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コラム

【2026年】断熱性能が高いハウスメーカーランキングTOP5|UA値・断熱等級を比較

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注文住宅を建てるなら、冬は暖かく夏は涼しい、断熱性能の高いハウスメーカーを選びたいと考える方も多いでしょう。

ただし、断熱性能はUA値だけで決まるものではありません。断熱等級や窓・サッシ、断熱材、気密性能に加えて、高断熱仕様が標準なのかオプションなのかまで比較することが大切です。

この記事では、各社が公表している性能や仕様をもとに、断熱性能が高いハウスメーカーTOP5を紹介します。

順位ハウスメーカー断熱性能の特徴
1位一条工務店断熱等級7・高断熱仕様
2位アイフルホームUA値0.26水準・断熱等級7対応
3位アイ工務店UA値0.28以下・高気密
4位スウェーデンハウス高断熱・木製サッシ3層ガラス
5位桧家住宅断熱等級6・全棟気密測定

※断熱性能は商品・地域・間取りなどによって異なります。本ランキングはUA値だけでなく、断熱等級、窓・断熱仕様、標準仕様で実現できる性能、気密測定などを総合して比較しています。

さらに人気15社のUA値・断熱等級・C値などを比較し、価格とのバランスも含めて選び方を解説します。

🏠 断熱性能と価格をまとめて比較しよう
断熱性能が高くても、坪単価や標準設備、間取りの自由度はメーカーによって異なります。
気になる会社を2~3社に絞ったら、カタログや住宅プランを取り寄せて比較してみましょう。
無料で複数のハウスメーカーを比較できます
 
📖 目次

断熱性能が高いハウスメーカーランキングTOP5【2026年】

断熱性能を重視してハウスメーカーを選ぶなら、UA値だけでなく、断熱等級・窓・断熱材・気密性能・標準仕様で実現できる範囲まで比較することが重要です。

当サイトでは、各ハウスメーカーが公表している最新の断熱仕様をもとに、総合的に比較しました。

順位ハウスメーカー断熱性能の特徴
1位一条工務店断熱等級7を標準化した商品あり・トリプルガラス樹脂サッシ・全棟気密測定
2位アイフルホームUA値0.26・断熱等級7に対応する高断熱商品あり
3位アイ工務店高水準のUA値・C値を掲げる高気密高断熱住宅
4位スウェーデンハウス高い断熱性能・木製サッシ3層ガラス・気密性能を重視
5位桧家住宅断熱等級6対応・全棟気密測定・実測平均C値0.31

※断熱性能は商品・地域・間取り・採用する仕様などによって異なります。本ランキングは特定のUA値だけで順位を決めるのではなく、断熱等級、断熱仕様、窓・サッシ、気密性能、高断熱仕様を標準で採用できる範囲などを総合的に比較しています。

1位 一条工務店

断熱性能を最優先してハウスメーカーを選びたい方に、まず候補となるのが一条工務店です。

一条工務店では「GRAND SMART(グラン・スマート)」「i-smart(アイ・スマート)」を対象に、最高等級となる断熱等級7を標準仕様としています。

断熱材には高性能ウレタンフォームを採用し、窓にはアルゴンガスを充填したトリプルガラス樹脂サッシを採用。玄関土間や玄関ドアなど、熱が逃げやすい部分まで断熱性能を高めています。

また、一条工務店は断熱だけでなく気密性能も重視しており、全棟で気密測定を実施しています。

断熱・気密・窓・換気を一体で考えた住宅性能の高さが、一条工務店を1位とした大きな理由です。

一条工務店がおすすめな人

  • 断熱性能を最優先したい
  • 断熱等級7の家を検討したい
  • 気密性能も重視したい
  • 冷暖房効率や省エネ性能にもこだわりたい

一条工務店の坪単価や総額、商品ごとの特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。

一条工務店の坪単価・総額・特徴を詳しく見る

2位 アイフルホーム

アイフルホームは、高い断熱性能と価格のバランスを重視したい方に注目したいハウスメーカーです。

高性能仕様の「FAVO PREMIUM(フェイボ プレミアム)」では、UA値0.26・断熱等級7を掲げています。

断熱性能だけでなく、高性能な窓や換気設備なども組み合わせているのが特徴です。

ただし、アイフルホームは商品や加盟店、建築地域などによって仕様が異なる場合があります。「アイフルホームならすべてUA値0.26」と考えるのではなく、検討している商品・地域の標準仕様を確認しましょう。

アイフルホームがおすすめな人

  • 断熱等級7を検討したい
  • 断熱性能と価格のバランスを重視したい
  • 高性能住宅を幅広い予算から検討したい

アイフルホームの坪単価や特徴、実際に建てる場合の費用については、以下の記事で詳しく解説しています。

アイフルホームの坪単価・総額・特徴を詳しく見る

3位 アイ工務店

アイ工務店は、近年特に高気密・高断熱性能を重視しているハウスメーカーです。

主力商品「N-ees(ニーズ)」では、外側と内側から断熱するダブル断熱などを採用。断熱性能だけでなく、住宅の隙間を抑える気密性能にも力を入れています。

高断熱住宅はUA値だけに目が向きがちですが、実際の室温を保ちやすくするには気密性能も重要です。

そのため、断熱と気密の両方を重視しながら、価格とのバランスも比較したい方に候補となります。

アイ工務店がおすすめな人

  • 高気密高断熱住宅を建てたい
  • UA値だけでなくC値も重視したい
  • 性能と価格のバランスを比較したい

アイ工務店の坪単価や総額、住宅性能については、以下の記事で詳しく解説しています。

アイ工務店の坪単価・総額・特徴を詳しく見る

4位 スウェーデンハウス

スウェーデンハウスは、寒冷地で培われた住宅技術を生かし、断熱性能だけでなく窓や気密性能まで重視しているハウスメーカーです。

大きな特徴が、木製サッシと3層ガラスです。

住宅では窓から熱が出入りしやすいため、壁や天井の断熱材だけでなく、窓の性能も室内環境を大きく左右します。

また、メーカーが実際に建てた住宅の性能を確認しながら高気密・高断熱住宅を提供している点も特徴です。

スウェーデンハウスがおすすめな人

  • 窓の断熱性能までこだわりたい
  • 高気密高断熱住宅を重視したい
  • 寒い地域での家づくりを検討している
  • 価格より住宅性能を優先したい

スウェーデンハウスの坪単価や総額、住宅性能については、以下の記事で詳しく解説しています。

スウェーデンハウスの坪単価・総額・特徴を詳しく見る

5位 桧家住宅

桧家住宅は、断熱性能と気密性能をセットで比較したい方におすすめのハウスメーカーです。

現場発泡断熱材「アクアフォーム」で建物を包み込み、屋根・壁・基礎などから熱が出入りしにくい住宅を目指しています。

さらに注目したいのが、全棟で気密測定を実施していることです。

公式サイトでは実測平均C値0.31を公表しており、完成した住宅で気密性能を確認している点は大きな特徴です。

全館空調「Z空調」と高気密・高断熱住宅を組み合わせているため、家全体の温度差を抑えた暮らしを目指したい方にも候補となります。

桧家住宅がおすすめな人

  • 断熱性能だけでなく気密性能も重視したい
  • 全棟気密測定を行う会社を選びたい
  • Z空調にも興味がある
  • 性能と価格のバランスを比較したい

桧家住宅の坪単価や総額、Z空調などの特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。

桧家住宅の坪単価・総額・特徴を詳しく見る

人気ハウスメーカー15社の断熱性能を比較

TOP5以外にも、断熱性能に力を入れているハウスメーカーは数多くあります。

そこで、注文住宅で比較されることの多い人気ハウスメーカー15社について、断熱等級やUA値、気密・窓などの特徴を一覧で比較しました。

ハウスメーカー断熱性能の目安・特徴断熱・気密の主な特徴
一条工務店断熱等級7を標準化した商品あり高性能ウレタンフォーム・トリプルガラス樹脂サッシ・全棟気密測定
アイフルホームUA値0.26・断熱等級7対応商品あり高断熱仕様・高性能窓・熱交換換気
アイ工務店高水準の断熱・気密性能ダブル断熱・気密性能にも注力
スウェーデンハウス高断熱・高気密を重視木製サッシ・3層ガラス・気密性能を重視
桧家住宅断熱等級6対応現場発泡断熱・全棟気密測定・平均C値0.31
三井ホーム断熱等級6対応高断熱屋根パネル・高性能窓など
セキスイハイム一般地の対象商品で断熱等級6を標準化工場生産を生かした断熱・気密施工
ダイワハウス戸建注文住宅で断熱等級6を標準化外張り断熱通気外壁など商品に応じた高断熱仕様
ヘーベルハウス断熱等級6対応ALCコンクリート・断熱材を組み合わせた断熱構造
パナソニック ホームズ断熱等級6標準の商品・等級7対応仕様あり高性能断熱材・窓などを組み合わせる
積水ハウス高断熱仕様に対応地域・商品・プランに応じて断熱仕様を設定
住友林業高断熱仕様に対応木造住宅の断熱・窓性能を組み合わせる
アエラホーム高気密高断熱を重視外張W断熱・全棟UA値計算・気密検査
ヤマダホームズ商品ごとに高断熱仕様を設定断熱材・高性能窓など商品によって仕様が異なる
タマホーム商品ごとに断熱仕様を設定価格とのバランスを重視した省エネ住宅

※UA値や断熱等級は、建築地域・商品・間取り・窓の大きさ・採用する仕様などによって変わります。また、メーカーが公表するUA値には「標準仕様」「特定商品」「モデルプラン」「実績平均値」など条件の違いがあるため、単純な数値比較には注意が必要です。

15社を比較すると、断熱等級7まで標準または商品仕様として積極的に対応するメーカーがある一方、断熱等級6を標準とするメーカーや、商品・地域に合わせて断熱仕様を選択するメーカーもあります。

そのため、「UA値が一番低い会社」を探すだけではなく、自分が検討する商品でどの断熱性能が標準なのか、追加費用はいくら必要なのかまで確認することが重要です。

特に同じ予算でも、断熱性能・標準設備・間取りの自由度などはハウスメーカーによって異なります。

気になるメーカーが見つかったら、カタログや住宅プランを取り寄せ、同じ条件で2~3社を比較すると違いが分かりやすくなります。

UA値でハウスメーカーの断熱性能を比較

ハウスメーカーの断熱性能を比較するとき、よく使われる指標が「UA値」です。

UA値を公表しているメーカーも多いため比較しやすい指標ですが、公表されている数値の条件が同じとは限りません。

まずはUA値の意味と、比較するときの注意点を確認しておきましょう。

UA値とは?

UA値(外皮平均熱貫流率)とは、住宅の内部から壁・屋根・床・窓などを通して、どれくらい熱が外へ逃げやすいかを示す数値です。

簡単にいうと、住宅の「熱の逃げにくさ」を比較するための指標です。

UA値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高い住宅と判断できます。

例えば、同じ条件の住宅であれば、UA値0.60より0.40、0.40より0.30の方が断熱性能は高いと考えられます。

ただし、UA値は住宅全体の設計や窓の大きさなどによって変わるため、ハウスメーカー名だけで一律に決まる数値ではありません。

UA値は低いほど断熱性能が高い

UA値は低いほど熱が逃げにくいため、ハウスメーカーの断熱性能を比較する際の重要な判断材料になります。

今回調査したメーカーの中にも、UA値の目安を公表している会社があります。

ハウスメーカー公表されているUA値の例数値を見る際の注意点
アイフルホーム0.26FAVO PREMIUMなど対象仕様
アイ工務店0.28以下N-eesなど対象商品・仕様
スウェーデンハウス0.36前後全棟平均実績値として公表されたデータあり
三井ホーム0.43標準仕様として公表
ダイワハウス0.44程度断熱等級6のモデルプラン例
セキスイハイム0.46以下5~7地域の対象商品・仕様
ヘーベルハウス0.46以下対象となる断熱仕様

※UA値は商品・建築地域・間取り・開口部などによって異なります。また、「標準仕様」「特定商品」「モデルプラン」「全棟平均」などメーカーによって公表条件が異なるため、上記の数値だけで性能順位を判断することはできません。

例えば、UA値0.26と0.36を見れば「0.26のメーカーの方が高性能」と考えたくなります。

しかし、一方が特定商品の性能値、もう一方が実際に建てられた住宅の全棟平均値であれば、同じ条件で比較した数値ではありません。

そのため、UA値は重要な指標ではあるものの、「数字が一番小さいメーカー=すべての住宅で断熱性能が一番高い」とは限らない点に注意しましょう。

UA値だけでハウスメーカーを比較できない理由

UA値は住宅から逃げる熱の割合を示す指標ですが、実際の住み心地はUA値だけで決まりません。

ハウスメーカーを比較するときは、次のような項目も確認しましょう。

  • 断熱等級
  • 断熱材の種類や施工方法
  • 窓・サッシの性能
  • 気密性能(C値)
  • 換気システム
  • 高断熱仕様が標準かオプションか

特に注意したいのが「標準仕様かどうか」です。

非常に低いUA値を実現できるメーカーでも、高性能な断熱材や窓への変更がオプションであれば、建築費が上がる可能性があります。

反対に、数値だけでは目立たなくても、高断熱仕様を標準化しているメーカーなら、追加費用を抑えながら性能を確保できる場合があります。

UA値は「断熱性能を比較する一つの指標」と考え、価格や標準仕様まで含めて比較することが大切です。

断熱等級6・7に対応するハウスメーカーを比較

UA値とあわせて確認したいのが「断熱等性能等級(断熱等級)」です。

現在は断熱等級1~7まで設定されており、等級7が最も高い断熱性能を示します。

高断熱住宅を検討するなら、まず「断熱等級6・7に対応できるか」を確認すると、ハウスメーカーを比較しやすくなります。

断熱等級位置づけハウスメーカー選びの目安
等級5ZEH水準省エネ住宅を考えるうえで一つの基準
等級6等級5よりさらに高断熱断熱性能を重視するなら有力候補
等級7現行制度で最高等級より高い断熱性能を求める人向け

※必要となるUA値などの基準は地域区分によって異なります。

断熱等級7とは?

断熱等級7は、現在設定されている住宅の断熱等性能等級で最高となる等級です。

等級6よりもさらに高い外皮性能が求められるため、断熱材だけでなく、窓・玄関ドアなど開口部の性能も重要になります。

今回のTOP5では、一条工務店の一部商品で等級7が標準化されているほか、アイフルホームにも等級7に対応する高断熱商品があります。

また、メーカーによってはオプションや特別仕様によって等級7を目指せる場合があります。

そのため、等級7を希望する場合は、「等級7に対応可能か」だけでなく、「希望する商品で標準なのか、追加費用が必要なのか」まで確認しましょう。

断熱等級6でも十分?

「最高等級の7でなければ断熱性能が低い」というわけではありません。

断熱等級6もZEH水準となる等級5を上回る高い断熱性能を求める基準で、断熱性能を重視する注文住宅では十分に比較候補となります。

実際に大手ハウスメーカーでも、断熱等級6を標準仕様としている商品があります。

また、断熱等級7を実現するために建築費が大きく上がるのであれば、その予算を太陽光発電や住宅設備、間取りなどに振り分けた方が自分たちに合うケースもあります。

重要なのは「7だから良い、6だから悪い」と考えることではなく、建築地域・予算・希望する室内環境などを踏まえて選ぶことです。

断熱等級が標準仕様か確認する

ハウスメーカーを比較するときに特に注意したいのが、断熱等級6・7が標準仕様なのかオプションなのかという点です。

  • 全商品で等級6以上
  • 主力商品のみ等級6
  • 特定商品なら等級7
  • オプション変更で等級7
  • 地域によって標準仕様が異なる

など、対応状況はメーカーによって違います。

「断熱等級7対応」という言葉だけを見て契約候補を決めるのではなく、自分が検討する商品・地域・間取りでどこまでが標準価格に含まれているのかを確認しましょう。

カタログや住宅プランを複数社から取り寄せて比較すると、断熱仕様だけでなく、標準設備や価格の違いも把握しやすくなります。

高気密なハウスメーカーをC値で比較

断熱性能を重視するなら、UA値と一緒に確認したいのが住宅の気密性能です。

どれだけ高性能な断熱材を使用していても、住宅に多くの隙間があれば、そこから外気が入り込んだり室内の空気が逃げたりします。

気密性能を数値で表す代表的な指標が「C値」です。

C値とは?

C値(相当隙間面積)とは、住宅にどのくらい隙間があるのかを示す指標です。

一般的には住宅全体の隙間面積を延床面積で割って算出し、単位には「cm²/m²」が使われます。

C値は数値が小さいほど隙間が少なく、気密性能が高いことを意味します。

指標何を表す?数値の見方
UA値熱の逃げやすさ小さいほど断熱性能が高い
C値住宅の隙間の多さ小さいほど気密性能が高い

つまり、UA値=断熱、C値=気密と考えると分かりやすいでしょう。

高気密高断熱住宅を検討する場合は、どちらか一方ではなく、両方を見ることが重要です。

C値を公表しているハウスメーカー

C値はUA値と違い、すべてのハウスメーカーが同じ方法で公表しているわけではありません。

今回調査したメーカーでは、次のように実測値などを公表している会社があります。

ハウスメーカー公表されているC値の例特徴
桧家住宅平均0.31全棟で気密測定
アイ工務店平均実測値0.32程度高気密施工を重視
アエラホーム平均0.32程度気密検査を実施
アイフルホーム平均0.46程度対象住宅等で気密測定

※C値は施工された住宅の実測値や対象期間・商品など、公表条件がメーカーによって異なります。上記数値だけでメーカーの優劣を判断するものではありません。

例えばC値0.31と0.32では数値上の差がありますが、0.01の違いだけを理由にハウスメーカーを選ぶ必要はありません。

むしろ重要なのは、設計上の目標値だけではなく、実際に建てた住宅で気密性能を確認しているかどうかです。

全棟気密測定を行うハウスメーカー

気密性能を重視するなら、C値そのものとあわせて「完成する住宅ごとに気密測定を行っているか」も確認したいポイントです。

C値は、断熱材や窓のスペックだけでは決まりません。施工精度によっても変わるため、実際の住宅で専用機器を使って測定することで、その家の気密性能を確認できます。

今回調査したメーカーでは、一条工務店や桧家住宅などが全棟での気密測定を明示しています。また、アエラホームなども気密検査を住宅性能の確認に取り入れています。

高気密住宅を希望する場合は、次の点まで確認すると比較しやすくなります。

  • 気密測定を実施するか
  • 全棟なのか希望者のみなのか
  • 測定費用が標準価格に含まれるか
  • C値の基準や目標値が設定されているか
  • 測定結果を施主が確認できるか

UA値が優秀でも、C値を公表していないから断熱性能が低いとは限りません。

メーカーによって性能の確認方法や公表方針が異なるため、UA値・C値・断熱等級をセットで比較しましょう。

ハウスメーカーの断熱材・窓を比較

ハウスメーカーの断熱性能は、UA値や断熱等級だけでなく、どのような断熱材や窓・サッシを採用しているかによっても変わります。

特に窓は住宅の中でも熱が出入りしやすい部分です。断熱性能を重視するなら、壁や天井の断熱材だけでなく、窓までセットで比較しましょう。

ハウスメーカーで使われる主な断熱材

注文住宅で使われる断熱材には、グラスウールやロックウール、硬質ウレタンフォーム、吹付ウレタンフォームなどがあります。

断熱材特徴採用例
グラスウールガラスを繊維状にした断熱材。住宅で広く使われている壁・天井など
ロックウール鉱物を原料とする繊維系断熱材。断熱性に加えて耐火性などにも特徴壁・天井など
硬質ウレタンフォーム高い断熱性能を確保しやすく、ボード状の製品などがある一条工務店など
吹付ウレタンフォーム現場で発泡させて施工し、複雑な部分にも充填しやすい桧家住宅など

ただし、断熱材の種類だけで住宅の断熱性能が決まるわけではありません。

同じ断熱材でも、厚みや施工方法、使用する場所などによって性能は変わります。

そのため「ウレタンだから高性能」「グラスウールだから性能が低い」と単純に判断するのではなく、最終的なUA値や断熱等級、施工方法まで確認することが大切です。

樹脂サッシとアルミ樹脂複合サッシの違い

断熱性能を比較するときは、窓ガラスだけでなくサッシの素材にも注目しましょう。

注文住宅でよく採用されるのが「樹脂サッシ」と「アルミ樹脂複合サッシ」です。

サッシ特徴断熱面
樹脂サッシフレーム部分に樹脂を使用熱を伝えにくく、高断熱住宅と相性がよい
アルミ樹脂複合サッシ室外側にアルミ、室内側に樹脂などを組み合わせるアルミ単体より断熱性能を高めやすい

断熱性能を優先するなら、一般的には樹脂サッシが有力な選択肢です。

ただし、ハウスメーカーによって標準サッシは異なり、地域によって仕様を変更している場合もあります。

「樹脂サッシを採用できるか」だけではなく、「標準仕様なのかオプションなのか」まで確認して比較しましょう。

ペアガラスとトリプルガラスの違い

窓ガラスについては、2枚のガラスを使用する「ペアガラス(複層ガラス)」と、3枚のガラスを使用する「トリプルガラス」が代表的です。

種類構造特徴
ペアガラスガラス2枚一般的な複層ガラス。Low-E仕様など性能に違いがある
トリプルガラスガラス3枚より高い断熱性能を確保しやすい

一条工務店やスウェーデンハウスのように、トリプルガラスを断熱性能の大きな特徴としているハウスメーカーもあります。

ただし、ガラスの枚数だけでは性能を比較できません。Low-E膜の有無や中空層、封入ガス、サッシとの組み合わせなどによっても窓全体の性能は変わります。

ハウスメーカーを比較するときは、「窓は何枚ガラスか」だけでなく、窓全体の仕様を確認しましょう。

断熱性能と価格のバランスでハウスメーカーを選ぶ

断熱性能が高いハウスメーカーを比較すると、ついUA値や断熱等級だけで選びたくなります。

しかし注文住宅では、断熱性能と建築費のバランスも重要です。

高断熱仕様に予算をかけすぎることで、希望していた間取りや設備を諦めることになれば、必ずしも満足度の高い家になるとは限りません。

そこで「性能最優先」「性能と価格のバランス」「予算重視」の3タイプに分けて考えてみましょう。

断熱性能を最優先したい人

建築費よりも断熱・気密性能を優先したいなら、一条工務店やスウェーデンハウスなどを中心に比較するとよいでしょう。

一条工務店は断熱等級7を標準化した商品があり、断熱材・窓・気密・換気まで含めて住宅性能を重視しています。

スウェーデンハウスも木製サッシと3層ガラスなど、窓を含めた高気密・高断熱住宅に強みがあります。

特に次のような方に向いています。

  • 冬の寒さや夏の暑さをできるだけ抑えたい
  • 断熱等級6・7を重視したい
  • 窓や気密性能にもこだわりたい
  • 初期費用より住宅性能を優先したい

断熱性能と価格のバランスを重視したい人

断熱性能だけでなく価格とのバランスも重視するなら、アイ工務店や桧家住宅なども比較候補になります。

アイ工務店は断熱・気密性能に力を入れており、桧家住宅は断熱性能に加えて全棟気密測定や「Z空調」などにも特徴があります。

ただし、実際の建築費は延床面積や間取り、設備、オプションなどによって変わります。

同じ予算でどこまでの断熱性能と設備を実現できるかを複数社で比較することが重要です。

予算を抑えながら断熱性能も重視したい人

建築費をできるだけ抑えたい場合は、断熱性能の最高値だけを追うのではなく、予算内で断熱等級や窓の性能をどこまで確保できるかを比較しましょう。

アイフルホームやアエラホーム、タマホームなども含めて比較すると、予算に応じた選択肢を広げやすくなります。

特に注意したいのが、広告などに掲載されている最低価格だけで判断しないことです。

希望する断熱等級への変更、高性能サッシ、設備などを追加すると総額が変わる可能性があります。

ハウスメーカーの価格帯については、以下の記事でも詳しく比較しています。

→ ハウスメーカー坪単価ランキング|価格帯・安い順・高い順を比較

🏠 断熱性能と予算を一緒に比較しよう
断熱性能が高くても、建築費や標準設備はハウスメーカーによって異なります。
同じ予算でどんな家が建てられるのか、気になる2~3社のカタログや住宅プランを比較してみましょう。
無料で複数のハウスメーカーを比較できます

断熱性能が高いハウスメーカーを選ぶポイント

断熱性能の高いハウスメーカーを選ぶときは、ランキングだけで決めるのではなく、自分が建てる家でどの性能を実現できるのかを確認することが大切です。

特に次の5つを比較しましょう。

UA値だけで選ばない

UA値は断熱性能を比較するうえで重要ですが、UA値だけでハウスメーカーを決めるのはおすすめできません。

公表されているUA値が、標準仕様なのか、特定商品の数値なのか、モデルプランの計算値なのかによって意味が異なるためです。

UA値に加えて、断熱等級や窓、気密性能なども確認しましょう。

標準仕様とオプションを確認する

「断熱等級7対応」「トリプルガラス対応」と書かれていても、すべての住宅で標準採用されるとは限りません。

商品や地域によってはオプションとなり、追加費用が発生することがあります。

比較するときは、希望する断熱性能を実現した場合の建築総額まで確認するのがポイントです。

窓・サッシの性能を確認する

住宅の断熱性能を考えるうえで、窓は重要なポイントです。

樹脂サッシかアルミ樹脂複合サッシか、ペアガラスかトリプルガラスかなど、メーカーや商品によって仕様が異なります。

特に大きな窓を設置したい場合は、デザインだけでなく窓全体の断熱性能も確認しましょう。

気密性能・C値も確認する

断熱性能とあわせて確認したいのが気密性能です。

C値を公表しているかだけでなく、実際の住宅で気密測定を行っているかも確認するとよいでしょう。

ただし、C値を公表していないメーカーだから住宅性能が低いとは限りません。メーカーによって性能の管理方法や公表方針が異なるため、他の性能とあわせて判断してください。

坪単価・建築総額も比較する

最後に確認したいのが価格です。

断熱性能の高い家でも、予算を大幅に超えてしまえば現実的な選択肢にならないことがあります。

また、坪単価が近いハウスメーカーでも、標準で含まれる断熱仕様や設備が違えば、最終的な建築総額に差が出ます。

「断熱性能」「標準仕様」「建築総額」の3つをセットで比較すると、自分に合ったハウスメーカーを絞り込みやすくなります。

1社だけで判断するのではなく、複数社から同じような条件で資料や住宅プランを取り寄せて比較するのがおすすめです。

断熱性能が高い家のメリット・デメリット

断熱性能の高い家には、室温を保ちやすく冷暖房効率を高めやすいメリットがあります。

一方で、高性能な断熱材や窓を採用することで建築費が上がる場合もあります。ハウスメーカーを選ぶ際は、メリットだけでなく費用や換気計画についても確認しておきましょう。

冷暖房効率を高めやすい

断熱性能が高い家は、冬は室内の熱が外へ逃げにくく、夏は屋外の熱が室内へ入りにくいのが特徴です。

そのため、断熱性能が低い住宅と比べて室温を維持しやすく、冷暖房を効率よく使いやすくなります。

ただし、実際の光熱費は住宅の大きさや間取り、設備、生活スタイル、地域などによって異なります。「高断熱住宅なら必ず光熱費が安くなる」と考えるのではなく、省エネ性能を高める要素の一つとして考えましょう。

部屋ごとの温度差を抑えやすい

高断熱・高気密な住宅は外気の影響を受けにくいため、家の中の温度差を小さくしやすいこともメリットです。

リビングだけ暖かく廊下や脱衣所は寒いといった温度差を抑えやすくなり、家全体で快適な室内環境をつくりやすくなります。

全館空調や適切な空調計画と組み合わせれば、さらに家全体の温度を管理しやすくなります。

建築費が高くなる場合がある

断熱性能を高めるために、高性能な断熱材や樹脂サッシ、トリプルガラスなどを採用すると、建築費が高くなる場合があります。

特に注意したいのが、希望する断熱等級や窓が標準仕様に含まれていないケースです。

「断熱等級7に対応できる」というハウスメーカーでも、商品や地域によってはオプション費用が必要になることがあります。

断熱性能を比較するときは、性能値だけを見るのではなく、希望する仕様を採用した場合の建築総額まで確認しましょう。

換気計画も重要

気密性能を高めた住宅では、計画的に空気を入れ替える換気システムも重要です。

換気設備にはさまざまな方式があり、ハウスメーカーによって標準採用するシステムや熱交換方式などが異なります。

断熱材やUA値だけでなく、気密性能と換気設備を含めて住宅全体の性能を確認することが大切です。

断熱性能が高いハウスメーカーに関するよくある質問

最後に、断熱性能が高いハウスメーカーを比較するときによくある疑問について回答します。

断熱性能が一番高いハウスメーカーは?

一概に「このハウスメーカーが一番」と断定することはできません。

UA値の公表条件や商品、建築地域、間取りなどがメーカーごとに異なるためです。

今回の比較では、断熱等級、断熱材、窓・サッシ、気密性能、標準仕様などを総合的に評価し、一条工務店を1位としました。

一条工務店以外にも、アイフルホーム、アイ工務店、スウェーデンハウス、桧家住宅など、それぞれ断熱・気密性能に強みがあります。

UA値はいくつなら高性能?

UA値は地域区分によって求められる基準が異なるため、全国一律に「○○以下なら高性能」と判断するのは適切ではありません。

ハウスメーカーを比較する際は、まず建築予定地で求められる断熱基準を確認し、そのうえで断熱等級6・7など、より高い水準を目指すか検討するとよいでしょう。

また、メーカーが掲載しているUA値についても、標準仕様・特定商品・モデルプラン・実績平均値など条件を確認することが重要です。

断熱等級6と7はどちらがおすすめ?

断熱性能を最優先するなら等級7が有力ですが、すべての人に等級7が必要とは限りません。

断熱等級6もZEH水準を上回る高い断熱性能を求める基準です。

等級7にすることで追加費用が大きくなる場合は、等級6にして設備や間取りなどに予算を配分する選択肢もあります。

建築地域や予算、希望する室内環境を踏まえ、費用差まで確認して判断しましょう。

C値とUA値はどちらが重要?

どちらか一方ではなく、UA値とC値はそれぞれ別の性能を見るための指標です。

UA値は住宅の「熱の逃げやすさ」、C値は住宅の「隙間の多さ」を示します。

高気密高断熱住宅を検討するなら、UA値だけでなく気密性能にも注目するとよいでしょう。

ただし、C値を公表していないことだけを理由に、そのハウスメーカーの住宅性能が低いと判断することはできません。

高気密高断熱住宅は夏も涼しい?

高気密高断熱住宅は外からの熱の影響を受けにくいため、冷房で整えた室温を維持しやすいというメリットがあります。

ただし、断熱性能が高ければ冷房なしで夏を快適に過ごせるという意味ではありません。

大きな窓から入る日射への対策や、窓の配置、庇・シェード、換気、冷房計画なども重要です。

夏の快適性まで重視するなら、断熱性能とあわせて日射遮蔽や空調計画もハウスメーカーに確認しましょう。

ローコストでも断熱性能の高い家は建てられる?

ローコスト系のハウスメーカーでも、断熱性能を重視した家を建てることは可能です。

ただし、高断熱仕様が標準なのか、断熱等級の変更や高性能サッシがオプションになるのかによって総額は変わります。

そのため、坪単価の安さだけで比較せず、希望する断熱性能にした場合の見積もりで比較することが重要です。

ローコストメーカーを含めた価格帯については、以下の記事でも詳しく比較しています。

→ ハウスメーカー坪単価ランキング|価格帯・安い順・高い順を比較

まとめ|断熱性能と価格を比較してハウスメーカーを選ぼう

断熱性能が高いハウスメーカーを選ぶときは、UA値だけで順位を判断しないことが重要です。

今回の比較では、断熱性能を重視するハウスメーカーとして、次の5社をTOP5としました。

  1. 一条工務店
  2. アイフルホーム
  3. アイ工務店
  4. スウェーデンハウス
  5. 桧家住宅

ただし、それぞれ断熱等級やUA値、窓・サッシ、気密性能だけでなく、坪単価や標準設備、間取り、保証などにも違いがあります。

断熱性能が最も高い会社を探すだけではなく、希望する性能を予算内で実現できるハウスメーカーを選ぶことが大切です。

気になるメーカーが2~3社見つかったら、カタログや住宅プランを取り寄せ、断熱性能・標準仕様・建築総額を同じ条件で比較してみましょう。

🏠 断熱性能と予算をまとめて比較
ハウスメーカーによって、標準で選べる断熱仕様や建築費は異なります。
気になるメーカーのカタログや住宅プランをまとめて取り寄せて、性能と価格を比較してみましょう。
無料で複数のハウスメーカーを比較できます