注文住宅の総額はいくら?土地あり・土地込みの費用内訳と価格目安を解説
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注文住宅を建てる際、「総額はいくらかかるのか」「建物本体価格以外にどんな費用が必要なのか」と気になる方も多いのではないでしょうか。
注文住宅の総額は、建物本体価格だけでなく、付帯工事費・諸費用・土地代を含めて考えることが重要です。
例えば、建物本体価格が2,000万円でも、付帯工事や諸費用が加わるため、実際に必要な総額は2,000万円を超えます。
また、土地を所有している場合と新たに購入する場合でも、必要な予算は大きく変わります。
本記事では、注文住宅の総額の目安や費用内訳、建物本体価格2,000万円・3,000万円・4,000万円の場合の総額シミュレーションをわかりやすく解説します。
さらに、土地あり・土地込みによる費用の違いや、予算オーバーを防ぐポイント、ハウスメーカー・工務店の見積もりを比較する際の注意点も紹介します。
注文住宅の総額はいくら?費用の全体像と目安
注文住宅の総額は、建物本体の価格だけで決まるわけではありません。実際には、建物の工事費に加えて、外構工事や給排水工事などの付帯工事費、住宅ローンや登記に関する諸費用などが必要です。
さらに、土地を購入して家を建てる場合は土地代も加わるため、建物本体価格と最終的に必要な総額には大きな差が生じることがあります。
まずは、注文住宅の総額を構成する費用と、土地の有無による違いを確認しましょう。
注文住宅の総額は4つの費用で決まる

注文住宅に必要な費用は、大きく分けると「建物本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」「土地代」の4つです。
| 費用項目 | 主な内容 |
|---|---|
| 建物本体工事費 | 基礎・構造・屋根・外壁・内装・住宅設備など |
| 付帯工事費 | 外構・給排水・地盤改良・屋外電気工事など |
| 諸費用 | 登記費用・住宅ローン関連費用・税金・保険料など |
| 土地代 | 土地の購入代金(土地を新たに購入する場合) |
注文住宅の総額は、基本的に次のように計算できます。
+ 付帯工事費
+ 諸費用
+ 土地代(購入する場合)
= 注文住宅の総額
土地をすでに所有している場合は、原則として新たな土地購入費は不要です。ただし、土地の状況によっては造成工事や地盤改良工事などが必要になる場合があります。
なお、付帯工事費や諸費用に何が含まれるかは住宅会社によって異なります。見積もりを比較する際は、項目名だけでなく、含まれている工事や費用の範囲まで確認することが大切です。
建物本体価格と総額の違い
住宅会社の広告やカタログに掲載されている「建物価格2,000万円」「坪単価70万円」といった金額は、必ずしも家づくりに必要な費用のすべてを含んでいるわけではありません。
建物本体価格は建物そのものの工事費、総額は付帯工事費や諸費用なども含めた金額という違いがあります。
例えば、建物本体価格2,000万円の注文住宅について、付帯工事費を400万円、諸費用を200万円と仮定すると、土地代を除いた総額は2,600万円になります。
| 建物本体価格 | 2,000万円 |
|---|---|
| 付帯工事費 | 400万円 |
| 諸費用 | 200万円 |
| 土地代を除いた総額 | 2,600万円 |
この例では、建物本体価格に対して600万円の追加費用が発生しています。
つまり、建物本体価格だけを見て予算を決めると、契約や工事が進んだ段階で予算オーバーになる可能性があります。
注文住宅を検討するときは、坪単価や本体価格だけで判断せず、必要な工事や諸費用を含めた総額を確認しましょう。
土地あり・土地込みで総額はどう変わる?
注文住宅の総額を考える際に、大きな違いとなるのが土地の有無です。
すでに土地を所有している場合は、建物本体工事費・付帯工事費・諸費用を中心に予算を組めます。一方、土地から購入する場合は、土地代や購入に伴う諸費用も必要になります。
例えば、建物に関する費用が同じ2,600万円でも、土地代によって総額は次のように変わります。
| 条件 | 土地代 | 総額の例 |
|---|---|---|
| 土地あり | 0円 | 2,600万円 |
| 土地込み | 1,000万円 | 3,600万円+土地購入諸費用 |
| 土地込み | 1,500万円 | 4,100万円+土地購入諸費用 |
| 土地込み | 2,000万円 | 4,600万円+土地購入諸費用 |
※建物本体工事費・付帯工事費・建物関連の諸費用を合計2,600万円とした仮定の計算例です。土地購入に伴う仲介手数料や登記費用などは別途必要になる場合があります。
土地代はエリアや駅からの距離、敷地面積などによって大きく変わります。また、土地を所有していても、解体工事や造成工事などが必要になるケースがあります。
そのため、土地あり・土地込みのどちらであっても、実際の建築条件を踏まえて総額を計算することが重要です。
注文住宅の総額シミュレーション|本体価格2000万・3000万・4000万円の例

注文住宅の総額は、建物本体価格に付帯工事費や諸費用を加えることで、おおよその目安を計算できます。
ここでは、建物本体価格2,000万円・3,000万円・4,000万円の3つのケースについて、土地代を除いた総額をシミュレーションします。
計算条件は以下のとおりです。
- 付帯工事費:建物本体価格の20%
- 諸費用:建物本体価格の10%
- 土地購入費:含まない
- 総額:建物本体価格の1.3倍として計算
※比較しやすくするための仮定であり、実際の費用割合や見積金額を保証するものではありません。建築地域・地盤条件・設備仕様・住宅会社によって異なります。
まずは3つのケースを一覧で比較してみましょう。
| 建物本体価格 | 付帯工事費 | 諸費用 | 土地代を除いた総額 |
|---|---|---|---|
| 2,000万円 | 400万円 | 200万円 | 2,600万円 |
| 3,000万円 | 600万円 | 300万円 | 3,900万円 |
| 4,000万円 | 800万円 | 400万円 | 5,200万円 |
この計算例では、建物本体価格が1,000万円上がると、付帯工事費や諸費用も含めた総額は1,300万円増えることになります。
ただし、実際には費用のすべてが建物本体価格に比例するわけではありません。特に地盤改良工事や外構工事、住宅ローン関連費用などは、個別の条件によって変わります。
建物本体価格2000万円の場合
建物本体価格が2,000万円の場合、今回の計算条件では、土地代を除いた総額は約2,600万円となります。
| 建物本体工事費 | 2,000万円 |
|---|---|
| 付帯工事費 | 400万円 |
| 諸費用 | 200万円 |
| 総額(土地代を除く) | 2,600万円 |
本体価格2,000万円で建築できる住宅会社を見つけたとしても、実際の資金計画では付帯工事費や諸費用を考慮する必要があります。
さらに土地を購入する場合は、土地代と購入諸費用が加わるため、総額3,000万円を超えるケースも考えられます。
なお、「建物本体価格2,000万円」と「総予算2,000万円」では、選べる住宅プランが異なります。2,000万円台で建てられる家の特徴や土地込み・土地抜きの違いは、以下の記事で詳しく解説しています。
▶ 2000万円台で建てられる家は?土地込み・土地抜きの違いを解説
建物本体価格3000万円の場合
建物本体価格が3,000万円の場合、今回の計算条件では、土地代を除いた総額は約3,900万円となります。
| 建物本体工事費 | 3,000万円 |
|---|---|
| 付帯工事費 | 600万円 |
| 諸費用 | 300万円 |
| 総額(土地代を除く) | 3,900万円 |
建物本体価格が3,000万円になると、付帯工事費や諸費用だけでも900万円を見込む計算になります。
土地を購入する場合は、土地代を含めた予算を別途確保する必要があります。例えば土地代が1,500万円なら、単純合計は5,400万円となり、さらに土地購入諸費用が加わる場合があります。
住宅会社によって標準仕様や見積もりに含まれる工事が異なるため、建物本体価格が同じ3,000万円でも、最終的な総額が同じになるとは限りません。
3,000万円台の建物価格で検討できる間取りや住宅会社については、以下の記事も参考にしてください。
▶ 3000万円台で建てられる注文住宅の間取り・価格目安を確認する
建物本体価格4000万円の場合
建物本体価格が4,000万円の場合、今回の計算条件では、土地代を除いた総額は約5,200万円となります。
| 建物本体工事費 | 4,000万円 |
|---|---|
| 付帯工事費 | 800万円 |
| 諸費用 | 400万円 |
| 総額(土地代を除く) | 5,200万円 |
建物本体価格4,000万円の注文住宅では、今回の計算例で付帯工事費と諸費用の合計が1,200万円になります。
さらに土地代が2,000万円なら、土地購入諸費用を除いた単純合計は7,200万円です。
建物本体価格が高くなるほど、総額との差額も大きくなる可能性があります。ただし、実際の付帯工事費や諸費用は工事内容や契約条件によって変わるため、必ず見積もりで確認しましょう。
4,000万円台で建てられる家の特徴や住宅会社の比較については、以下の記事で詳しく紹介しています。
▶ 4000万円台の注文住宅で建てられる家・間取りの目安を見る
土地代を含めた総予算の考え方

土地から購入する場合は、建物本体価格だけでなく、土地代も含めた総予算を決める必要があります。
例えば、土地代を1,500万円と仮定すると、先ほどのシミュレーション結果は次のようになります。
| 建物本体価格 | 土地代を除いた総額 | 土地代 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 2,000万円 | 2,600万円 | 1,500万円 | 4,100万円 |
| 3,000万円 | 3,900万円 | 1,500万円 | 5,400万円 |
| 4,000万円 | 5,200万円 | 1,500万円 | 6,700万円 |
※土地代を一律1,500万円とした仮定の計算例です。土地購入に伴う仲介手数料・登記費用などは含めていません。
このように、同じ建物本体価格でも、土地の購入が必要かどうかによって総額は大きく変わります。
また、土地の価格が安くても、造成工事や地盤改良工事などに追加費用がかかる場合があります。土地代だけで判断せず、建築に必要な費用も確認しましょう。
注文住宅の資金計画では、先に無理のない総予算を決め、その範囲で土地代と建物関連費用を配分することが大切です。
なお、ハウスメーカーによって坪単価や標準仕様、付帯工事の扱いは異なります。住宅会社ごとの建築価格を比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。
注文住宅の費用内訳|本体工事・付帯工事・諸費用・土地代

注文住宅の総額を正しく把握するためには、どのような費用が発生するのかを理解しておくことが大切です。
特に注意したいのは、住宅会社によって見積もりに含まれる工事や費用の範囲が異なることです。同じ建物本体価格でも、付帯工事費や諸費用の扱いによって、最終的な総額が変わる場合があります。
ここでは、建物本体工事費・付帯工事費・諸費用・土地購入費の4つに分けて、それぞれの内容と費用の目安を解説します。
建物本体工事費に含まれるもの
建物本体工事費とは、住宅そのものを建築するために必要な費用です。一般的には、基礎工事から建物の構造、屋根・外壁、内装、住宅設備の設置などが含まれます。
| 主な工事項目 | 内容 |
|---|---|
| 基礎工事 | 建物を支える基礎部分の施工 |
| 構造工事 | 柱・梁・床・壁などの施工 |
| 屋根・外壁工事 | 屋根材・外壁材の施工や防水工事 |
| 内装工事 | 床・壁紙・天井・建具などの施工 |
| 住宅設備工事 | キッチン・浴室・トイレなどの設置 |
| 建物内部の設備工事 | 建物内の電気配線・給排水配管など |
建物本体工事費は、延床面積や建物の構造、住宅性能、設備のグレードなどによって変わります。
例えば、延床面積30坪の場合、坪単価ごとの建物本体価格は次のようになります。
| 坪単価 | 30坪の本体価格 |
|---|---|
| 50万円 | 1,500万円 |
| 60万円 | 1,800万円 |
| 70万円 | 2,100万円 |
| 80万円 | 2,400万円 |
| 100万円 | 3,000万円 |
※延床面積30坪×坪単価で計算した単純な価格例です。実際の坪単価の算出方法や本体価格に含まれる費用は住宅会社によって異なります。
なお、広告やカタログに掲載されている坪単価だけでは、実際に必要な建築費用を判断できません。本体価格に含まれる標準仕様や工事範囲を確認することが重要です。
ハウスメーカーごとの坪単価や価格帯については、以下の記事で比較しています。
付帯工事費に含まれるもの
付帯工事費とは、建物本体以外に必要となる工事の費用です。家を建てる土地の条件や、駐車場・庭などの外構計画によって金額が変わります。
主な付帯工事には、次のようなものがあります。
| 工事項目 | 費用の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 外構工事 | 50万〜300万円程度 | 駐車場・フェンス・門柱・庭など |
| 屋外給排水工事 | 30万〜100万円程度 | 水道・排水管の引き込みや接続 |
| 地盤改良工事 | 0万〜200万円程度 | 地盤調査の結果に応じた補強工事 |
| 既存建物の解体工事 | 100万〜300万円程度 | 古い建物の撤去が必要な場合 |
| 屋外電気・ガス工事 | 10万〜50万円程度 | 電気・ガス設備の引き込みなど |
※金額は一般的な工事を想定した概算例です。敷地条件・工事規模・地域によって大きく異なり、すべての工事が必要になるわけではありません。インフラの引き込み距離や地盤条件によっては、目安を超える場合もあります。
例えば、すでに建物が建っている土地では解体工事が必要になる場合があります。一方、造成済みの分譲地では、土地の状態によって一部の工事費を抑えられることもあります。
前半の総額シミュレーションでは、比較しやすいように付帯工事費を建物本体価格の20%として計算しました。
ただし、実際の付帯工事費は土地の状態や外構の内容に左右されるため、必ずしも本体価格に比例するわけではありません。
特に、地盤改良・造成・解体工事が必要な場合は、想定以上の費用が発生する可能性があります。
諸費用に含まれるもの
諸費用とは、建物の工事代金以外に必要となる手続きや契約、税金などの費用です。
住宅ローンを利用する場合は、融資に関する手数料や登記費用、保険料なども考慮する必要があります。
| 費用項目 | 主な内容 |
|---|---|
| 登記関連費用 | 所有権保存登記・抵当権設定登記・司法書士報酬など |
| 住宅ローン関連費用 | 融資事務手数料・保証料・印紙税など |
| 各種税金 | 契約書の印紙税・不動産取得税など |
| 保険料 | 火災保険・地震保険など |
| 申請・検査関連費用 | 建築確認申請・各種検査などの費用 |
| その他 | 引っ越し費用・仮住まい費用・家具家電の購入費など |
これらの費用は、住宅ローンの借入条件や契約内容、建築地域などによって異なります。
前半のシミュレーションでは、諸費用を建物本体価格の10%として計算しましたが、これはあくまで比較用の仮定です。
例えば、建物本体価格3,000万円の場合、10%にあたる300万円を諸費用として計上しています。ただし、実際にはローンの借入額や手数料体系、税金の軽減措置などによって金額が変わります。
また、家具・家電の購入費や引っ越し費用は、住宅会社の見積もりに含まれないことが一般的です。
建物の完成後に必要なお金も含めて資金計画を立てることで、入居時の予算不足を防ぎやすくなります。
土地購入時に必要な費用
土地から購入して注文住宅を建てる場合は、土地の購入代金に加えて、売買契約や登記などに関する費用も必要です。
土地購入時に発生する主な費用は次のとおりです。
| 費用項目 | 内容 |
|---|---|
| 土地購入代金 | 土地そのものの価格 |
| 仲介手数料 | 不動産会社の仲介で購入する場合に発生 |
| 登記費用 | 所有権移転登記などに関する費用 |
| 印紙税 | 土地売買契約書などにかかる税金 |
| 不動産取得税 | 土地取得に伴って課税される税金 |
| 固定資産税等の精算金 | 売主との契約条件に応じた負担額の精算 |
| 土地に関する追加費用 | 測量・境界確認・造成などが必要な場合の費用 |
例えば、土地価格が1,500万円で、不動産会社の仲介によって購入する場合、仲介手数料の法定上限額は、通常の速算式では56万1,000円(税込)となります。
※土地価格1,500万円×3%+6万円に消費税10%を加えた計算です。これは仲介手数料の上限額であり、必ずこの金額が請求されるわけではありません。売主から直接購入する場合など、仲介手数料が発生しないケースもあります。
このほか、登記費用や税金なども必要になるため、土地代だけで土地購入に必要な総額を判断しないことが大切です。
また、土地の購入に必要な諸費用と、建物の建築に必要な諸費用を重複して計上しないよう注意しましょう。
注文住宅の総額が予算オーバーする原因と対策
注文住宅では、建物本体価格だけで予算を組んでしまうと、付帯工事費や諸費用が加わり、想定していた総額を超えることがあります。
また、キッチンや浴室などの設備のグレードアップ、間取りの変更、地盤改良工事などによって追加費用が発生するケースもあります。
予算オーバーを防ぐためには、最初から付帯工事費・諸費用を含めた総額で資金計画を立て、想定外の支出に備えて予備費を確保しておくことが重要です。
すでに見積もりが予算を超えている場合は、住宅性能を安易に削るのではなく、建物の広さや設備のグレード、オプションなどを見直しましょう。
注文住宅の予算オーバー額の目安や具体的な原因、費用を削るポイント、削ってはいけない設備については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶ 注文住宅の予算オーバーは平均いくら?原因と費用を削るポイントを解説
注文住宅の総額を比較するときのポイント

注文住宅の費用を比較するときは、建物本体価格や坪単価だけでなく、最終的に必要な総額と、その金額に含まれる工事・設備の内容を確認することが大切です。
例えば、A社の本体価格が2,500万円、B社が2,700万円だったとしても、A社では外構工事や一部設備が別料金となり、最終的にはB社より高くなる可能性があります。
複数のハウスメーカー・工務店を比較する際は、次の3つのポイントを意識しましょう。
同じ延床面積・仕様で比較する
住宅会社の見積もりを比較する際は、できるだけ同じ延床面積や間取り、住宅性能、設備仕様などの条件をそろえることが重要です。
例えば、同じ30坪の注文住宅でも、断熱性能や耐震性能、キッチン・浴室のグレードなどが異なれば、建築費用にも差が生じます。
また、標準仕様に含まれる設備の範囲も住宅会社によって異なります。
| 比較項目 | 確認するポイント |
|---|---|
| 延床面積 | 同じ坪数・面積で見積もられているか |
| 建物の構造 | 木造・鉄骨造などの違い |
| 断熱・省エネ性能 | 断熱等級・窓・断熱材などの仕様 |
| 耐震性能 | 耐震等級や構造上の特徴 |
| 住宅設備 | キッチン・浴室・トイレなどのグレード |
| 標準仕様 | 標準で含まれる設備とオプションの範囲 |
| 保証・アフターサービス | 保証期間・点検内容・有償メンテナンスの条件 |
すべての条件を完全に統一することは難しいものの、希望する住宅性能や設備の優先順位を決めておけば、価格差の理由を把握しやすくなります。
単純に安い住宅会社を選ぶのではなく、同じ予算でどこまで希望を実現できるかを比較しましょう。
付帯工事や諸費用の計上漏れを確認する
見積もりを比較する際に注意したいのが、付帯工事費や諸費用の計上漏れです。
住宅会社によっては、初期段階の見積もりに外構工事費や地盤改良工事費、照明・カーテンなどの費用が含まれていない場合があります。
例えば、次のような見積もりがあったとします。
| 費用項目 | A社 | B社 |
|---|---|---|
| 建物本体価格 | 2,500万円 | 2,700万円 |
| 付帯工事費 | 400万円 | 450万円 |
| 諸費用 | 200万円 | 200万円 |
| 外構工事費 | 別途150万円 | 付帯工事費に含む |
| 総額 | 3,250万円 | 3,350万円 |
※比較方法を説明するための仮定の見積もり例です。土地代は含みません。
この例では、本体価格の差は200万円ですが、必要な工事費を加えると総額の差は100万円になります。
さらに、設備の仕様や保証内容まで比較すると、単純な価格差だけでは判断できない部分も見えてきます。
見積もりを確認するときは、「含まれている費用」「含まれていない費用」「金額が未確定の費用」を分けて整理するのがおすすめです。
特に、地盤改良工事など金額が確定していない項目については、追加費用が発生する可能性も確認しておきましょう。
予算に合うハウスメーカー・工務店を探す
注文住宅の総額を抑えるためには、最初から希望予算に合うハウスメーカー・工務店を候補に入れることも重要です。
例えば、建物本体価格の予算が2,000万円台の場合と4,000万円台の場合では、比較する住宅会社の候補が変わります。
また、同じ価格帯の住宅会社でも、標準仕様や住宅性能、間取りの自由度などには違いがあります。
住宅会社を探す際は、次のような順番で候補を絞り込むと効率的です。
- 土地代・諸費用・予備費を含めた総予算を決める
- 総予算から建物本体に使える金額を計算する
- 希望する価格帯のハウスメーカー・工務店を探す
- 複数社の資料や標準仕様を比較する
- 候補を絞り、同じ条件で総額の見積もりを確認する
住宅会社の価格帯を確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。
ただし、坪単価だけでは実際の総額は分かりません。候補となる住宅会社を見つけたら、標準仕様や付帯工事費なども含めて比較することが大切です。
注文住宅は、同じ予算でも住宅会社によって標準仕様・住宅性能・間取り・実際の建築費用が異なります。
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まずは予算に合う住宅会社を比較し、希望する家づくりに合った候補を見つけてみましょう。
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注文住宅の総額に関するよくある質問
注文住宅の総額について、よくある質問をまとめました。
注文住宅は総額2000万円でも建てられる?
土地をすでに所有している場合など、条件によっては総額2,000万円以内で注文住宅を建てられる可能性があります。
ただし、総額2,000万円には建物本体価格だけでなく、付帯工事費や諸費用も含める必要があります。
例えば、付帯工事費と諸費用を合わせて本体価格の30%と仮定すると、総額2,000万円に収めるための建物本体価格は約1,538万円が目安です。
実際には土地の条件や住宅会社によって必要な費用が異なるため、ローコスト住宅を中心に総額を確認することが重要です。
2,000万円台で建てられる家や土地込み・土地抜きの違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
▶ 2000万円台で建てられる家は?土地込み・土地抜きの違いを解説
土地込み3000万円で注文住宅は建てられる?
土地込み総額3,000万円でも、土地価格が比較的安い地域やコンパクトな住宅など、条件によっては建築できる可能性があります。
例えば、土地代を800万円と仮定すると、建物本体工事費・付帯工事費・諸費用・土地購入諸費用に使える予算は合計2,200万円です。
ただし、土地代が1,500万円の場合は残りが1,500万円となるため、建物の規模や仕様に制約が生じやすくなります。
土地込み3,000万円で建てられるかどうかは、土地価格と建物に使える予算のバランスによって大きく変わります。
3,000万円台の注文住宅で検討できる間取りや建築例については、以下の記事も参考にしてください。
▶ 3000万円台で建てられる注文住宅の間取り・価格目安を確認する
建物本体価格から総額を計算する方法は?
注文住宅の総額は、基本的に「建物本体工事費+付帯工事費+諸費用+土地代」で計算できます。
例えば、建物本体価格が2,500万円の場合、付帯工事費を20%、諸費用を10%と仮定すると、土地代を除いた総額は3,250万円になります。
ただし、この割合は比較用の仮定であり、実際の付帯工事費や諸費用は建築条件によって異なります。
また、土地を購入する場合は土地代と購入諸費用が必要です。正確な総額を把握するには、住宅会社に必要な工事費や諸費用を含めた見積もりを依頼しましょう。
見積もり以外に必要なお金はある?
住宅会社の見積もりに含まれていない費用として、引っ越し代や家具・家電の購入費、カーテン・照明などの費用が必要になる場合があります。
また、現在の住まいの状況によっては、仮住まい費用や不用品の処分費なども発生します。
さらに、入居後には固定資産税や火災保険料、将来の修繕・メンテナンス費用なども考慮する必要があります。
住宅会社の見積総額だけでなく、入居時の支出や入居後の維持費まで含めて資金計画を立てることが大切です。
まとめ|注文住宅は本体価格ではなく総額で比較しよう
注文住宅の総額は、建物本体工事費・付帯工事費・諸費用・土地代の4つを中心に考える必要があります。
建物本体価格が2,000万円でも、付帯工事費や諸費用が加われば、実際の総額はそれ以上になります。また、土地を新たに購入する場合は、土地代や購入に伴う諸費用も必要です。
今回のシミュレーションでは、付帯工事費を本体価格の20%、諸費用を10%と仮定し、土地代を除いた総額を以下のように計算しました。
| 建物本体価格 | 土地代を除いた総額の例 |
|---|---|
| 2,000万円 | 2,600万円 |
| 3,000万円 | 3,900万円 |
| 4,000万円 | 5,200万円 |
※いずれも計算条件を統一したシミュレーションであり、実際の総額を保証するものではありません。
注文住宅で予算オーバーを防ぐには、最初に無理のない総予算を決め、付帯工事費や諸費用、予備費まで考慮することが大切です。
また、住宅会社によって標準仕様や見積もりに含まれる費用は異なります。同じ予算でも建てられる家や必要な総額が変わるため、複数のハウスメーカー・工務店を比較してから判断しましょう。
注文住宅は、住宅会社によって建築価格・標準仕様・住宅性能・間取りの自由度が異なります。
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