東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル53階
坪単価70万円~100万円
工法2×4、2×6(プレミアム・モノコック構法)
オリコン満足度調査6位(2022年)
ホームページhttps://www.mitsuihome.co.jp/home/

三井ホームは、その名の通り三井グループが展開する高級ハウスメーカーで、特に開業医や弁護士といった高成果層にサポートされています。

三井ホームの特徴は、各分野のプロフェッショナルが連携して住まいを建築デザインするポイントです。

外観から内装、庭のデザインに至るまで、完全オーダーメイドの住まいを実現しています。

また、三井ホームが独自に開発した「プレミアム・モノコック構法」は、従来の2×4工法をさらに進化させたものです。

この工法により、高い耐震性と耐久性を備えた家を建てることができます。

さらに、全館空調システム「スマートブリーズ」を組み合わせた住宅は、高気密・高断熱で快適な室内環境を実現できます。

これらの特徴から、三井ホームは「デザイン性」と「住み心地の良さ」を両立させた高品質な住宅を提供するハウスメーカーとして高い評価を受けています。

三菱地所ホーム

出典:三菱地所ホーム
社名三菱地所ホーム株式会社
本社住所東京都新宿区東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア7階
坪単価70万円~90万円
工法2×4、2×6工法
オリコン満足度調査圏外 ※高評価企業ランクイン
ホームページhttps://www.mitsubishi-home.com/

三菱地所ホームは、日本を代表する三菱地所グループが今後の住宅事業部門で、グループ唯一のハウスメーカーです。

不動産総合デベロッパーとしての経験と実績を踏まえ、個人向けの注文住宅を提供しています。

エアロテックは、一年を通して家全体を快適な温度に置くことができる空調システムで、特に夏の暑さや冬の寒さが厳しい地域でその真価を発揮します。

家のどこにいても温度差を感じにくいため、高齢者や子どもがいる家庭にも安心です。

また、2×4や2×6工法を採用し、耐震性や断熱性能を高めた住宅を提供しています。

その屋根、デザイン性にもこだわり、決められた住宅をご提案してくれるポイントが魅力です。

ただし、営業拠点は2022年時点で関東地方と近畿地方に限定されています。

これらのエリアで家を建てる場合には、非常に頼りになる選択肢ですが、他の地域で検討する場合は注意が必要です。

まとめ

三井ホームと三菱地ホームは、どちらも高品質な住宅を提供するハウスメーカーで、それぞれ得意分野があります。

  • 三井ホーム:デザイン性を重視した完全オーダーメイド住宅が魅力。建築家とデザイナーが連携して、家全体の調和を図った美しい住まいを実現します。
  • 三菱地所ホーム:全館空調システム「エアロテック」を中心に、高気密・高断熱で快適な住まいを提供します。温度差のない快適な環境を求めるご家庭におすすめです。

これから選ぶか、予算や地域性、自分たちが重視したいポイントをよく考えて検討することが大切です。

まずはカタログを取り寄せたり、モデルハウスを見学して具体的なイメージを進めることをおすすめします。

快適な家をつくるための間取り見本

今回は、40坪の家を建てる際のさまざまな間取りパターンを紹介します。

具体的な間取り例とともに、家づくりで注意すべきポイントやアドバイスを詳しく解説します。

事前に十分な情報収集を行うことで、理想の住まいに近づけることができます。

近くに展示場がない場合でも、LIFULL HOME’Sなどのポータルサイトを利用して、気になるハウスメーカーのカタログを取り寄せるのがおすすめです。

無料で取り寄せられるカタログを基に、自分の希望や予算に合った間取りを探してみましょう。

2階建ての間取り例

出典:1200の間取り|住友林業の家
社名住友林業
商品名Forest Selection BF
延床面積129.18㎡(39.06坪)
間取り4LDK

1階と2階の面積がほぼ同じシンプルな構造は、建築コストを抑えられる上、耐震性にも優れています。

この例では、1階に独立した和室を設け、祖父母が泊まれるスペースや客間として活用できます。

また、2階には大型収納があり、荷物の多い家庭でも安心です。

注意点として、玄関が少し狭く感じられる点と、収納が全体的にやや少ない点が挙げられます。

玄関周りに靴やコートを収納できるスペースがあると、さらに便利になるでしょう。

部分2階の間取り例

出典:【SUUMO】【兵庫県×1000万円台×約40坪×間取り図】デザイン、広さ、予算すべてを叶えた理想の実例
社名タツノコホーム
商品名プレスト
延床面積135.80㎡(41.0坪)
間取り5LDK

「部分2階」とは、1階の床面積が広く、2階の床面積が狭い構造のことです。

この例では、1階に広々としたLDKを設け、2階には必要最低限の部屋を配置しています。

リビングを家族の中心にしたい方や、小さなお子さんがいる家庭におすすめです。広い空間が確保されているため、家族全員が快適に過ごせます。

平屋の間取り例

出典:平屋の住まい-パナソニックホームズ
社名パナソニックホームズ
商品名ウチとソトをつなぐ平屋
延床面積128.47㎡(38.86坪)
間取り3LDK

この例では、玄関横に洗面台を設置して帰宅後すぐに手洗いうがいができる工夫や、キッチン横に設けた見守りスペースなど、家事や育児がしやすい動線が特徴です。

また、LDKから繋がるウッドデッキが設置されており、室内と室外のつながりを感じられる点も魅力的です。

庭やウッドデッキでのアウトドアリビングを楽しみたい方におすすめです。

3階建ての間取り例

出典:【SUUMO】忙しい共働き家族にうれしい工夫や収納を随所に。約31坪の敷地を生かしたスタイリッシュな3階建
社名セキスイハイム
商品名デシオ
延床面積136.86㎡(41.4坪)
間取り4LDK

3階建て住宅は、土地が狭い場合でも広い住居面積を確保できるのが利点です。

この間取りでは、1階に祖父母の部屋や水まわりを設置し、2階にLDK、3階に子ども部屋や趣味の部屋を配置しています。

また、階段の移動が増えるため、階段の幅や手すりの設置にも注意しましょう。

ワンポイントアドバイス

1. 事前調査が成功の鍵

間取りを決める際には、実際の展示場に足を運んで空間の広さを体感するのが一番です。近くに展示場がない場合でも、ポータルサイトで取り寄せたカタログを見比べながら、自分たちの暮らしに合った間取りを考えましょう。

2. 優先順位を決める

すべての要望を叶えるのが難しい場合は、家族にとって何が一番大切かを話し合い、優先順位を決めておきましょう。たとえば、LDKの広さ、収納スペースの確保、家事動線の良さなど、家族ごとに異なるポイントを整理しておくとスムーズに進みます。

3. 将来を見据える

子どもが成長した後や老後の暮らしなど、将来を見据えた間取りにすることも大切です。可変性のある部屋や収納の多い家は、長期的に見ても住みやすい家になるでしょう。

おしゃれでカッコいい家の間取り例

これまでは比較的オーソドックスな間取りを中心に紹介してきましたが、今回はおしゃれさやデザイン性、そして独創性にこだわった間取り例を紹介します。

個性を出したい方や、「他とは違う家に住みたい」と考えている方はぜひ参考にしてください。

特におしゃれな家を目指す場合、ハウスメーカー選びが重要です。それぞれ得意分野が異なるため、まずはカタログを取り寄せて、メーカーの特徴や提案力をしっかり比較してみましょう。

ハウスメーカーごとの得意なスタイルやプランを知ることで、理想の住まいづくりがスムーズになります。

近くにモデルハウスがない場合でも、ポータルサイトを利用すれば無料でカタログを取り寄せられるので、ぜひ活用してみてください。

外観がカッコいい回遊動線の家

出典:【SUUMO】【2500~2999万円/収納充実/家事動線】行き止まりのない間取り。ワンフロアでも過ごせる快適ライフ
社名ユニバーサルホーム
商品名ビー・コンフィ
延床面積136.50㎡(41.2坪)
間取り4LDK

この住宅の最大の魅力は、屋根に向かってのびる傾斜外壁という珍しいデザインです。

間取りの工夫としては、共働きの夫婦が家事を楽にするために設計された「回遊動線」です。

玄関の土間収納、近くのファミリークローゼット、キッチンや水回りをつなぐ動線がスムーズで、日常の動きやすさが考慮されています。

2階のトイレの配置も各部屋から独立しており、使いやすい間取りです。

シンプルだけどセンスのよい間取りの家

出典:人気間取りベスト20 on Instagram〜著作権フリーの間取り20選〜|間取り03
社名不明
商品名不明
延床面積132.23㎡(40.0坪)
間取り4LDK+書斎

1階の中心に配置されたファミリークローゼットが特徴的な間取りです。

このクローゼットが目隠しの役割を果たしており、トイレや洗面所への出入りがリビングから見えにくくなっています。

キッチンを中心に回遊できる間取りはよく見かけますが、ファミリークローゼットを中心にした動線設計は珍しく、家事効率の良さが際立っています。

オシャレなR外壁の家

出典:8匹の愛猫たちと共に暮らす、吹き抜け空間に“技あり”の3階建て。|トヨタホーム
社名トヨタホーム
商品名エスパシオEF
延床面積136.76㎡(41.37坪)
間取り5LDK

この住宅の目玉は、曲線を描くR外壁です。

美しいデザインが近所でも目を引き、唯一無二の外観に仕上がっています。

間取りの特徴は、夫婦2人と愛猫8匹が快適に暮らすために設計された動物目線の工夫です。

ただし、1階のトイレの配置や収納スペースの不足が少し気になります。

凛とした佇まいが目を引く平屋の邸宅

出典:【SUUMO】天井高4.6mの開放的な空間、ピアノの音色が響くリュクスな平屋の住まい
社名アーキテックプランニング
商品名classS
延床面積138.09㎡(41.7坪)
間取り3LDK+多目的スペース

天井高4.6mのLDKが最大の特徴です。

大きな窓や開放的な空間設計により、面積以上の広さを感じさせます。

玄関にはシューズクローゼットや物置スペースが設けられ、収納面でも優れています。

LDKには多目的ルームが併設されており、ピアノや趣味のスペースとして活用可能です。

40坪の完全分離二世帯住宅

出典:【SUUMO】標準仕様でこだわりを叶えた充実のメゾネット型二世帯住宅
社名アイ工務店
商品名二世帯住宅
延床面積132.48㎡(40.0坪)
間取り2LDK+小屋裏×2世帯分

完全分離型の二世帯住宅で、左右対称の総二階建ての間取りが特徴です。

ただし、3階部分の小屋裏部屋については、親世帯ではなく子世帯のスペースとして割り当てたほうが良いかもしれません。

高齢者にとって、階段を頻繁に上り下りするのは負担になる可能性があるためです。

間取りで失敗しないための注意点

家づくりを進める際に特に気を付けたいのが間取りです。

ここでは、40坪の家づくりで失敗しやすいポイントを具体的に挙げながら、失敗を防ぐための工夫やアドバイスをご紹介します。

これからマイホームを建てる方は、ぜひ参考にしてください。

間取りで一番後悔しやすいポイントは「収納」

多くの方が注文住宅を建てた後に「収納で失敗した」と後悔しています。

その原因の一つは、実際にモノを収納してみないと、収納スペースの広さや使い勝手をイメージしづらいことです。

具体的な失敗例としては以下のようなものがあります。

  • 玄関近くにコートをかけるような収納スペースもつくっておくべきだった
  • クローゼットの奥行やパイプの高さまで考えなく使いづらい
  • リビングに収納が少なく、子どものおもちゃなどが散らかる
  • キッチンパントリーが小さすぎて使いづらい

これらを防ぐには、「この収納には何を入れるのか」を具体的にイメージしながら設計することが大切です。

特にキッチン周りは家全体で最も収納スペースが必要な場所なので、計画時にはひと回り大きめにしておくことをおすすめします。

洗面脱衣所の広さに注意

出典:ホームランドリー化計画|リンナイ

最近人気の設備として、ガス乾燥機「乾太くん」があります。

このような乾燥機を導入する場合、従来よりも洗面脱衣所を広く設計する必要があります。

これにより、洗面脱衣所が快適に使えるだけでなく、収納や家事スペースも充実させることができます。

乾燥機設置時の注意点

乾燥機を設置する際には専用の設置台を使うことが一般的ですが、高さが問題になることがあります。

特に身長160㎝以下の方には設置台が高すぎて使いづらいという声もあります。

出典:乾太くんをご検討の方へ-リンナイ

この場合、大工さんに相談して造作家具として設置台を作ってもらう方法があります。

出典:乾太くんをご検討の方へ-リンナイ

自分の使いやすい高さで設計してもらうことで、ストレスを軽減できます。

少し追加費用はかかりますが、長く使うことを考えれば満足度は高いでしょう。

リビング階段のデメリットを理解しておく

リビング階段は、デザイン性や開放感があり人気がありますが、注意すべきデメリットもあります。

特に以下の点に気を付けましょう。

  • 熱、音、臭いが階段を通じて2階に伝わりやすい
  • 夜間に来客があった際、子どもが階段を使いづらい
  • 階段の位置が固定されるため、2階の間取りが制約される

こうした問題を軽減するには、リビング階段の上り口に引き戸を設置する方法があります。

これにより、熱や音、臭いの流出を抑えることができます。

また、リビング階段を採用する際は、2階の間取りも含めて慎重に検討することが大切です。

出典:リビング階段に引戸を設けて、暖かリビングに。|LIXILリフォームショップ

営業マンが作成した間取りには要注意

間取りの失敗例としてよくあるのが、「最初に提案された間取りプランから大幅に変更になった」というケースです。

多くの住宅会社では、最初に営業マンが簡単なプラン図を作成します。

こうしたトラブルを防ぐには、家づくりの初期段階で「家づくりアドバイザー」に相談する方法があります。

たとえば、「HOME4U家づくりのとびら」では、無料で家づくりプランを作成してもらえます。事前に作成してもらったプランを基にハウスメーカーと打ち合わせを進めれば、大幅な変更のリスクを減らすことができます。

スケジュールに余裕を持つことが大切

マイホームづくりで失敗や後悔を防ぐためには、十分なスケジュールを確保することも重要です。

以下のようなケースでは、特に注意が必要です。

  • 「子どもが小学校に上がるまでに引っ越したい」
  • 「補助金の申請期限までに契約を完了したい」

こうした理由でスケジュールに追われると、間取りや設備に妥協してしまいがちです。

一般的に、マイホームの計画から完成までは最低でも6か月かかります。

よくある質問

40坪の注文住宅について、多くの人が疑問に感じるポイントをいくつかピックアップしました。

それぞれの質問にわかりやすく回答し、失敗を防ぐための参考になる情報をお伝えします。

40坪以上の家は固定資産税が高いって本当?

出典:気になるマイホームの税金|(株)細田建設

「40坪を超えると税金が高くなる」という話を耳にすることがありますが、これは正確ではありません。

多くの場合、この話は固定資産税に関することだと思われます。

新築住宅には、建物が完成してから一定期間、固定資産税が軽減される措置があります。

ただし、この軽減措置が適用されるのは建物の床面積が120㎡(約36.2坪)までです。

これを超える部分には軽減措置が適用されず、通常の固定資産税が課されます。

具体例で解説します

  • 床面積が160㎡(約48.5坪)の新築住宅を建てた場合
  • 本来の固定資産税額が16万円だとします

軽減措置が適用される120㎡分:
16万円 × 120㎡ ÷ 160㎡ = 12万円
これが2分の1に減額され、6万円になります。

軽減措置が適用されない40㎡分:
16万円 × 40㎡ ÷ 160㎡ = 4万円

結果、軽減措置適用後の固定資産税は 6万円 + 4万円 = 10万円 となります。

軽減措置が終了すれば全体に通常の税金がかかりますが、初期の負担が軽減されるのはありがたいですね。

2階にトイレは必要ですか?

将来的に子どもが巣立って2階を使わなくなる可能性もありますが、逆にご両親との同居などで家族が増える可能性も考えられます。

また、急病時や足腰が弱ったときでも、各階にトイレがあると非常に便利です。

ポイント:リフォーム費用と新築時の費用の違い

  • 新築時に2階トイレを設置する場合、費用は約20~30万円程度
  • 後からリフォームで追加する場合、配管工事や壁の設置などが必要になり、100万円以上かかることも

将来のライフスタイルの変化を考慮すると、新築時に設置しておくのが費用的にもお得です。

断熱玄関ドアって必要ですか?

出典:YKK AP 製品安全への取り組み

最近の高気密・高断熱住宅では、窓の断熱性能に注目が集まっています。

しかし、意外と見落とされがちなのが玄関ドアです。

断熱玄関ドアの価格

  • 断熱性能が高い玄関ドアの価格は、50万~70万円ほどが相場
  • 標準仕様のドアと比べると、かなり高額です

高性能な断熱玄関ドアを導入すれば冷暖房効率が上がり、快適性も向上します。

ただし、コストがかさむため、予算に応じて慎重に選ぶ必要があります。

玄関ドアにこだわりたい方は、性能だけでなくデザインや価格も比較検討することをおすすめします。

まとめ

40坪の注文住宅は間取りの自由度が高い反面、固定資産税や設備選び、間取りの工夫など考えるべきポイントも多くあります。

今回のポイントを整理すると以下のようになります。

  1. 固定資産税は120㎡(36.2坪)を超える部分に通常税率が適用される
    軽減措置期間を利用して初期の負担を軽減できます。
  2. 2階にトイレを設置するか迷ったら、新築時に設置するのがおすすめ
    将来の家族構成の変化を考慮し、リフォーム費用を抑えられるよう計画しましょう。
  3. 断熱玄関ドアは快適性を上げるが高額なので予算と相談する
    冷暖房効率や室内環境を考えつつ、必要性を検討してください。

注文住宅を建てる際は、ハウスメーカーや工務店としっかり話し合い、可能な限り具体的なプランを立てることが重要です。

たくさんの情報を集め、自分たちのライフスタイルに合った家づくりを目指しましょう。失敗を防ぐカギは下調べと事前計画です。

30坪の家の間取り例、広さはどれくらい?平屋と2階建ての価格相場

カテゴリー

住宅ローン「フラット35」利用者調査(2020年度)によると、注文住宅の平均床面積は124.4㎡で、おおよそ38坪にあたります。

この理由の一つには、ウッドショックによる建築資材の高騰が挙げられます。建築費を抑えるために、少しずつ坪数を減らす選択をする方が増えたのです。

ここでは、30坪の家を建てる際の予算相場や、人気の間取りについて解説していきます。

30坪の家を建てるための予算相場

まず、家づくりの費用構成を確認しましょう。

建築費用は一般に「坪単価×坪数」で計算されることが多いですが、これはあくまでも建物本体の価格です。

さらに土地を購入する場合は、別途その費用も考慮する必要があります。

費用の種類と内容

費用の種類主な内容
本体工事費建物を建てるために直接的に必要な材料や施工費など

・基礎工事
・木工事
・内装
・足場など
付帯工事費建物に付帯(関連)した費用という意味

・地盤改良費
・ガス・水道・電気などの引き込み工事費
・駐車場や塀などの外構工事費のこと
諸経費工事以外でかかる費用という意味

・火災保険
・住宅ローン手数料
・登記費用
・土地購入時の仲介手数料など

これらを合わせた総額が、注文住宅を建てる際の総費用となります。

理想のマイホームを実現するためには、ハウスメーカーの選定が非常に重要です。

各メーカーが得意とする分野や価格帯が異なるため、複数のカタログを取り寄せて比較してみるのが良いでしょう。

LIFULL HOME’Sなどのポータルサイトを活用すると、予算別に無料でカタログが取り寄せられるので便利です。

次に、ローコスト住宅、ミドルコスト住宅、大手メーカー住宅に分けて、30坪の家を建てるための目安費用をご紹介します。

ローコスト住宅の場合

ローコストメーカーで30坪の家を建てる場合の目安費用は、次のようになります。

種類本体工事価格総費用の目安
平屋1,410万円1,833万円
部分2階1,350万円1,750万円
2階建て1,290万円1,677万円
3階建て1,500万円1,950万円
※部分2階とは1階20坪・2階10坪のように、2階の床面積が小さい家のことです。

最も坪単価が安いのは2階建て住宅で、安価なメーカーを選べば1,600万円台で家を建てることもできます。

 
※坪単価で考えた場合、平屋の方が2階建てよりも高くなります。詳しくは「平屋はローコストでも建てられる?間取りの成功例とデメリットについて」で解説しているので参考にしてください。

代表的なローコスト住宅メーカーをご紹介します。

アキュラホーム

出典:アキュラホーム
社名株式会社アキュラホーム
本社住所東京都新宿区西新宿2-6-1
坪単価45万~60万円
工法木造軸組在来工法
オリコン満足度調査15位(2022年)
ホームページhttps://www.aqura.co.jp/

過去の膨大な住宅データをもとに、材料費や人件費の効率化を図り、適正価格での住宅提供を実現しています。

さらに、国内最大規模の工務店ネットワーク「ジャーブネット」により、部材の大量仕入れが可能になり、中間マージンの削減も進めています。

このネットワークを通じて、高品質な注文住宅をリーズナブルな価格で提供することが可能です。

→ アキュラホームの間取りや坪単価の詳細はこちらをご覧ください

タマホーム

出典:来て見て実感!「ハッピーホーム・フェア」来場予約受付中【タマホーム】
社名タマホーム株式会社
本社住所東京都港区高輪3丁目22番9号 タマホーム本社ビル
坪単価38~50万程度
工法木造軸組在来工法
オリコン満足度調査21位(2022年)
ホームページhttp://www.tamahome.jp/

品質に優れた住宅を低価格で提供しており、特に「大安心の家」は、標準仕様が充実した人気の商品です。

さらに、「大安心の家プレミアム」や、仕様を抑えた「木麗な家」など、さまざまなニーズに合わせた商品ラインナップを展開しています。

タマホームの間取りや坪単価の詳細はこちらをご覧ください

レオハウス

出典:富山店の住宅展示場・イベント情報|【レオハウス】
社名株式会社ヤマダホームズ/レオハウス
本社住所群馬県高崎市栄町1-1
坪単価35万~50万円
工法木造軸組在来工法
オリコン満足度調査19位(2022年)
ホームページhttps://www.leohouse.jp/ 

レオハウスは、ヤマダ電機グループに属し、ローコストでありながら自由なプランニングが特徴です。

施主の希望に合わせて標準仕様にプラスアルファのこだわりを加えられる「CoCo」が人気の商品で、他にも「ricca」や災害に強い「NEXIS」などの住宅商品があります。

→ レオハウスの間取りや坪単価の詳細はこちらをご覧ください

以上のメーカーは、それぞれ異なる特長を持ち、リーズナブルでありながら、品質や機能性の高い住宅を提供しています。

住宅選びの際には、自分たちの希望にあった価格帯や仕様がそろうか、複数社のカタログを取り寄せてじっくり検討することをおすすめします。

ミドルコスト住宅の場合

種類本体工事価格総費用の目安
平屋1,950万円2,535万円
部分2階1,890万円2,457万円
2階建て1,860万円2,418万円
3階建て2,010万円2,613万円

ミドルコストとされるハウスメーカーの平均坪単価は50~70万円です。

この価格帯のハウスメーカーは、質と価格のバランスが取れた商品を提供しているため、初めてのマイホーム購入者からも人気があります。

今回は、ミドルコスト帯で全国展開している代表的なハウスメーカーを3社ご紹介いたします。

また、地域密着型の工務店や住宅会社も同様の価格帯で提供していることが多いため、地元の工務店も選択肢に入れて比較検討すると、理想に近い家が見つけやすくなります。

桧家住宅

出典:小平展示場|桧家住宅|注文住宅・ハウスメーカー
社名株式会社 桧家住宅
本社住所東京都文京区後楽1-4-14 後楽森ビル12F
坪単価50万円~60万円
工法木造軸組在来工法
オリコン満足度調査18位(2022年)
ホームページhttps://www.hinokiya.jp/z/ 

桧家住宅は、フランチャイズを通して全国各地の工務店と提携しており、地域密着型のサポートを提供しています。

Z空調は特許も取得しており、100万円前後のオプション費がかかる場合がありますが、無料キャンペーンを実施していることもありますので、確認しておくと良いでしょう。

→ 桧家住宅の間取りや坪単価について詳しくはこちら

ユニバーサルホーム

出典:会津店のモデルハウス|注文住宅のユニバーサルホーム
社名株式会社ユニバーサルホーム
本社住所東京都中央区八丁堀二丁目7番1号 八丁堀サンケイビル5階
坪単価50万円~70万円
工法木造軸組在来工法
オリコン満足度調査14位(2022年)
ホームページhttps://www.universalhome.co.jp/ 

地熱床システムは、地熱を利用して床暖房を提供するシステムで、快適な床温度を保ちながら省エネ効果も期待できます。

さらに、ALC外壁材は耐火性・耐久性が高く、この坪単価でこれらの仕様が標準で備わっているのは非常に魅力的です。他社にはない特徴的なシステムを検討される方におすすめです。

→ ユニバーサルホームの間取りや坪単価について詳しくはこちら

GLホーム

出典:外観デザイン別 実例集|GLホーム
社名株式会社LIXIL住宅研究所
本社住所東京都江東区亀戸1丁目5番7号 錦糸町プライムタワー
坪単価55万円~70万円
工法2✕4、2✕6工法
オリコン満足度調査圏外
ホームページhttps://www.glhome.lixil-jk.co.jp/index.html 

GLホームは、LIXILグループに属するフランチャイズ系住宅会社で、アメリカンスタイルやスペイン風のスパニッシュスタイルなど、デザイン性の高い輸入住宅を得意としています。

一般的に輸入住宅は割高になりがちですが、GLホームは比較的手が届きやすい価格帯でデザイン性の高い住宅を提供しており、インテリアや外観にこだわりたい方にはおすすめのメーカーです。

→ GLホームの間取りや坪単価について詳しくはこちら

大手ハウスメーカーの場合

種類本体工事価格総費用の目安
平屋2,550万円3,315万円
部分2階2,460万円3,198万円
2階建て2,400万円3,120万円
3階建て2,700万円3,510万円

大手ハウスメーカーの平均坪単価は、およそ70~100万円とされています。

この価格帯の代表的なハウスメーカーには、積水ハウスやダイワハウスといった、テレビCMなどでもよく目にする企業が含まれます。

大手メーカーは、そのブランド力や先進技術、高品質な素材などにより、信頼性が高く、資産価値も維持されやすいのが特徴です。ここでは、代表的な大手ハウスメーカー3社を紹介します。

積水ハウス

出典:モデルハウス|わらび住宅公園/戸建て|埼玉総合住宅展示場ナビ
社名積水ハウス株式会社
本社住所大阪府大阪市北区大淀中一丁目1番88号 梅田スカイビルタワーイースト
坪単価75万円~100万円
工法ダイナミックフレームシステム(鉄骨造)
オリコン満足度調査3位(2022年)
ホームページhttps://www.sekisuihouse.co.jp/ 

積水ハウスは、日本を代表するハウスメーカーの一つで、多彩な建築構造が魅力です。

木造、軽量鉄骨、重量鉄骨と、ニーズに応じた様々な構造の住宅を提供しています。

積水ハウスが開発した「ダインコンクリート」は「最強の外壁材」と評され、耐久性や耐火性、メンテナンス性に優れています。

この外壁材を目当てに積水ハウスを選ぶ施主も少なくありません。

初期建築費用は高めですが、メンテナンスコストを抑えられることから、長期的にはコストパフォーマンスが良いとされています。

積水ハウスの間取りや坪単価について詳しくはこちら

一条工務店

出典:一条工務店|太田会場|総合住宅手展示場 TBSハウジング
社名株式会社一条工務店
本社住所東京都江東区木場5-10-10
坪単価65~80万円
工法木造軸組、木造枠組壁工法
オリコン満足度調査5位(2022年)
ホームページhttps://www.ichijo.co.jp/

一条工務店は、高気密・高断熱の住宅づくりで長年の実績があり、特に「i-smart」「i-cube」シリーズが人気を博しています。

デザイン性と快適性を兼ね備えた住宅シリーズで、エネルギー効率も優れていることから、多くの施主に選ばれています。

業界トップクラスの断熱性能を誇りながらも、大手メーカーと比べて坪単価が安価であるため、コストを抑えつつ快適な住環境を実現できるでしょう。

一条工務店の間取りや坪単価について詳しくはこちら

セキスイハイム

出典:セキスイハイム九州株式会社|モデルハウス紹介|KKT合志総合住宅展示場
社名積水化学工業株式会社
本社住所大阪府大阪市北区西天満2丁目4番4号 堂島関電ビル
坪単価70万円~90万円
工法鉄骨ユニット工法、木造2×6工法
オリコン満足度調査8位(2022年)
ホームページhttp://www.sekisuiheim.com/

セキスイハイムは、ユニット工法による住宅建設で知られています。

工場であらかじめ生産されたユニットを現場で組み立てるため、安定した品質が期待でき、工期の短縮も可能です。

この工法により、従来の建築方法に比べて建物の精度が高く、効率よく高品質な住宅を提供できます。

光熱費の削減を重視したい方には、太陽光発電やZEH対応のセキスイハイムの住宅がぴったりでしょう。

→ セキスイハイムの間取りや坪単価について詳しくはこちら

快適な家をつくるための間取り見本

同じ30坪の広さでも、一般的な2階建てだけでなく、平屋や3階建てなど多様なスタイルがあります。

ここでは、タイプ別に一般的な30坪の間取り例を紹介しますので、自分たちの理想とするマイホーム像と照らし合わせながら、必要な家の広さやタイプを検討してみてください。

空間を広く感じるか、あるいは狭く感じるかは設計や間取りに左右されるため、後悔しない家づくりには、カタログや間取りを比較したり、実際の展示場で体感することが大切です。

また、近隣に展示場がない場合は、LIFULL HOME’Sのようなポータルサイトを利用すると、無料でカタログを取り寄せることができます。

カタログを複数取り寄せ、予算や希望に応じて比較することが、家づくりの失敗を防ぐ第一歩です。

2階建ての間取り例

出典:【公式】ZERO-CUBE|LIFE LABEL
社名ゼロキューブ
商品名ゼロキューブ+FUN
延床面積98.53㎡(29.80坪)
間取り3LDK

近年、最も一般的な形として多いのが、1階と2階の床面積がほぼ同じ広さの2階建て住宅です。

こちらのゼロキューブの商品は規格住宅で、基本の間取りに必要な機能がコンパクトに詰め込まれています。

さらに必要に応じて部屋を増築できる設計なので、ライフスタイルの変化に合わせた住まい方が可能です。

部分2階の間取り例

出典:【SUUMO】【1000万円台/30坪台/間取り図】吹き抜けの大空間でも暖かい、カジュアルで住み心地の良いアメリカンハウス
社名アエラホーム
商品名プレスト
延床面積103.51㎡(31.3坪)
間取り3LDK

1階と2階の床面積が同じ建物を「総二階」といいますが、こちらのように1階の床面積が広い建物を「部分二階」と呼びます。

夫婦の主寝室を1階に配置したいと希望する場合も、部分二階にすることで間取りに柔軟性が生まれます。

こちらの間取りでは、生活空間を1階に集中させることで、ゆとりのあるLDKが確保されており、使い勝手の良い設計です。

平屋の間取り例

出典:仲良し5人家族の元気と笑顔がはじける、赤い屋根の可愛い平屋|【レオハウス】
社名レオハウス
商品名レオハウスの平屋
延床面積99.37㎡(30.0坪)
間取り4LDK

30坪の平屋を希望する場合は、敷地の広さが70坪以上あると理想的です。

平屋住宅のメリットは、同じフロアにすべての生活スペースがまとまっているため、家族との繋がりを感じやすくなる点です。

また、将来的に子どもが巣立った際には部屋を趣味スペースとして使ったり、親との同居にも向いている構造です。

30坪の平屋ならば、4LDKのゆとりある間取りも実現できます。

3階建ての間取り例

出典:【SUUMO】【2000万円台/敷地面積19.2坪/間取り図有】収納も家事動線も想像以上。アイデアいっぱいの都市型3階建住宅
社名ウィザースホーム
商品名3LDK+畳コーナー
延床面積99.26㎡(30.0坪)
間取り4LDK

3階建て住宅の場合、1階に浴室や洗面所などの水回り、2階をLDK、3階を居室という配置が一般的です。

特に都市部の土地が限られるエリアではこのスタイルが重宝されます。

1階部分に広いLDKを確保しづらい場合でも、階層を分けることで生活動線が確保でき、より使い勝手の良い空間が生まれます。

おしゃれでカッコいい家の間取り例

ここまで、比較的オーソドックスな間取り例をご紹介してきましたが、ここからはおしゃれでカッコいい間取り例をご紹介します。

理想のマイホーム像に近いデザインや間取りがないか、ぜひチェックしてみてください。

もしも理想像がまだ具体的でない場合は、地域のハウスメーカーや工務店のカタログを取り寄せてみましょう。

金額別に入手可能なため、自分たちの予算に合うものを気軽に比較できます。

なお、取り寄せる際は、実際の予算よりも「低い」または「高い」価格帯のカタログも確認しておくのがおすすめです。

マイホームで後悔しないためには、しっかりと複数のハウスメーカーや工務店を比較しておくことが大切だからです。

西海岸スタイルのカッコいい家

出典:【SUUMO】【北欧/輸入住宅/31.8坪】本格北欧テイスト×西海岸スタイルでつくる、世界に一つだけの我が家
社名スウェーデンハウス
商品名ミューク
延床面積105.44㎡(31.8坪)
間取り2LDK+畳スペース

1階はLDKを広く確保するため、浴室や洗面所を2階に設けています。

玄関からはシューズインクローゼットを通り抜けて、パントリーからキッチンへアクセスできる回遊動線が取り入れられ、家事効率もしっかり考えられた設計です。

スウェーデンハウスならではの美しい輸入住宅の外観も見どころです。

外観が美しい家

出典:【SUUMO】【約30坪/間取り図有/狭小地】限られた土地を最大限に活用 LDKとテラスに空間の連続性を持たせた家
社名住友林業
商品名不明
延床面積101.44㎡(30.6坪)
間取り3LDK+小屋裏収納

30坪ほどの建物で、この外観の美しさには驚きです。

アール形状のファサードが奥行きを生み出し、個性的な印象を与えています。

このような曲線的なデザインは大型の住宅で見られることが多い中、30坪の住宅でここまで美しいアール形状の外観は珍しいです。

シンプルながらもセンスを感じさせる設計で、空間を無駄なく活かした間取りとなっています。

景観を楽しむ家

出典:【SUUMO】【約30坪/間取り図有/吹抜】大きな窓の向こうに広がる空と海 休日は愛犬と一緒にくつろぎの時を
社名住友林業
商品名不明
延床面積91.49㎡(27.6坪)
間取り2LDK+畳コーナー

この家では景観を楽しむために、あえて2階に浴室を設置しています。

間取りを見る限り、夫婦とペットが暮らす住まいのようです。

お子さんがいる場合、子ども部屋が必要になるため、このような贅沢な間取りは難しいかもしれません。

LDKには景色を最大限に楽しめる特注のコーナー窓が設置され、寝室からも絶景を堪能できるような間取り配置になっています。

中庭のあるおしゃれな平屋

出典:平屋モデルハウス「中庭のある家」見学会を開催します!|株式会社 大原工務店
社名大原工務店
商品名シンフォニー
延床面積94.81㎡(28.7坪)
間取り3LDK+畳コーナー

平屋住宅を建てる多くの施主が広めの庭や中庭を希望する傾向があります。

しかし広めの庭や中庭を実現するためには、広い敷地が必要で、建物面積も大きくなりがちです。

こちらの平屋は、30坪ほどの建物でも立派な中庭を確保している好例です。

中庭に接してお風呂や洗面室を配置するのが一般的ですが、こちらの物件では動線に工夫を加え、中庭のスペースをしっかり確保しています。

間取りで失敗しないための注意点

このブロックでは、30坪の家づくりでよくある失敗や、注意すべきポイントについて詳しくご紹介します。

家づくりで後悔しないための参考にしていただければと思います。

奥行きが狭い横長の間取り

出典:間口とは?狭くても理想の家は建てられる?|【SUUMO】
※左の画像はサイトから、右は参考に自作しました

間口が狭く奥行きのある土地は、駐車場の確保が難しく、間取りの制約が多くなってしまうからです。

また、土地の奥行きにも注意が必要です。建物をゆとりある広さにするには、奥行きが最低でも9メートルは欲しいところです。

奥行き9メートルあれば、隣家との距離を1.5メートル確保したとしても、建物部分の奥行きを約5.5メートル確保できます。

しかし、奥行きが8メートル程度だと建物部分の奥行きは4.5メートルほどに狭まるため、間取りの配置がかなり難しくなります。

このような間取りの制約は、横長の土地、縦長の土地どちらにも共通する問題ですので、土地選びの段階で注意が必要です。

ローコスト住宅での吹き抜けに注意

出典:間取りギャラリー「31~35坪」の投稿一覧|シティハウス産業株式会社

吹き抜けのある間取りはおしゃれですが、冷暖房の効率を考えると注意が必要です。

高気密・高断熱の住宅であれば、吹き抜けやリビング階段があっても冷暖房効率を損ないませんが、ローコスト住宅では気密性が低めのケースも多く見られます。

気密性が低い家では、吹き抜け部分から冷暖房の空気が逃げやすく、冷暖房効率が悪くなりがちです。

吹き抜けを取り入れる際には、住宅の気密性能も十分に確認しておきましょう。

動線が悪いランドリールームの配置

出典:【SUUMO】【平屋住宅】【1500~2000万円】【間取り図有】将来を見据えた平屋住宅。決め手は住宅性能とデザイン

家事動線の悪さも、間取りでよくある失敗です。

特にランドリールームを希望される方は、間取り全体のバランスを考慮して配置しましょう。

動線を意識していない間取りは、建物全体の使い勝手を悪くする原因にもなります。

ランドリールームや浴室などの水回りは、なるべく短い移動距離で行き来できる位置に配置するのが理想です。

よくある質問

30坪の注文住宅に関して、今回紹介しきれなかった部分や、インターネットでよく質問されている内容をまとめてみました。

吹き抜けは床面積に入るの?

これは容積率に関係し、家の大きさを決める際に大事な要素です。

ただし、建築費に関しては吹き抜け部分にも費用がかかります。

多くの住宅会社では、吹き抜け部分も床があると仮定して坪単価に含めるケースが一般的です。

床があるのと同じ金額がかかることもあれば、住宅会社によっては坪単価の2分の1で計算することもあります。

リビング部分の上部8畳分を吹き抜けにした場合、まるまる床面積と同等の坪単価が発生するのであれば坪単価×4坪になります。

坪単価70万円だとするなら、280万円の費用がかかります。もし2分の1で計算する住宅会社であれば半分の140万円で済みます。

この差は大きいので、建物の請負契約をする前にしっかりと確認しておきましょう。

30坪の家を建てるには30坪の土地が必要?

土地には建ぺい率と容積率があり、30坪の家を建てる場合でも必ずしも30坪の土地が必要というわけではありません。

多くの土地は建ぺい率が60%で、容積率が200%と設定されています。そのため、30坪の2階建て住宅を建てるなら、土地の広さは約25坪ほどあれば可能です。

25坪×60%=15坪

1階15坪、2階15坪で合わせて30坪の家を建てることができます。

一般的には、30坪の家には30~35坪程度の土地が適しているでしょう。

ちなみに50坪の土地であれば、建ぺい率60%と80%の違いは以下のようになります。

3人家族に最適な家の広さは?

国土交通省の「住生活基本計画」によると、理想的な住宅の広さは一人あたり約25㎡が基準とされています。

この基準で3人家族の場合、計算式は「25㎡×3人+25㎡」となり、合計で100㎡(約30坪)が適した広さになります。

ちなみに4人家族だと125㎡なので、家の大きさは37.81坪くらいが理想の広さです。

30坪の家で失敗しないためのポイント

30坪程度の限られた広さでは、すべての希望を叶えるのは難しいことが多いです。

例えば、LDKの広さを重視するのか、動線を重視するのか、または収納スペースを多く確保したいのかなど、家族でしっかりと話し合ってみましょう。

まとめ

今回は、30坪の注文住宅における間取りの注意点や、よくある質問について詳しく解説しました。

同じ30坪の家でも、建てるハウスメーカーや工務店によっては1,000万円以上の価格差が出ることもあります。

家づくりで後悔しないためにも、カタログを見比べてできるだけ多くの情報を集め、慎重に検討することが大切です。

たとえばスキップフロアやランドリースペース、書斎などの要望がある場合、家の形が複雑になる分だけ建築費が高くなる傾向にあります。

どうしても譲れないこだわりがある場合は、その部分を得意とするハウスメーカーや工務店を探すと、効率的に希望を叶えられるでしょう。

注文住宅5000万円台の間取り例と人気ハウスメーカー比較!土地抜き・込みでの違い

カテゴリー

注文住宅を建てる際、建築費や諸経費を含めた総予算が最も気になるポイントではないでしょうか。

今回は5,000万円台(5,000~5,999万円)の予算で建てる注文住宅について、注意点やコストを抑えるポイントを詳しく解説します。

豪華な家を建てられる一方で、余裕のある予算だからこそ、慎重に計画しなければ不要な設備まで購入してしまい、後悔することにもなりかねません。

ここでは5,000万円台の家づくりのポイントや間取りの注意点を見ていきましょう。

予算5000万円台で家を建てる際の費用と内訳

注文住宅の価格は主に以下の3項目で構成されています。

  • 建物本体工事費:柱や梁などの大工工事、屋根や基礎の躯体工事、オプション費用など
  • 付帯工事費:上下水道や電気・ガスの引き込み工事、駐車場のアスファルト舗装など
  • その他諸費用:住宅ローンの諸費用、火災保険や地震保険、登記費用など

※My House Paletteより画像引用

また、これらの項目について詳しくは「注文住宅2000万円台」で解説しているので、参考にしてください。

設計料に注意

大手ハウスメーカーでは通常、建物本体工事費に設計料が含まれています。

しかし、邸宅シリーズのように大きな家になると、ハウスメーカー専属のデザインチームや外部の建築家に設計を依頼することがあります。

こうした場合は設計料が別途かかる点に注意が必要です。

例えば、外部の建築家へ依頼する場合、設計料は本体工事費の10%程度が相場です。

建築費の内訳例(2階建ての場合)

坪単価80万円のハウスメーカーで50坪の家を建てると仮定した場合、工事費の総額は次のようになります。

建物本体工事費 50坪×80万円(坪単価)=4,000万円
付帯工事費用  800万円
その他諸費用  400万円
合計      5,200万円

各ハウスメーカーの坪単価の目安については、「ハウスメーカーの坪単価ランキング」を参考にしてください。

平屋の建築費は?

同じ50坪の家であっても、平屋と2階建てでは建築費に違いが出ます。

具体的に見てみましょう。

建物本体工事費 50坪×88万円(坪単価)=4,400万円
付帯工事費用  880万円
その他諸費用  440万円
合計      5,720万円

この例では、消費税まで含めると平屋は予算5,000万円台に収まらない可能性が高いです。

平屋が割高になる理由としては、基礎や屋根面積が広くなることが挙げられます。

そのため、平屋で50坪の建物を建てる場合、グレードを下げるか規模を縮小しないと予算オーバーになりやすいので注意が必要です。

出典:無添加あいの家

坪単価は建物が大きくなるほど安くなる

同じハウスメーカーで「30坪の家」と「50坪の家」を建てる場合、坪単価には差が出ます。

建物が大きくなると坪単価が安くなる理由は、お風呂やシステムキッチンなど、住宅設備は坪数に関係なく同じく1か所分だけだからです。

水まわりの設備は建築費用の負担割合が大きいため、30坪よりも50坪の方が建物1坪あたりの単価が割安になります。

こうした理由から、坪単価がもとから安いハウスメーカーを選ぶと、予算内でより広い家を建てることができる可能性が高まります。

5,000万円台の注文住宅では、選ぶハウスメーカーや建物の設計次第で建築費に大きな幅が出るため、しっかりと計画しながら進めていくことが大切です。

5000万円台の家の間取り例(平屋・2階建て)

5,000万円~5,999万円の予算がある場合、50坪を超える家を検討する方が多いでしょう。

ローコスト住宅であれば80坪を超えるような大規模住宅も可能ですし、二世帯住宅や三階建て住宅も選択肢に含まれます。

ここでは、坪数ごとに異なる間取り例と、その特徴や注意点について詳しく解説します。

ハウスメーカーが提供する無料カタログを活用し、さまざまな間取りを見比べるのがおすすめです。

LIFULL HOME’Sなどのポータルサイトでは、予算に合わせたカタログが無料で取り寄せられるので、上手に活用してみましょう。

50坪~60坪の二階建て

出典:トヨタホーム 
ハウスメーカートヨタホーム
延床面積173.89㎡(52.6坪)
1階床面積98.17㎡(29.7坪)
2階床面積75.72㎡(22.9坪)

1階には約30坪の広々としたLDKがあり、水まわりもこの階に集約されています。

玄関近くにファミリークローゼットが設けられており、帰宅後すぐに上着を脱いで収納できるのでウイルス対策にも役立つでしょう。

トヨタホームのユニット工法ならではの開放的な空間も魅力です。

階段を家の中心に配置することで廊下を最小限に抑え、部屋の配置も効率的になっています。

ただし、リビングの西側にある収納スペースはやや過剰かもしれません。

50坪~60坪の平屋

出典:SUUMO
ハウスメーカー積水ハウス
延床面積167.75㎡(50.7坪)

この平屋はH型の間取りを採用し、土地の広さを最大限に活かしています。

特に、広い日本庭園を中心にして家の南北両方に庭を配置し、リビングから景観を楽しめるように設計されています。

間取りで気になる点を挙げるとすれば、主寝室とバスルームが隣接している点です。

ただし、積水ハウスの施工であれば防音対策は万全と考えられます。

このような高品質な施工を期待できる大手メーカーではありますが、真似をする際は適切な土地と予算を確保することが大切です。

60坪以上の二階建て

出典:住友林業の家
ハウスメーカー住友林業
延床面積210.05㎡(63.53坪)
1階床面積109.65㎡(33.16坪)
2階床面積100.40㎡(30.37坪)

道路側からの視線を考慮し、1階部分を奥に配置、ウッドデッキや木調の格子で視界を遮っています。

2階にも余分なホールが設けられているため、スペースを有効活用できたかどうかは再検討の余地があります。

60坪以上の平屋

出典:ダイワハウス
ハウスメーカーダイワハウス
延床面積204.66㎡

重厚感のある寄棟のいぶし瓦屋根が特徴的で、建物全体が日本庭園と芝生庭に囲まれています。

リビングからも和室からも庭が望め、二間続きの和室は親戚が集まる際に便利な設計です。

キッチンから見た場合、収納スペースがやや不足しているように感じますが、これは景観を優先した結果と言えそうです。

高齢者が同居する場合は、建物へのアクセスをスロープにするなどの工夫も考慮した方が良いでしょう。

二世帯住宅

出典:SUUMO
ハウスメーカーアエラホーム
延床面積203.64㎡(61.6坪)
1階床面積不明
2階床面積不明

1階は親世帯、2階が子世帯の完全分離型の間取りです。

親世帯には広々としたLDKもあり、ゆったりと過ごせる設計です。

ただし、寝室とトイレが離れているため、高齢の方にはやや不便かもしれません。

子世帯には小屋裏収納があり、LDKを広々と確保できる設計になっています。

1階と2階にそれぞれ階段があるため、気密性が心配ですが、設計段階での配慮が重要です。

三階建て住宅

出典:旭化成ヘーベルハウス
ハウスメーカー旭化成ヘーベルハウス
延床面積208.83㎡(63.1坪)
1階床面積74.98㎡(22.68坪)
2階床面積68.88㎡(20.83坪)
3階床面積64.97㎡(19.65坪)

ヘーベルハウスの三階建てで二世帯住宅の間取りです。

1階と3階にそれぞれLDKが配置され、2階は共有のランドリールームとして使用されています。

子どもが成長しても2階を活用できるように、将来的な間取りの変化も考えられた設計になっています。

断熱材の厚みを増やすなど、防音対策を検討した方が良いでしょう。

建築費用を抑えるためのポイントは?

建築費が高いからといって必ずしも良い家が建つわけではありません。

注文住宅には、試行錯誤によってコストを抑える自由があるため、予算に応じた工夫で理想的な家づくりが可能です。

ここでは、建築費用を抑えるためのポイントについて詳しく解説していきます。

建築事務所に相談する

大手ハウスメーカーの坪単価には、テレビCMや展示場の維持費、従業員の人件費などが含まれています。

仮に坪単価に10万円ほどの広告費や人件費が上乗せされているとすれば、50坪など大きな家を建てる場合、その分だけ施主側の負担も増えます。

そのような場合、建築士の設計料を支払ってでも建築事務所や地元工務店に依頼することで、結果的に建築費を抑えられる可能性があります。

大手ハウスメーカーだけに相談するのではなく、地元工務店や建築事務所にも見積もりを依頼してみるのがおすすめです。

不必要なスペースを作らない

家が大きくなると、つい不要なスペースを作りがちです。

住宅会社の営業担当者も、少しでも魅力的な間取りに見せるため、施主が特に希望していない設備やデザインを追加して提案することがあります。

例えば、以下のような提案があるでしょう。

  • 玄関部分の吹き抜け
  • スキップフロアとその下の収納
  • 回遊動線の間取りで家事効率を高める設計
  • ランドリースペースや家事室の追加
  • ゲストルームの設置

これらの設備や間取りは、生活を便利にしてくれる一方で建築費が増加する要因にもなります。

追加で提案された設備は、最初のプランから外れていることが多いため、必要かどうか慎重に検討し、削れる部分は節約しましょう。

土地の予算を抑える

建築費全体を抑えるためにまず考えたいのが、土地購入にかかる費用の削減です。

大きな家を建てるには当然広い土地が必要ですが、希望のエリア内で広大な土地を購入することは費用がかさみがちです。

例えば、2階建てで計画していた家を3階建てに変更すると、より小さな敷地でも同じ居住面積を確保できます。

3階建てにすることで建築費がやや高くなる可能性はありますが、土地購入費を大幅に抑えられるため、総予算を減らせる可能性が高くなります。

メンテナンス費用を抑える

建築時だけでなく、住み始めてからのメンテナンス費用を抑えるための工夫も、長期的には重要です。

特に、面積が大きい家の場合、屋根や外壁の塗り替え費用が高額になることがあります。

例えば、再塗装の必要が少ないタイル外壁を採用することや、陸屋根のように葺き替えや再塗装が不要な屋根にしておくことで、将来的なメンテナンス費用を大幅に抑えられます。

また、長寿命の建材を選ぶことで、維持費の低減を目指すことも検討しましょう。

初期の建築費用はやや高くなりますが、将来の出費を見据えた計画を立てることで、トータルコストを抑えることができるでしょう。

5000万円台で注文住宅が可能なハウスメーカー

5,000万円台の予算があると、大手を含むほぼすべてのハウスメーカーで理想のマイホームが現実になります。

積水ハウスやダイワハウスなどの大手のほか、建築費が高いことで知られるヘーベルハウスや三井ホームといった高級ハウスメーカーも選択肢に入ります。

もし100万円を超える場合は、建物の大きさや仕様を調整するなどで予算に合わせる工夫が必要です。

まずは、各メーカーのカタログを取り寄せ、理想の住まいに近い間取りや仕様を見比べてみましょう。

積水ハウス

日本を代表する大手ハウスメーカーであり、知名度・実績共に業界トップです。

個人住宅としては軽量鉄骨が主力ですが、木造住宅や重量鉄骨の商品も提供しているため、好みや土地の条件に応じた構造を選ぶことが可能です。

積水ハウスの強み

5,000万円あれば、積水ハウスで40坪~45坪の家を建てられるでしょう。

最近は3~4人家族で35~40坪の家が主流ですので、広さを抑えて高い性能やデザイン性にこだわるのも一つの方法です。

積水ハウスの弱み

気密性や断熱性がやや劣ると指摘されることがあり、高断熱・高気密仕様を求める場合はオプション追加で性能を高めることも検討したいです。

ZEH仕様を取り入れれば、40坪程度の高性能住宅が可能です。

積水ハウス公式サイト

ダイワハウス

ダイワハウスは日本で初めてプレハブ住宅を導入したハウスメーカーとして知られ、鉄骨住宅が主力です。

軽量鉄骨がメインですが、木造住宅や重量鉄骨も展開しています。

ダイワハウスの強み

天井が高い空間設計が特徴で、標準仕様で2m72㎝の天井高を確保しています。

また、店舗併用住宅や賃貸併用住宅に強いのも特長で、土地探しからローンまでサポートしてくれます。

ダイワハウスの弱み

軽量鉄骨が主力であることから、気密性や断熱性にやや不安がある点です。

ダイワハウス公式サイト

住友林業

木造住宅で長年1位のシェアを誇り、国内外で豊富な森林資源を持つため、多様な樹種が選べるのが特徴です。

住友林業の強み

大空間・大開口を実現する「ビッグフレーム構法」が採用され、間取りの自由度が高いです。

また、木材に強みがあり、多様な樹種から選べるため、こだわりの素材で家づくりをしたい方にはおすすめです。

住友林業の弱み

建築費が高額なことと、間取り作成が有料である点です。

一般的には無料で提供されることの多い間取り作成が5万円の費用を要するため、慎重に比較検討する際にはハードルになるかもしれません。

住友林業公式サイト

三菱地所ホーム

三菱地所ホームは木造の「ツーバイネクスト構法」と木造+鉄骨の「フラットマスティンバー構法」の2つを展開。

全館空調システム「エアロテック」が標準仕様で導入されており、部屋ごとに温度設定が可能です。

三菱地所ホームの強み

全館空調「エアロテック」により、家全体の温度をコントロールでき、冷暖房費も削減できます。

また、狭小地や変形地での家づくりが得意で、設計力が高く、さまざまな土地条件にも柔軟に対応しています。

三菱地所ホームの弱み

建築可能地域が関東や関西の一部に限られている点です。

また、商品により坪単価が大きく変動し、プレミアム住宅だと坪単価が100万円を超えることもあるため、予算を考慮した住宅選びが必要です。

三菱地所ホーム公式サイト

トヨタホーム

トヨタの住宅事業であり、鉄骨を使用した耐火・耐震性の高い家づくりを提供しています。

工場生産が主体の「ユニット工法」で、工期が短く、品質管理も徹底されています。

トヨタホームの強み

工期の短縮が可能で、全体の8割を工場生産するため、天候に左右されにくく、45日で完成するケースもあります。

50坪以上の家も予算内で可能で、災害に強い家づくりも魅力です。

トヨタホームの弱み

施工エリアが限られており、対応地域が全国31都道府県にとどまります。

工場生産であるため、途中の仕様変更が難しい点もデメリットです。慎重にプランを練りたい方には不向きな面があります。

トヨタホーム公式サイト

三井ホーム

大手の中で最も坪単価が高く、特にプレミアム商品が多いです。

お医者さんなどの施主が多く、富裕層向けの高級住宅を提供しています。

三井ホームの強み

独自の2×6構法による「プレミアム・モノコック工法」により、耐震性や断熱性が優れています。

外観・内装のデザインも高く評価され、予算が許せば魅力的な選択肢です。

三井ホームの弱み

価格が割高で、施工は下請け業者が担当するため、設計通りに仕上がるかに不安を感じる場合もあります。

大規模住宅に対応しづらい点も考慮が必要です。

三井ホーム公式サイト

アーネストアーキテクツ

高級注文住宅を専門とし、設計からCGによるプレゼンテーションまでを行う独自性の高いメーカーです。

アーネストアーキテクツの強み

コンピューターグラフィックス(CG)を使った間取りの視覚化や、2人の設計士が別々にプランニングを行う「二段階設計」など、高いデザイン性と発想力を活かした提案が得意です。

アーネストアーキテクツの弱み

価格が割高で、施主の要望が通りにくいという声もあり、デザインの調整が難しいことも。

設計士との相性を慎重に見極め、理想の住宅に近づけるよう打ち合わせを重ねることが大切です。

アーネストアーキテクツ公式サイト

土地代込みの5000万円でどんな家が建てられるか

ここまでは「家の建築費用」のみを前提に、5,000万円台でのマイホーム作りを検討してきましたが、ここからは土地代も含めた5,000万円台での家づくりについて考えていきます。

具体的な例を挙げながら、建築費と土地代のバランスをどのように保つかを見ていきましょう。

土地込み5,000万円台の参考例①:積水ハウスでのシミュレーション

まずは、大手ハウスメーカーの積水ハウスを例に検討してみます。

積水ハウスの平均的な坪単価は75万円程度ですが、この場合、建物の大きさや仕様を調整しながら、土地代を予算内に収めることが必要です。

試算例 建物の面積を40坪とした場合、以下のように計算されます。

建物工事費 40坪×75万円=3,000万円
付帯工事費 3,000万円×20%=600万円
諸費用   3,000万円×10%=300万円
合計    3,900万円

この試算から、土地購入に使える予算は残り約1,750万円となります。

土地購入には消費税はかかりませんが、別途仲介手数料や登記費用などの諸経費が必要です。

仮に、以下のような内訳で土地購入費用を見積もります。

土地代 1,500万円
仲介料 56万円
諸経費 30万円

土地込み5,000万円台の参考例②:プレミアム住宅の場合

次に、坪単価が100万円程度のプレミアム住宅を想定してみましょう。

高級仕様やこだわりのデザインを施す場合、このようなプレミアム住宅も魅力的です。

試算例 建物の面積を30坪とした場合、以下のようになります。

建物工事費 30坪×100万円=3,000万円
付帯工事費 3,000万円×20%=600万円
諸費用   3,000万円×10%=300万円
合計    3,900万円

この試算では、1,500万円程度が土地に充てられる金額です。

しかし、プレミアム住宅で30坪はコンパクトな印象になるかもしれません。

40坪に増やすと土地代に回せる費用は約400万円ほどに減ってしまうため、プレミアム住宅で土地込み5,000万円台の予算に収めるには厳しい状況です。

まとめ

予算5,000万円台での家づくりでは、以下のポイントに注意しましょう。

  • 5,000万円台の予算があれば、積水ハウスやダイワハウスなど大手ハウスメーカーで40坪~45坪の家を建てられます。ローコスト住宅を選べば、70坪以上の大きな家も建築可能です。
  • 建物が大きくなると間取りに無駄なスペースが発生しがちで、余分な設備や部屋を作りかねません。不要なスペースを削減することで建築費を大幅に抑えられます。
  • 土地から購入する場合、40坪の家を希望するなら、土地代を1,500万円以内に抑えるのが理想的です。土地代が1,500万円を超える場合は、建物の面積を調整するか、ローコスト住宅を検討しても良いでしょう。

以上のように、5,000万円台の予算があれば、様々なハウスメーカーや間取りの選択肢が広がります。

まずは各ハウスメーカーのカタログを取り寄せ、理想の間取りや仕様を確認しながら慎重に計画を進めましょう。

注文住宅4000万円台の間取り例(土地抜き、込み)人気ハウスメーカーを比較

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4,000万円~4,999万円の予算があれば、さまざまなハウスメーカーで理想のマイホームを建てることができます。

ただし、積水ハウスや三井ホームなどの高級シリーズに該当する「邸宅シリーズ」を選ぶ場合は注意が必要です。

これらのシリーズでは坪単価が100万円を超えることがあるため、予算内に収めるためには建物の大きさを慎重に計画することが求められます。

今回は、4,000万円台の家づくりについて、間取りや予算の内訳をわかりやすく解説していきます。

ぜひ、参考にしてください。

予算4,000万円台で家を建てる際の費用と内訳

注文住宅の価格は、主に次の3項目で構成されています。

費用の種類主な内容
建物本体工事費 柱や梁などの大工工事、屋根や基礎の躯体工事、オプション費用など
付帯工事費 上下水道や電気・ガスの引き込み工事、駐車場のアスファルト舗装など
その他諸費用 住宅ローン関連の諸費用、火災・地震保険、登記費用など

※My House Paletteより画像引用

建築費の割合としては、建物本体工事費が全体の7割を占め、付帯工事費が2割、その他諸費用が1割というのが一般的です。

各項目の内容については、以前に書いた「注文住宅2000万円台の家」にも詳細を記載していますので、興味がある方は参考にしてください。

また、原則として建物が大きくなると土地も広くなるため、塀やフェンスなどの外構工事や地盤改良の面積も増えます。これに伴い、付帯工事費も比例して増加していく点を押さえておきましょう。

建築費の総額はどれくらい?

例えば、坪単価70万円のハウスメーカーで45坪の家を建てる場合、工事費の総額を目安として計算してみましょう。

  • 建物本体工事費:45坪 × 70万円(坪単価)= 3,150万円
  • 付帯工事費用:630万円
  • その他諸費用:315万円

さらに、建物本体工事費には消費税も別途かかりますので、総額は4,500万円程度になると見込んでおくと良いでしょう。

※各ハウスメーカーの最新の坪単価については「ハウスメーカーの坪単価ランキング」でまとめているので参考にしてください。

平屋の建築費は?

近年は若い世代の間でも、平屋住宅を希望する人が増えています。

多くの人は、平屋よりも二階建ての方が高額になると考えがちですが、実際には同じ坪数であれば平屋の方が10%ほど建築費が高くなります。

具体的には、以下のような費用がかかると仮定します。

  • 建物本体工事費:45坪 × 77万円(坪単価)= 3,465万円
  • 付帯工事費用:693万円
  • その他諸費用:346万円

上記の合計は約4,504万円となり、消費税も加えると予算4,000万円台でぎりぎりの範囲に収まります。

平屋が割高になる理由とは?

平屋住宅が割高になる理由の一つは、基礎や屋根の面積が広くなるためです。

どうして平屋は割高なのか?

つまり、同じ予算内で家を建てようとする場合、平屋では坪数が限られてしまうことが多くなります。

また、建物面積が広くなると、建てるために必要な土地面積も広くなりますので、土地購入にかかる費用も考慮する必要があります。

平屋住宅を計画する際は、このようなコスト面の違いを十分に理解し、土地や予算のバランスを検討しましょう。

4000万円台の家の間取り例(平屋・2階建て)

4,000万円~4,999万円の予算があれば、家の大きさとして40坪から50坪程度を想定する方が多いのではないでしょうか。

ここでは、坪数ごとの間取り例をいくつか紹介し、それぞれの注意点なども解説します。

間取りの参考として、各ハウスメーカーのカタログにはさまざまな事例が掲載されています。

工務店を選ぶかハウスメーカーを選ぶかでも間取りは変わってくるので、最初は細かい条件をつけず、幅広い会社のカタログを取り寄せるのが良いでしょう。

カタログは「LIFULL HOME’S」などのポータルサイトから無料で取り寄せられるため、予算に合わせたカタログを活用してみましょう。

40坪~45坪の二階建て住宅の例:ヘーベルハウス「CUBIC」

ヘーベルハウス:CUBIC
ハウスメーカー旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
延床面積 137.75㎡(41.6坪)
1階床面積不明
2階床面積不明

旭化成ホームズのヘーベルハウスは、高品質で知られるメーカーの一つで、坪単価は90万円と高めです。

この例の41坪の家の場合、建物本体だけで3,700万円、付帯工事や諸費用を加えると総工費は4,500万円を超える見込みです。

間取りの特徴として、1階には26.9畳の広々としたLDKがあり、軽量鉄骨と重量鉄骨の構造を採用することで、構造柱がなく、開放的な空間を実現しています。

浴室や洗面室は2階に設置されており、1階のリビング空間を広く保つ工夫がされています。

また、陸屋根で屋上スペースも設けられているため、屋上でのプール遊びやBBQ、ガーデニングなども楽しめる設計です。

40坪~45坪の平屋住宅の例:セキスイハイム「グランツーユー平屋」

セキスイハイム:グランツーユー平屋
ハウスメーカーセキスイハイム
延床面積 138.52m²(41.9坪)

こちらは42坪の広さを持つ4LDKの平屋住宅です。一般的な4LDKの分譲マンションの広さが90㎡ほどであるのに対し、この住宅は138㎡あり、50㎡以上広いため、ゆったりとした住空間が魅力です。

セキスイハイムはユニット工法が有名ですが、この「グランツーユーシリーズ」は木質系の住宅商品で、木の温もりを感じられます。

間取りで気になるポイントはトイレの位置です。

玄関から和室を囲むように土間が通路になっており、トイレもその土間沿いに配置されています。

このため、リビングや寝室から離れている分、音を気にせずに利用できるのが利点です。

また、玄関から土間を通って洗面脱衣所やLDKにアクセスできるため、帰宅後すぐに手洗いや着替えができる便利な動線になっています。

45坪~50坪の二階建て住宅の例:パナソニックホームズ

パナソニックホームズ:建築実例
ハウスメーカーパナソニックホームズ
延床面積 158.52㎡(47.94坪)
1階床面積77.97㎡(23.58坪)
2階床面積80.55㎡(24.36坪)

間取りで注目したいポイントは2点あります。

まず、敷地面積が57坪程度と限られており、建物の面積に対して広さが不十分なため、二階部分を1階よりも広くする「オーバーハング」構造が採用されています。

もう一つのポイントは、一階と二階をつなぐ大きな吹き抜けがあることです。これにより家族間の一体感が強まります。

2階の子ども部屋の収納については、2つの部屋で1つのクローゼットを共有できるようにすると、将来的に部屋を広く使えるかもしれません。

子どもが独立した後も使いやすい間取りを考慮することで、長く快適に暮らせる住宅になります。

45坪~50坪の平屋住宅の例:イデアホーム

SUMMO:イデアホーム -益田建設-
ハウスメーカーイデアホーム
延床面積156.92m2(47.4坪)

47坪の平屋で、二世帯住宅仕様の間取りになっています。

親世帯が1LDK+タタミスペース+趣味部屋、子世帯が3LDKという設計です。

親世帯のLDKは子世帯よりも少し小さく、子世帯の方には広いランドリースペースが設けられているなど、各世帯のライフスタイルをよく考慮しています。

気になる点としては、窓の大きさと数です。

高気密高断熱化の住宅では、窓を小さくしたり、窓の数を減らすことが推奨されますが、こちらの間取りでは大きめの窓が多いため、断熱性に少し不安が残るかもしれません。

イデアホームの坪単価は約60万円ですが、平屋のため65万円と想定し、付帯工事や諸費用を加えると総額は4,000万円台半ばとなります。

50坪以上の平屋住宅の例:ダイワハウス「xevoΣ平屋暮らし」

ダイワハウス:xevoΣ平屋暮らし
ハウスメーカーダイワハウス
延床面積165.34m2(50.0坪)

天井の高さを最大4m60cmにし、広がりを感じるLDKを設けた50坪の平屋住宅です。

ロースタイルリビング(ダウンフロア)を採用し、開放感とともに段差部分に収納スペースを活用する工夫がされています。

このロースタイルリビングには追加費用が発生するため、オプションとして40万円程度が必要です。

間取りでは、将来的に家族が独立しても対応できるよう、部屋の仕切りを変更できる設計が特徴的です。

二世帯住宅の例:セキスイハイム「パルフェ」

セキスイハイム:パルフェ
ハウスメーカーセキスイハイム
延床面積179.16㎡(54.19坪)
1階床面積106.52㎡(32.22坪)
2階床面積72.64㎡(21.97坪)

この住宅は、1階と2階にLDKがある半共有型の二世帯住宅で、玄関が1つですが、1階を親世帯、2階を子世帯が使用する設計です。

玄関には収納スペースも確保されており、家族全員が利用する1階のキッチンも大きく設計されています。

また、子世帯の部屋はLDKを経由せずに各部屋に入れるため、プライバシーと家族のつながりのバランスが取られています。

間取りの改善点としては、2階に簡単な洗面台を設置することで、さらに使いやすくなるでしょう。

三階建て住宅の例:タマホーム「木望の家」

タマホーム:木望の家
ハウスメーカータマホーム
延床面積234.75㎡ (71.01坪)
1階床面積94.81㎡ (28.68坪)
2階床面積84.46㎡ (25.54坪)
3階床面積55.48㎡ (16.78坪)

ローコスト住宅の3階建て住宅で、1階が親世帯、2階と3階が子世帯の生活空間になっています。

実際に予算4,000万円台で収まるのでしょうか?

建物本体工事費 71坪×45万円(坪単価)=3,195万円
付帯工事費 640万円
その他諸費用 320万円
合計4,155万円

消費税まで考えても4,600万円には収まりそうな計算です。

もちろん大手ハウスメーカーで同じ大きさの3階建て住宅を建てようと思ったら、楽に予算4,000万円台は超えてしまうことでしょう。

ビルトインガレージが1階にあるため、親世帯のスペースはやや限られています。

各階の動線を考慮すると、2階の洗面室と浴室の配置を左右逆にすると使いやすくなるでしょう。

建築費用を抑えるためのポイント

ここでは、建築費用を抑えるためのさまざまなポイントについて詳しく解説します。

注文住宅の予算を抑えたい方にとって、ぜひ参考にしていただければと思います。

土地は形の良い整形地を選ぶ

例えば、50坪の二世帯住宅を計画する際には、80~100坪程度の土地が理想ですが、立地の良い場所でその広さの整形地を見つけるのは容易ではありません。

そのため、少し形が悪くても広めの土地であれば購入してしまう人も多いですが、土地の形が複雑だと、それに合わせて建物の形も複雑になりがちです。

形の良い土地選びが、シンプルでコストを抑えた建物づくりへの第一歩です。

注文住宅の達人から引用

二世帯住宅を建てる際の節約術

予算が4,000万円前後の方で二世帯住宅を考える方も多いのではないでしょうか。

二世帯住宅には大きく3つのタイプがあり、選ぶタイプによって建築費が異なります。

  1. 完全分離型
    玄関も別々で、お風呂やキッチンもそれぞれ設置されているタイプです。一つの屋根の下に二つの住居がある形なので、実際の建築費も2軒分のコストに近くなる場合が多いです。
  2. 一部共有型
    1階と2階にLDKがそれぞれありつつも、お風呂など一部の設備は共有しているタイプです。このタイプは設備を一部共有する分、完全分離型よりも建築費が抑えられます。
  3. 同居型
    LDKやお風呂もすべて親世帯と子世帯で共有するタイプです。厳密には二世帯住宅というより、親と同居している形になりますが、最もコストを抑えやすいのが特徴です。

完全分離型を計画している場合でも、一部共有型に妥協するだけで、建築費を100万円単位で抑えられるケースもあります。

自分たちの計画する二世帯住宅で、妥協できる点がないか改めて検討するのも一つの方法です。

※二世帯住宅については、「二世帯住宅で失敗しないための間取り例と予算計画について」で詳しく解説しているので、興味がある方は参考にしてください。

細かな節約を積み重ねる

小さな節約を積み重ねることも、建築費を抑えるためには大切です。

以下にいくつかの節約ポイントを挙げますので、計画の参考にしてください。

  • 室内の壁やドアは必要最低限にする
    建物内のドアを1つ減らすだけで、約3万円~5万円のコスト削減が可能です。
  • リビング階段を採用する
    廊下の面積を抑えられるため、建物全体のコスト削減につながります。
  • ダウンライトよりシーリングライトを選ぶ
    ダウンライトは設置工事が増えるため、シーリングライトの方がコストパフォーマンスが高くなります。
  • 水まわりは各階同じ位置に配置する
    上下のフロアで水まわりを同じ位置にすることで、配管の工事費用を削減できます。
  • 広すぎるベランダは作らない
    ベランダの面積を抑えることで、防水工事や仕上げ工事の費用を節約できます。

家づくりの中で、どのような節約方法があるかを知っておくと、予算の中でより満足度の高い住まいが実現できるでしょう。

4000万円台で注文住宅が建てられるハウスメーカー

4,000万円台の予算があれば、大手ハウスメーカーを含め、幅広い選択肢からハウスメーカーを選ぶことができます。

この予算であれば、家の広さや仕様のグレードによって多彩なプランを検討できるため、家づくりをじっくりと吟味することが大切です。

ただし、ハウスメーカーごとに特有のプランやオプションもあるため、先入観だけで決めずにカタログを取り寄せて比較することをおすすめします。

ここでは、代表的なハウスメーカーとその特徴、費用感などをご紹介しますが、LIFULL HOME’Sなどのポータルサイトを使えば、気になるメーカーのカタログを無料で比較検討できます。

旭化成ヘーベルハウス


旭化成ホームズの「ヘーベルハウス」は、重量鉄骨を得意とする大手ハウスメーカーです。

ただし、重量鉄骨で建てる場合、坪単価が100万円を超えるケースもあるため、4,000万円台の予算では家の規模やプランに制限が出る可能性があります。

軽量鉄骨であれば40~45坪の建物も予算内に収めやすいでしょう。

強み
ヘーベルハウスの強みは、外壁や構造に用いられる「ALCパネル」です。ALCは軽くて強度があり、耐震性や耐火性が高いコンクリート素材で、経年劣化が少ないのも特徴です。さらに、初期保証が30年で、有償で最大60年まで延長できるため、長期にわたり安心して暮らせます。

弱み
ヘーベルハウスは坪単価が高く、4,000万円台の予算では希望の広さを確保しにくいこともあります。また、ALC以外の外壁材を選ぶことができず、外観がほかのヘーベルハウスと似てしまう傾向もあるため、個性を重視する方にとってはデメリットとなるかもしれません。

※各ハウスメーカーの最新の坪単価については「ハウスメーカーの坪単価ランキング」でまとめているので参考にしてください。

旭化成ヘーベルハウス公式サイト

セキスイハイム

ユニット工法を採用し、工場で生産したユニットを現場で組み立てるため、品質が安定し、工期が短縮されるのも特徴です。

坪単価は70万円前後で、4,000万円台で45坪~50坪の建物が検討でき、二世帯住宅や三階建ても対応可能です。

強み
ユニット工法により、雨風を避けて製造できるため、部材や設備の劣化が少なく、高い耐久性が期待できます。耐震性も標準仕様で耐震等級3(最高等級)をクリアしており、安心の住まいが提供されます。

弱み
ユニット工法は設計の自由度が制限されるため、間取りやプランが限定的になる場合があります。リフォームも木造住宅のように柔軟には行えません。オプションを追加すると坪単価が高くなるため、予算オーバーのリスクがあることにも注意が必要です。

セキスイハイム公式サイト

パナソニックホームズ


パナソニックホームズは、鉄骨構造を中心に、住宅設備もパナソニック製が標準仕様となっているため、設備の信頼性やIoT対応のスマートハウスを求める方に人気があります。

災害に強い住宅が特徴で、全館空調「エアロハス」も開発されており、快適な住環境を提供します。

強み
「エアロハス」は快適な温度管理と省エネ性に優れ、季節に関わらず室内の快適性を保てます。また、初期保証35年と保証内容も充実しており、万が一の地震への保証も備わっているため、安心して暮らせる住まいです。

弱み
設備がパナソニック製に限定され、他社製品を希望する場合はオプション扱いで割高になります。また、木造住宅は首都圏限定の「artim(アーティム)」のみの提供で、一般的な木造住宅を希望する方には不向きです。

パナソニックホームズ公式サイト

スウェーデンハウス


スウェーデンハウスは高気密・高断熱の住宅が特長で、北海道発の輸入住宅会社です。

特に断熱性能が高く、日本全国で寒暖差に対応した快適な住まいが提供されています。

坪単価は平均75万円で、4,000万円台であれば50坪ほどの建物も検討可能です。

強み
すべての窓が「木製サッシ3層ガラス窓」を標準仕様としており、優れた断熱性と防音性が魅力です。また、木製サッシは結露が発生しにくく、室内の快適性を高めるうえで重要な役割を果たします。高気密・高断熱住宅で顧客満足度も高く、安心の住宅が提供されています。

弱み
初期保証が10年と短く、延長するには有償のメンテナンスが必要です。保証内容を重視する方にとっては、他社と比較して不安が残るかもしれませんが、品質にこだわりのあるメーカーであることは確かです。

スウェーデンハウス公式サイト

三井ホーム


三井ホームはフルオーダーメイドの木造住宅を提供し、デザイン性や自由度が非常に高いのが特徴です。

「プレミアム・モノコック構法」を採用しており、耐震性や耐久性にも優れています。

強み
デザイン性が高く、耐震性や断熱性にも優れているため、安心して暮らせる住まいが提供されます。また、個人病院の建設実績も多く、施主に医師が多いのも特徴です。

弱み
坪単価が高く、保証期間も初期保証は10年です。有償メンテナンスを行えば最長60年保証を受けられますが、保証内容を重視する方には物足りなさを感じるかもしれません。

三井ホーム公式サイト

大成建設ハウジング

鉄筋コンクリート構造を採用しており、一般的な戸建て住宅としては珍しく、災害に強い家づくりを行っています。

坪単価は平均90万円で、4,000万円台であれば35坪程度の規模が検討可能です。

強み
鉄筋コンクリート造による耐震性と耐火性の高さが特徴で、木造や鉄骨造に比べると安全性が高いのが強みです。鉄筋コンクリートの戸建て住宅を建てられるハウスメーカーは少ないため、災害に強い家を求める方には価値のある選択肢です。

弱み
高い坪単価に加え、固定資産税が他の構造よりも高くなる点がデメリットです。鉄筋コンクリート造は木造住宅に比べて固定資産税が1.5倍以上になるため、建築費だけでなくランニングコストも高くなることに注意が必要です。

※各ハウスメーカーの最新の坪単価については「ハウスメーカーの坪単価ランキング」でまとめているので参考にしてください。

大成建設ハウジング公式サイト

土地込みの4000万円台で建てられる家の目安

ここまでは、土地代を除く建築費用において4,000万円台の予算でどのような家が建てられるかについて解説しましたが、次は「土地代込みの4,000万円台の家づくり」について考えてみましょう。

家を建てる際、土地代が加わることで予算管理がさらに複雑になりますので、いくつかのケースを具体的に試算し、解説していきます。

土地込み4,000万円台の参考例①:スウェーデンハウスの場合

はじめに、人気ハウスメーカーの一つであるスウェーデンハウスを例に考えてみましょう。

スウェーデンハウスの平均的な坪単価は75万円です。建物の大きさを35坪に設定し、建物費用が予算の中でどの程度占めるか見てみます。

建築費の計算

  • 建物工事費:35坪 × 75万円 = 2,625万円
  • 付帯工事費:2,625万円 × 20% = 525万円
  • その他諸費用:2,625万円 × 10% = 262万円

この合計が3,412万円となり、消費税を加えるとおおよそ3,750万円です。


よって、土地代として充てられる予算は1,250万円以内である必要があります。

土地代の内訳

  • 土地代:1,100万円
  • 仲介手数料:43万円
  • 諸経費:30万円

この場合、土地購入の総額は1,173万円ですので、1,100万円前後の土地を見つけることで、土地と建物の費用が4,000万円台に収まる見込みです。

土地込み4,000万円台の参考例②:大成建設ハウジング(パルコン)の場合

次に、高価格帯のハウスメーカーとして知られる大成建設ハウジング(パルコン)の場合を見てみましょう。

坪単価が100万円の建物を30坪規模で試算します。

建築費の計算

  • 建物工事費:30坪 × 100万円 = 3,000万円
  • 付帯工事費:3,000万円 × 20% = 600万円
  • その他諸費用:3,000万円 × 10% = 300万円

これらの合計が3,900万円となり、消費税を含めると約4,290万円が建物の総費用となります。

土地込み4,000万円台の参考例③:タマホームの場合

最後に、ローコスト住宅で人気のタマホームを例に試算してみます。

ここでは、建物35坪と50坪の二世帯住宅の2つのケースで試算してみましょう。

35坪の建物の場合

  • 建物工事費:35坪 × 45万円 = 1,575万円
  • 付帯工事費:1,575万円 × 20% = 315万円
  • その他諸費用:1,575万円 × 10% = 157万円

この合計は2,047万円で、消費税を含めても約2,250万円です。

4,000万円台の予算であれば、土地代として約2,500万円まで対応可能です。

50坪の二世帯住宅の場合

  • 建物工事費:50坪 × 50万円 = 2,500万円
  • 付帯工事費:2,500万円 × 20% = 500万円
  • その他諸費用:2,500万円 × 10% = 250万円

50坪の建物の場合、合計は3,250万円で、消費税を含めると3,575万円程度です。

まとめ

4,000万円台の予算があれば、建物の大きさや仕様の選択にさえ注意すれば、ほとんどのハウスメーカーでマイホームを実現できるでしょう。

例えば、坪単価が100万円を超える三井ホームや大成建設ハウジング(パルコン)で広い家を建てたい場合、建物の大きさに制約が出てくる可能性があります。

一方で、60坪以上の大きな家を希望する場合は、タマホームのようなローコスト住宅を検討するのも良いでしょう。

4,000万円台の予算では、さまざまなハウスメーカーや家づくりの選択肢が広がるため、まずはカタログで理想に近いデザインや仕様を確認した上で、じっくりと検討することが大切です。

注文住宅3000万円台の間取り例(土地抜き、込み)おすすめハウスメーカー解説

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注文住宅を建てる際に3,000万円台の予算があれば、どのような家を建てることができるでしょうか?

また、二世帯住宅や3階建て住宅を希望する場合でも、大手メーカー以外の業者であれば対応可能です。今回は、予算3,000万円台での家づくりにおける費用の内訳とポイントを解説します。

予算3000万円台で家を建てる際の費用と内訳

注文住宅の総費用は、大きく以下の3つの項目で構成されます。

  1. 建物本体工事費用
    家の骨組み(柱や梁)、基礎工事、屋根など構造に関わる工事費用が含まれます。また、外装や内装の仕上げ、窓、バスルームなどの設備もこの費用に含まれます。この「建物本体工事費」は総費用の7割程度を占めることが多いです。
  2. 付帯工事費用
    建物以外に必要な工事費用、例えば外構(庭やフェンス)、上下水道の引き込み、地盤改良などが該当します。
  3. その他諸費用
    設計費、各種申請手数料、火災保険、登記費用など、建築に伴う諸経費が含まれます。

※My House Paletteより画像引用

これら3項目については、前回の「注文住宅2000万円台の家」で解説しているので、気になる方は参考に読んでみて下さい。

建築費用の試算例

仮に坪単価70万円のハウスメーカーで35坪の家を建てると想定した場合の工事費用を試算してみます。

  • 建物本体工事費:35坪 × 70万円(坪単価) = 2,450万円
  • 付帯工事費用:490万円
  • その他諸費用:245万円

平屋は2階建てより割高になる理由

最近、若年層にも人気がある平屋住宅ですが、多くの人が「平屋の方が安く建てられる」と考えがちです。

これは、平屋は2階建てに比べて屋根と基礎の面積が広くなるため、必要な工事量が増えるからです。

具体的には、1階15坪・2階15坪の合計30坪の2階建て住宅に比べて、30坪の平屋では屋根と基礎が2階建ての約2倍の面積が必要になります。そのため、平屋は構造上の理由から割高になることが多いのです。

どうして平屋は割高なのか?

この点を考えると、平屋より2階建ての家の方が予算的には計画しやすいと言えます。

3000万円台の家の間取り例(平屋・2階建て)

注文住宅を建てる際、3,000万円台の予算があると、目安として35~40坪ほどの家を建てることが可能です。

ローコスト住宅の場合、二世帯住宅や3階建て住宅も選択肢に含めることができるため、さまざまな間取りを検討することが大切です。

ここでは、代表的な間取り例を挙げて、それぞれの特徴や注意点について解説します。

「LIFULL HOME’S」などのポータルサイトを利用すれば、予算別にカタログを取り寄せることができます(※カタログは無料で複数のハウスメーカーの取り寄せもOK)

30坪~35坪の2階建て

セキスイハイム:パルフェ-bjスタイル
ハウスメーカーセキスイハイム
延床面積116.35㎡(35.19坪)
1階床面積61.97㎡(18.74坪)
2階床面積54.38㎡(16.45坪)

この間取りは4LDKの一般的なレイアウトで、広々としたLDKが1階に配置され、隣接する和室スペースも魅力的です。

2階には主寝室と子ども部屋があり、各部屋が十分な広さを持っています。

2階の踊り場が広めに設けられており、洗濯物を干せるサンルームとしても使える設計です。

セキスイハイムのボックスタイプ構造の影響で間取りが限定されているようで、木造住宅であれば、もう少し全体をコンパクトにして予算を抑えられる可能性があります。

30坪~35坪の平屋

ダイワハウス:xevoΣ
ハウスメーカーダイワハウス
延床面積115.13㎡(34.82坪)

LDK横の小上がりの畳スペースは勾配天井で開放感があり、4連の天窓が採光を確保しています。書斎コーナーは隠れ家のような空間で、読書や在宅ワークにも最適です。

ただし、玄関近くにトイレがあるのを好まない人もいるため、家族の意向に合わせて判断が必要です。

35坪~40坪の2階建て

セキスイハイム:グランツーユーV
ハウスメーカーセキスイハイム
延床面積130.18㎡(39.38坪)
1階床面積72.48㎡(21.92坪)
2階床面積57.70㎡(17.46坪)

40坪近い広さがあるため、各部屋もゆったりとしています。

吹き抜け部分の大きな窓はおしゃれですが、高所の窓は掃除が難しいことが懸念点です。

また、予算を抑えたい場合は吹き抜けやボウウィンドウを簡素化する選択肢もあります。

セキスイハイム:グランツーユーV

35坪~40坪の平屋

トヨタホーム:Since Smart Stage+HIRAYA
ハウスメーカートヨタホーム
延床面積123.77 ㎡(37.4 坪)

吹き抜け空間を備えたLDKで、在宅時間が増えても快適に過ごせるよう配慮されています。

大容量の収納スペースとロフトも設置され、災害時に備えた非常時給電システムも搭載。

家族2~3人での生活に最適です。

その他には 特に改善点が見当たらない完成度の高い間取りです。

収納や快適性に優れているため、居住者のニーズをしっかり反映した設計になっています。

40坪以上の平屋

トヨタホーム:シンセ・ピアーナ
ハウスメーカートヨタホーム
延床面積147.39㎡(44.59坪)

玄関を入ると広がる大空間のLDKが特徴で、リゾートホテルをイメージしたデザインです。

インナーガレージを備えており、雨天時でも濡れずに家に入ることができます。

キッチンへ直接アクセスできるため、買い物後の荷物運びもスムーズです。

また、平屋ながら洗面室とトイレが2カ所設置されているため、間取りのシンプルさを求める場合は注意が必要です。

二世帯住宅

セキスイハイム:スマートパワーステーションGR
ハウスメーカーセキスイハイム
延床面積135.48㎡(40.98坪)
1階床面積70.13㎡(21.22坪)
2階床面積65.31㎡(19.76坪)

同居型二世帯住宅で、玄関を共用しつつもそれぞれのプライバシーを確保した間取りです。

広々とした玄関や使い勝手の良いキッチン、開放的なLDKが魅力です。

2階にお風呂が設置されているため、親世帯が高齢化した際に階段の上り下りが負担になる可能性があります。1階にお風呂を配置するのも一案です。

3階建て住宅

トヨタホーム:エスパシオEF3
ハウスメーカーセキスイハイム
延床面積128.64㎡(38.91坪)
1階床面積61.14㎡(18.49坪)
2階床面積51.00㎡(15.42坪)
3階床面積16.50㎡(4.99坪)

都心部などの狭小地向けのビルトインガレージ付き3階建て住宅。

1階にはガレージと趣味スペース、LDKは2階に配置されています。

5人家族の構成で部屋数が多いですが、将来家族構成が変わる可能性を考慮し、LDKを広めに取るなどの工夫も検討する価値があります。

また、全体的に開き扉が多いため、省スペースの引き戸に変更することも考えられます。

予算3,000万円台であれば延床面積は40坪以下に抑えるようにしましょう。

建築費用を抑えるためのポイント

注文住宅を建てる際、予算をできるだけ抑えたいと考える方も多いでしょう。

ここでは、建築費用を抑えるために役立つポイントをわかりやすく解説します。

これらの方法を活用して、賢く予算内に収まる家づくりを目指しましょう。

1. 外観をシンプルにする

一条工務店:建築実例

外観デザインは家の印象を左右しますが、複雑な外観は建築費を押し上げる原因になります。

一条工務店の建築実例を例にとると、同じ30坪の家でも、外観がシンプルな家の方が建築費は安くなります。

  • 理由:1階と2階の面積がほぼ同じ「総二階構造」のようなシンプルな外観は、建築が簡単で資材も無駄なく使えるため、費用を抑えられます。一方、1階が広く2階が小さい構造や、外壁に凹凸が多いデザインは工事が複雑になり、その分コストがかさみます。
  • 屋根の形状も重要:屋根の形状が複雑になると、それに合わせた作業が増えるため、建築費が高くなります。シンプルな切妻屋根や片流れ屋根を採用するとコストを抑えることが可能です。

2. 外構工事を後回しにする

家の周りの外構工事は、予算に余裕があるときで良いと考えると、初期費用を減らせます。

一般的な外構工事には80万~150万円の予算がかかり、以下のような工事内容が含まれます。

  • 主な外構工事:フェンス、門扉・門柱、アプローチ、駐車スペースの舗装、ウッドデッキ設置など。
  • 節約方法:引き渡し直後は最低限の工事のみにして、例えば駐車スペースを砂利にしておき、後で余裕ができたらアスファルト舗装に変えるなど、段階的に整備することも検討しましょう。

3. ハウスメーカー任せにせず、自分でできることは「施主支給」を活用する

家づくりのすべてをハウスメーカーに依頼すると、その分費用がかさみます。

  • 施主支給とは:エアコンや照明器具などの設備を自分で購入し、設置はハウスメーカーや大工さんに依頼する方法です。ハウスメーカーが取り扱う商品よりも、ネットや家電量販店で購入したほうが安く済むことが多いため、節約効果が期待できます。
  • ウッドデッキやフェンスも地元業者に依頼する:ハウスメーカーを通すと中間マージンが発生し、費用が割高になることが多いです。外構工事については、地元のリフォームショップや工務店に直接見積もりを依頼することで、かなり費用を抑えることができます。これはフェンスや駐車スペースの舗装など、ほぼすべての外構工事に当てはまるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

3000万円台で建築可能な注文住宅のハウスメーカー

予算3,000万円台で建てられる注文住宅のハウスメーカーをいくつかご紹介します。

カタログを取り寄せて各社の特徴や間取りを比較し、自分にぴったりのハウスメーカーを見つけてみましょう。

カタログは「LIFULL HOME’S」などのポータルサイトから無料で取り寄せることができるため、大変便利です。

アキュラホーム

出典:アキュラホームHP

アキュラホームは、伝統的な「木造軸組工法」を採用し、間取りの自由度が高いのが特徴です。

たとえば、30帖の無柱空間や6mを超えるワイドな空間も可能で、開放的な家づくりができると評判です。

  • 強み:アキュラホームの木造軸組工法は、地震に強い設計であり、最高ランクの耐震等級3をクリアしています。さらに「ストロングウォール」と呼ばれる耐力壁で耐震性を強化し、安心の住まいを提供しています。
  • 弱み:断熱材には施工が難しい高性能グラスウールを使用しています。施工が雑だと断熱性が落ちてしまうため、注意が必要です。近年、より施工が簡単で断熱性の高い「吹付断熱」を採用するハウスメーカーが増えていますが、アキュラホームでは現時点で採用していません。

アキュラホーム公式サイト

積水ハウス

積水ハウスは、耐久性とメンテナンス性が高い「ダインコンクリート」を外壁に採用しています。

外壁は30年のメンテナンスフリーで、将来的な費用を抑えることができるため、長期的なコストパフォーマンスに優れています。

軽量鉄骨をメインとし、木造や重量鉄骨のラインナップもあります。

  • 強み:メンテナンスコストが安く、長期的に維持費が抑えられます。他社では15年ごとに70~100万円程度の再塗装が必要になる外壁ですが、積水ハウスではメンテナンスが30年不要です。初期費用が少し高くても、長い目で見るとコスパが良い点が強みです。
  • 弱み:坪単価が高く、予算3,000万円台では30~35坪の建物が限界です。また、木材や設備の価格が上がれば、今後さらに坪単価が上昇する可能性があります。

積水ハウス公式サイト

ダイワハウス

40坪弱の家なら予算3,000万円台に収めることが可能です。

  • 強み:値引き交渉に応じてくれるケースが多く、交渉次第で費用を抑えられる可能性があります。決算期などには特に大幅な値引きを提案してくれる場合もあり、交渉の余地がある点は大手では珍しいです。
  • 弱み:営業ノルマが厳しいため、契約を急かされることがあります。特に決算期には強引な契約の押しがあることもあるため、間取りや見積もりが決まっていない段階での契約には注意が必要です。

ダイワハウス公式サイト

一条工務店

国内トップの断熱性を誇る一条工務店は、設備のほとんどを自社製造しており、低コストで高性能な住宅を提供しています。

「I-smartⅡ」と「I-cube」という商品が人気で、予算3,000万円台でも高性能な家が建てられます。

  • 強み:40坪の家であれば、他の大手ハウスメーカーに比べて1,000万円ほど安く建築できるケースが多いです。断熱性が非常に高く、冷暖房効率が良いため、長期的に光熱費を抑えられる点も魅力です。
  • 弱み:「一条ルール」と呼ばれる自社基準が厳しく、間取りや支払い方法の融通が効きません。また、設備を他メーカーのものに変更する際に高額なオプション費用がかかります。

一条工務店公式サイト

住友林業

木造住宅に特化した住友林業は、海外にも広大な社有林を持ち、木材にこだわった家づくりを行っています。

木造建築では珍しい大きな開口部を作れる「ビッグフレーム構法」を採用しており、35坪程度の家が3,000万円台で建てられます。

  • 強み:設計の提案力が高く、顧客満足度が非常に高いことが特徴です。木の温もりを感じる質の高い住宅設計に定評があり、設計満足度が97.9%という高さを誇ります。
  • 弱み:外構工事が割高で、他社と比較して100万円程度費用が上がることがあります。外構工事を別の業者に依頼するとローンに組み込めない可能性があるため、注意が必要です。

住友林業公式サイト

セキスイハイム

セキスイハイムは、太陽光発電を標準搭載した「自給自足型住宅」を提供しています。

大容量の太陽光システムを導入し、余剰電力の売電で住宅ローンの負担を軽減することが可能です。

ユニット工法により効率的な施工が行われ、35坪を超える建物でも3,000万円台で収まる可能性があります。

  • 強み:太陽光発電システムが標準装備され、売電収入を住宅ローンの支払いにあてられます。エネルギー自給率が高い住宅を目指す人にとっては、大きなメリットです。
  • 弱み:ユニット工法により、間取りの自由度が低く、必要のない箇所にまで床面積が増えてしまうため、3,000万円台で建てるには限界があります。床面積の増加は無駄な建築費を招くため、予算内で効率的に家を建てたい場合はデメリットといえるでしょう。

セキスイハイム公式サイト

土地込みで3000万円台で家を建てることは可能?

これまで、「建物の建築費用」に3,000万円台の予算をかけたマイホームづくりを前提にお話ししてきました。

土地代を加えることで予算の内訳が複雑になりますが、ここでは具体的なシミュレーションをもとに解説していきます。

土地込み3,000万円台の参考例①:一条工務店「I-cube」で建てる場合

人気の高い一条工務店の「I-cube」を例に、土地代を含めて3,000万円台に収める方法を考えます。

  • 坪単価:65万円
  • 建物の広さ:35坪

建物費用の内訳は以下の通りです。

  • 建物工事費:35坪 × 65万円 = 2,275万円
  • 付帯工事費(建物工事費の20%):455万円
  • その他諸費用(建物工事費の10%):227万円

建物費用の合計は2,957万円で、消費税を含めると約3,250万円となります。

つまり、土地代を合わせて3,000万円台に収めるには、土地代を750万円以内に抑える必要があります。

仮に700万円の土地を購入すると、土地の費用は次の通りです。

  • 土地代:700万円
  • 仲介手数料:30万円
  • その他諸費用:25万円

ただし、余裕を持たせたい場合は建物を33坪程度に抑えると良いでしょう。

土地込み3,000万円台の参考例②:積水ハウスで建てる場合

次に、坪単価が高めの積水ハウスで土地込み3,000万円台を目指す場合を見てみます。

  • 坪単価:75万円
  • 建物の広さ:30坪

建物費用の内訳は次の通りです。

  • 建物工事費:30坪 × 75万円 = 2,250万円
  • 付帯工事費(建物工事費の20%):450万円
  • その他諸費用(建物工事費の10%):225万円

建物費用の合計は2,925万円で、消費税を含めると約3,210万円。

土地込み3,000万円台の参考例③:ローコスト住宅の場合(タマホーム)

次に、ローコスト住宅として人気のタマホームで、土地込み3,000万円台の家づくりを検討します。今回は35坪と50坪の建物をそれぞれ試算してみましょう。

建物35坪

  • 坪単価:45万円
  • 建物工事費:35坪 × 45万円 = 1,575万円
  • 付帯工事費(建物工事費の20%):315万円
  • その他諸費用(建物工事費の10%):157万円

建物費用の合計は約2,047万円で、消費税を含めると2,250万円ほどとなります。

これなら土地代に1,650万円ほど使うことができます。

建物50坪

  • 坪単価:45万円
  • 建物工事費:50坪 × 45万円 = 2,250万円
  • 付帯工事費(建物工事費の20%):450万円
  • その他諸費用(建物工事費の10%):225万円

建物費用の合計は2,925万円で、消費税を含めると約3,210万円。

まとめ

土地込みで3,000万円台の家を建てる場合のポイントをまとめます。

  • 積水ハウスや住友林業のような大手ハウスメーカーでも、30~35坪程度であれば、土地込み3,000万円台でマイホームを建てることが可能です。
  • 坪単価65万円以下の住宅会社を選ぶことで、広めの家を建てやすくなります。
  • 大手ハウスメーカーで土地込み3,000万円台を考えるなら、土地代は700万円以内を目安にしましょう。
  • それ以上の土地代の場合は、ローコスト住宅や地元工務店での家づくりを検討し、予算のバランスを取りましょう。

今回の例にある他にも多くのハウスメーカーや工務店が候補になります。各社のカタログを取り寄せて、希望に合うプランをじっくり検討し、後悔のない家づくりを進めましょう。

大成有楽不動産販売の評判は?不動産売買の強みを解説

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大成有楽不動産販売は、不動産業界大手の「大成建設」のグループ企業の一つで、創業150年を超える歴史を持つ企業です。

この会社は、不動産の売買、賃貸、仲介、管理など、不動産に関するさまざまなサービスを提供しています。

大成有楽不動産販売の会社概要

大成有楽不動産販売は、1986年に設立されました。当初は同じ大成建設グループの「有楽土地」(現在は「大成有楽不動産」)の住宅流通部が分離して設立された会社です。

住宅の仲介事業をメインにしていましたが、徐々に事業の幅を広げ、現在では新築マンションの販売代理や戸建て分譲、リフォームといった住宅に関する多様なサービスも進んでいます。

会社名大成有楽不動産販売株式会社
本社〒104-8330 東京都中央区京橋3丁目13番1号(有楽ビル)
代表者代表取締役 村上善彦
電話番号03-6867-0070(代表)
資本金5億円
設立1986年(昭和61年)1月
取扱高1,844億円(2023年3月期)
事業内容不動産売買仲介・買取事業
不動産賃貸仲介・管理事業
不動産ソリューション事業
戸建分譲事業
リフォーム・リノベーション事業
新築販売(販売代理)事業
保険代理事業(損害保険)
従業員数477名(2023年4月1日現在)
主な認可番号 宅建業免許 国土交通大臣(10)第3394号
建設業許可 東京都知事許可(般-4)第119497号
一級建築士事務所登録 東京都知事登録第60608号
金融商品取引業者登録 関東財務局長(金商)第1536号
賃貸住宅管理業者登録 国土交通大臣(2)第2089号
主な加盟団体 (―社)不動産協会
(―社)不動産流通経営協会
(公財)東日本不動産流通機構
(公財)日本賃貸住宅管理協会
公式HPhttps://www.taisei-yuraku-hanbai.co.jp/

支店連絡先と対応地域

大有楽不動産販売の営業拠点は、首都圏に29店舗あります。

広範囲のエリアにも対応しているため、詳細な対応地域については直接確認することをおすすめします。

営業拠点名住所電話番号営業時間
池袋センター〒170-0013 豊島区東池袋1-41-6 菊邑91ビル 3F0120-958-97010:00~18:00
新宿センター〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-3-17 新宿第1アオイビル7F0120-958-35910:00~18:00
上野センター〒110-0005 東京都台東区上野3丁目17-7 G-SQUARE上野8階0120-335-055
10:00~18:00
恵比寿センター〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-1-1 ヒューマックス恵比寿ビル 8F0120-510-082
10:00~18:00
世田谷センター〒154-0015 世田谷区桜新町1-12-10 桜新町駅前ビル 3F0120-471-12710:00~18:00
東陽町センター〒135-0016 江東区東陽3-27-17 長谷川ビル 1F0120-888-70210:00~18:00
大森センター〒140-0013 品川区南大井6-28-12 ヒューリック大森ビル 6F0120-512-01210:00~18:00
北千住センター〒120-0034 足立区千住3-98 千住ミルディスII番館 4F0120-998-92010:00~18:00
錦糸町センター〒130-0022 墨田区江東橋3-9-7 国宝ビル 3F0120-981-06410:00~18:00
練馬センター〒176-0012 練馬区豊玉北5-17-12 練馬駅前ビル 5F0120-122-52110:00~18:00
成増センター〒175-0094 板橋区成増1-14-13 池田ビル 3F0120-595-51110:00~18:00
荻窪センター〒167-0051 杉並区荻窪5-30-16 MTCビル 3F0120-938-38710:00~18:00
吉祥寺センター〒180-0004 武蔵野市吉祥寺本町1-15-9 岩﨑吉祥寺ビル 3F0120-106-66710:00~18:00
国立センター〒186-0002 国立市東1-4-13 COI国立ビル 5F0120-422-71110:00~18:00
町田センター〒194-0021 町田市中町1-1-16 東京建物町田ビル 7F0120-701-21510:00~18:00
都心営業部〒104-0031 中央区京橋3-13-1 有楽ビル 3F0120-412-31510:00~18:00
川崎センター〒210-0007 川崎市川崎区駅前本町11-1 パシフィックマークス川崎 9F0120-075-91110:00~18:00
横浜センター〒221-0835 横浜市神奈川区鶴屋町2-26-2 第4安田ビル 3F0120-838-41510:00~18:00
戸塚センター〒244-0816 横浜市戸塚区上倉田町489-1 オセアン柏桜ビル 5F0120-895-21110:00~18:00
大船センター〒247-0056 鎌倉市大船1-24-5 横浜銀行大船支店 3F0120-470-21610:00~18:00
川口センター〒332-0012 川口市本町4-1-6 第一ビル 1F0120-538-41110:00~18:00
さいたまセンター
〒330-0063 さいたま市浦和区高砂3-6-19 高砂パークスペースビル 20120-540-91110:00~18:00
本八幡センター〒272-0023 市川市南八幡4-2-3 丸玉第一ビル 4F0120-888-79510:00~18:00
船橋センター〒273-0005 船橋市本町7-7-1 船橋ツインビル西館 6F0120-236-41510:00~18:00
稲毛センター〒263-0043 千葉市稲毛区小仲台2-4-10 ピア・テンビル 5F0120-023-24210:00~18:00
幕張ベイタウン店〒261-0013 千葉市美浜区打瀬2-4 パティオス1番街 1F0120-964-52010:00~18:00
千葉センター〒260-0028 千葉市中央区新町1000 センシティータワー 10F0120-515-03710:00~18:00
新松戸センター〒270-0034 松戸市新松戸1-374-1 政和ビル 2F0120-124-38010:00~18:00
柏センター〒277-0005 柏市柏1-2-37 柏ちば興銀ビル 4F0120-106-30210:00~18:00
関西営業室〒541-0053 大阪市中央区本町4-4-24 住友生命本町第2ビル0120-912-7559:30~18:00

首都圏や関西圏で不動産の売却を考えている方には、ソニーグループが運営する「SREリアルティ」も一緒に検討することをおすすめします。

SREリアルティは「エージェント制」という仕組みを導入しており、これは販売主にとって有利な制度として評価されています。(※エージェント制の詳細は、SREリアルティの特集ページで解説しています)

この「エージェント制」によって利用者満足度が高く、他の業者と比べて自分の不動産をより高く売却できる可能性もあります。

大成有楽不動産販売の主な事業内容

大有楽不動産販売は、7つのユニットで構成されています。

  • 不動産売買仲介、買取
  • 不動産賃貸管理、仲介
  • 不動産ソリューション
  • 戸建て分譲
  • 新築販売(販売代理)
  • リフォーム・リノベーション
  • 保険代理

不動産の売却・買取サービスについて詳しく説明します。

不動産売却サービス

また、土地の売却には「土地サービス」が用意されており、売却土地の現況測量や土地の詳細なレポート(地盤の強さや地震の影響など)、さらに空地の草刈りサービスが無料で提供されます。

また、住まいの買い替えをサポートする「売却保証制度」や、「賃貸中不動産の買取り」、住みながら売却現金化する「リースバックサービス」など、個人の事情に合わせた様ざまな買取サービスも用意しています。

安心サポートサービス

  • 売却後も安心の保証:売却後、当面建物や設備に問題が発生しても、一定期間の保証がつきますので、販売主も購入主も安心して取引を進められます。
  • 保証内容:一般的な取引では、給排水管のやシロアリ被害、雨漏り、建物の主要部分の老朽化(一戸建てのみ)に関して、引き渡し後3か月以内は販売主が対応しなければなりません。設備機器に関しては引き渡し後7日間は修理が必要です。 ただし、この「安心サポートサービス」を利用すれば、このリスクを考慮できます。

ただし、対象物件には「築30年以内」「居住用に限る」などの条件があり、保証金額にも上限があります。

土地サポートサービス

「土地サポートサービス」は、土地や一戸建てを売却する際に、以下の3つのサービスを無料で受けられるサポートです。

  1. 土地情報レポートの作成:その土地の成り立ちや地盤の強さ、地震や液状化のリスク、土砂災害の危険性などを、6つのカテゴリーに分けた15項目で詳しくレポート化。 販売主も買主も土地の特性をしっかり把握した上で取引ができます。
  2. 現況測量(仮測量)サービス: 土地の測量図の作成や境界標の確認、越境物(隣にかかる建物や構造物)の調査を実施し、トラブルを防ぐことができます。
  3. 空地草刈りサービス:空き地に生えた草を専門業者がきれいに刈り取ります。不法投棄の防止効果も期待できます。

これらのサービスも、対象には条件があります。

例えば、現況測量サービスは「更地」または「築20年以上の測量図のない物件」が対象で、空地草刈りサービスは「60坪物件までの建物」 「建物等の建築物のない土地」が対象です。

利用を検討される場合は、最寄りの店舗で詳細を確認してください。

売却保証サービス

また、本サービスでは同社の「つなぎ融資制度」も利用できるので、次の物件への買い替えがスムーズに進むため、売却時期に不安がある方におすすめです。

スピード買取サービス

こちらは手間をかけずに売却を完了でき、契約不適合責任や仲介手続き無料などのメリットがあります。

ただし、本サービスの対象となるのは、

  • 個人の居住用のマンション
  • マンション新耐震基準(昭和56年6月1日以降の建築確認取得
  • 面積50㎡以上(登記簿)かつ2LDK以上
  • UR都市機構以外の自主管理は不可

上記などの条件があるため、詳細は最寄りの店舗で確認が必要です。

リースバックサービス

「現金が必要だけど、すぐに引っ越すのは難しい」、「子どもの学校関係の事情ですぐに引っ越せない」という方に便利なサービスです。

このサービスの条件として、マンションの場合は新耐震基準の建物であることや、物件の広さや駅からの距離などの条件もあるため、詳細な確認が必要です。

リースバックでは通常の売却よりも買取価格がやや低くなることがあったり、リースバック期間も制限される場合があるため、ご利用前にしっかりと契約内容を確認することが大切です。

大成有楽不動産販売の強み、他の仲介会社との違いは?

大有楽不動産販売の中間実績は、公益財団法人不動産流通推進センターが毎年発表している「不動産業統計集」によると、2022年度には次のような成果を上げています。

  • 取扱高:1694億円(一律18.4%増)
  • コンソールブロック:4094件(軒比11.2%増)
  • 手数料収入:70億9000万円(先比18.6%増)

    他の大手仲介会社との違い

    他の大手仲介会社地比べると総額や総数は低いものの、1店舗当たりの平均を見ると、他の大手仲介会社に引けをとっていません。

    例えば、2022年度において、業界で4位の「野村不動産ソリューションズ」の仲介件数は1万81件で、店舗数94件あたりの1店舗平均仲介件数は107件でした。

    これに対し、大成有楽不動産販売は1店舗あたりの平均仲介件数は113件と、業界大手にも負けない効率性を発揮しています。

    顧客満足度

    また、2021年に実施した顧客アンケートでは、97%の顧客が満足と回答しており、非常に高い評価を得ています。

    このように、首都圏に特化し、地域密着でエリア高い顧客満足度を実現する営業スタイルが、大成有楽不動産販売の強みであり、競合との大きな違いとなっております。

    大成有楽不動産販売の口コミ評判は?

    大成有楽不動産販売を利用した方の口コミについて紹介します。

    良い口コミ

    メールにしても電話にしてもとにかく対応が早く尚且つていねいでした。担当者さんの年が私達と近いと言うこともありくだけた感じで会話が出来ていたのがとても良かったです。こちらが望んでいないことなども進んで提案を出してくださるなどこちらのことをとてもよく考えてくださっていたのが目に見えて分かっていたのでとても気分良く物事が進められました。

    年が明ける前にマンションを出来る高く早く売りたかった為、売りに出してから数週間足らずで売却が決まり、無事年明けには新しいところへ引っ越すことができました。

    周りの住環境やマンションの設備、管理の良さなどをきちんと把握した上で査定をして下さりました。また、同マンションに同じく売りに出されている部屋との比較も画像や資料を見せ説明してもらえました。自分たちが思っていた額と差して変わらずの額を提示して下さりその通りにあまり待つことなくマンションが売れたのでとても満足しています。

    (おうちの語り部:大成有楽不動産販売の口コミより引用)


    熱心に対応頂き、毎週ラインでの連絡の他に週報をメールでご連絡頂けました。
    マンションの内欄希望者の組み数や予定などがあればくるため、不安は無かったです。

    通常海外にいるために、連絡はメールとラインでやり取りさせて頂く条件で進めていただき、帰国も度々は無理なので、できる限り帰国頻度が少なくなるようにお願いしました。価格についても値引きはしましたが他社の見積査定よりはるかに高かったので満足しています。

    依頼をしてから半年以内にうりたかったので、三ヶ月たったあたりに値下げの要請があり、その要望に応えました。結果として希望より早期に売れました。

    (おうちの語り部:大成有楽不動産販売の口コミより引用)


    とても丁寧な説明と分かりやすい対応でした。なんでも丁寧に教えて下さり、こちらの意向を第一に接して下さいました。迅速なメールや電話でのやり取りも良かったです。

    マンションは売り時とは聞いていましたが、経年25年、駅から15分と、それ程売りやすい物件では無かったと思いますが、すでに持っておられる顧客から適切な売却先を選んで頂き感謝です。

    売出して1週間以内の成立でしたから驚きました。三井のリハウスさんでは数をこなしたいのが見え見えで2000万以下じゃないと売れないと言われましたが、大成有楽不動産販売では対象が南武線沿線の客層に着目して違う観点からの査定で満足いく販売をして頂きました。

    (おうちの語り部:大成有楽不動産販売の口コミより引用)

    悪い口コミ


    最初は熱心に探していただいていましたが途中から売れない土地と分かると少し対応が雑になっている気がしました。その後の連絡も今のところありません。
    売却先を探していただいている時、月に何回かは現状報告がありましたが、2ヶ月目からぴったりと連絡が途絶えました。査定額がつかないのならつかないなりの報告連絡が欲しかったです。
    相場は20万円ほどと聞いていましたが、果たして売れるかどうか分からないとの事でした。結果まだ査定額がついていない為ゼロだと思いますが、まだ探しているのかどうか連絡がない為わかりません。

    (おうちの語り部:大成有楽不動産販売の口コミより引用)


    担当者との間で何度か連絡ミスがあったのが少し不満だった。失念による初歩的なミスだったので、徹底して欲しいと思った。全体的な対応は丁寧だったため概ね満足しています。

    売り出してからすぐに内覧も決まって、最終的に約2ヶ月程で買い手が決まったため、販売活動を積極的にして頂けたのだと感じた。こちらからの連絡に対する対応も早いと感じた。

    相場の裏付けデータを説明してくれて、適切な価格設定が出来たと思います。過去の同じ物件の売却案件と比較したデータを用意してくれて、過去案件から見ても高い値段で売れたことが分かり納得できた。

    (おうちの語り部:大成有楽不動産販売の口コミより引用)


    一方で悪い口コミは、連絡ミスや連絡が途絶えることに対して不満に感じている方がいるようです。

    大成有楽不動産販売に関するよくある質問

    大成有楽不動産販売についてよくある質問を分かりやすくまとめました

    営業エリアは今後、広がる予定はあるのでしょうか?

    大成有楽不動産販売は、首都圏に絞った営業エリアで地域密着型のサービスを提供しています。

    この首都圏特化が同社の強みでもあり、今後も全国展開する予定はなさそうです。

    街で看板や店舗をあまり見かけないのはなぜ?

    大成有楽不動産販売の店舗は1階の路面店が少なく、ほとんどがビルの2階以上にあります。

    また、最近では問い合わせの8割がインターネット経由で来るため、目立つ路面店の必要性が減っているようです。

    首都圏の主要都市では、上を見上げると看板が見えることがあるかもしれません。

    大成有楽不動産販売の給与や採用条件は?

    公式サイトによると、現在、中途採用は行っておらず新卒のみの募集が掲載されています。

    新卒の初任給は以下の通りです:

    • 初任給(総合職):256,100円(固定残業代を含む)
    • 賞与:年2回
    • 昇給:年1回

    また、採用時には宅地建物取引士の資格が必須とされていますが、入社前に資格取得をサポートする研修も用意されています。

    まとめ

    大成有楽不動産販売は、大成建設グループの一員で、創業から150年以上の歴史を持つ信頼ある企業です。

    首都圏に特化した営業スタイルを貫き、地域密着型のサービスで高い顧客満足度を得ています。

    そのため、

    • 首都圏で不動産取引を考えている方
    • 安心できるグループ企業で取引したい方
    • 地域密着で顧客満足度が高い企業を求めている方

    には、大成有楽不動産販売はおすすめの不動産会社です。