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コラム

【保存版】家を解体するには?費用・流れ・注意点をやさしく解説

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「使っていない実家をどうするべきか…」
「古くなった家をそろそろ解体したい」

そんな悩みを抱えている方にとって、家の解体は人生で何度も経験することではないため、不安や疑問も多いはずです。

この記事では、家を解体するタイミングや流れ、費用相場、失敗しないためのポイントまで、初めての方にもわかりやすく解説します。

さらに、無料で解体業者を一括見積もりできる方法も紹介していますので、解体をスムーズに進めたい方はぜひ最後までご覧ください。

家を解体すべきか迷ったときの判断基準

家の解体は、費用も大きく手間もかかるため、簡単には決断できないものです。

しかし、以下のようなケースでは早めの判断が結果的にコスト削減や資産活用につながることもあります。

老朽化が進んでいる場合

築30年以上経過した木造住宅では、耐震性・断熱性の劣化が進んでおり、放置することで倒壊や火災のリスクが高まることも。

特に、空き家状態が続いている場合は台風や地震による損害の責任を負うリスクもあるため、早めの解体が安全確保と資産保全につながります。

維持費がかかりすぎる場合

使っていない家にも、固定資産税・火災保険・修繕費などの維持費がかかります。

たとえば、年間10万円以上の維持費がかかる場合、5年・10年で考えると相当な負担に。
将来的に使う予定がなければ、維持費をカットできる解体という選択肢が現実的です。

相続や売却のために更地にしたい場合

相続税対策や土地売却を検討している場合は、更地にすることで売却がスムーズになるケースもあります。

ただし、「更地にすると固定資産税が上がる」といった注意点もあるため、売却予定や相続人の意向を確認した上で判断することが大切です。

安くてしかも優良な解体業者を探している人は、社団法人「あんしん解体業者認定協会」が運営している「解体無料見積ガイド」を活用してみてください。

地域別におすすめの解体業者が見つかる便利なサービスです。

家を解体する流れと必要な手続き

家の解体は、ただ業者に依頼して終わるものではありません。

調査・申請・各種手配など、いくつかのステップを踏む必要があります。

以下の手順を押さえておくことで、トラブルや無駄な出費を防ぐことができます。

T.O.S「解体工事の流れ」より引用

事前調査(建物・境界・アスベスト等)

解体工事を始める前に、まず建物の構造や敷地境界の確認、アスベストの有無の調査が必要です。

アスベストが含まれている場合、別途除去作業や届け出が必要になり、費用も大きく変わるため要注意です。

解体見積もり広場「アスベスト解体工事とは何か?」より引用

建物滅失登記やライフライン停止の手配

解体後に必要となる建物滅失登記(法務局)のため、事前に登記簿・書類を確認しておきましょう。

また、電気・ガス・水道・インターネットなどの停止・撤去も忘れずに。
ライフラインの停止は施主側の責任になることが多いため、早めの手配が重要です。

解体工事~整地までのステップ

いよいよ解体工事が始まると、以下のような流れになります。

  1. 仮設工事(足場・養生)
  2. 建物本体の解体(重機・手作業)
  3. 廃材の分別・搬出
  4. 基礎の撤去と地中残存物の確認
  5. 整地・完了報告

完了後には「マニフェスト(産業廃棄物処理の証明書)」を発行してもらい、滅失登記などの手続きに備えましょう。

家の解体にかかる費用相場と内訳

家の解体費用は、建物の構造や地域、敷地条件などによって大きく異なります。

ここでは、代表的な構造ごとの目安や、費用に含まれる項目・含まれない項目を詳しく解説します。

木造・鉄骨・RCごとの費用目安

建物構造ごとの解体費用の相場(30坪前後の住宅)を以下にまとめました。

構造坪単価の目安30坪の概算費用
木造住宅2.5~4万円/坪75~120万円
軽量鉄骨造3~5万円/坪90~150万円
鉄筋コンクリート(RC)造4.5~7万円/坪135~210万円

この金額に、付帯工事や廃棄物処理費用、整地費用などが追加されるのが一般的です。

費用に含まれる項目と含まれない項目

見積書の内容は業者によって異なりますが、一般的に以下のような費用が含まれています。

主に含まれる項目:

  • 建物本体の解体工事
  • 廃材の搬出・処理費用(法令遵守)
  • 足場・養生の仮設工事
  • 整地(建物解体後の地ならし)

含まれないことが多い項目:

  • 地中埋設物(古い基礎・浄化槽など)の撤去
  • 残置物処分(家具・家電など)
  • アスベスト除去工事
  • 外構・樹木の撤去(ブロック塀・庭石・植木など)

「見積もりに含まれていない項目」が後から追加費用になるケースが多いため、契約前に明細をしっかり確認しましょう。

追加費用が発生しやすいケース

以下のようなケースでは、見積額よりも実際の費用が上がる可能性があります:

  • 地中に古い基礎や井戸などが見つかった
  • アスベストやPCBなどの有害物質が判明した
  • 解体途中で隣地との境界問題が発覚した
  • 建物が接道しておらず、重機搬入が難しい

これらを避けるには、現地調査の段階で疑問点をクリアにしておくことが重要です。

家の解体費用を安く抑えるコツ

解体工事は「言われるがまま」にすると高額になりがちです。

ここでは、少しの工夫で数万円~数十万円の費用削減も可能な節約ポイントを紹介します。

補助金・助成金の活用

各自治体では、老朽危険家屋の解体や空き家対策として、補助金制度を設けていることがあります。

  • 補助金額の目安:10~50万円
  • 申請時期や要件に注意(着工前でないとNGなど)

「○○市 解体 補助金」で検索するか、市役所・建築課に問い合わせることで情報を得られます。

複数業者からの相見積もり

費用を抑えたいなら、1社だけで決めずに最低2~3社から見積もりを取るのが鉄則です。

同じ条件でも、業者によって10万~30万円の差が出ることも珍しくありません。

一括見積サービスを活用すれば、手間なく優良業者の比較が可能です。

解体無料見積ガイドはこちら

不要物の事前処分でコストカット

家具・家電・衣類などの生活残置物が多いと、処分費用が加算されます。

自治体の粗大ごみ回収や、リサイクルショップ・不用品回収サービスなどを利用し、できるだけ自分で処分しておくことでコスト削減になります。

解体業者の選び方|トラブル回避のポイント

アド・ホック・デザイン「福島市で2階から解体工事が進んで、手作業で解体しています」より引用

解体工事は「価格が安い」だけで選ぶと、トラブルや追加費用に発展するリスクがあります。
信頼できる業者を見極めることが、費用・安全性・近隣対応すべてにおいて非常に重要です。

信頼できる業者の見分け方

以下のようなポイントをチェックすると、安心して依頼できる業者を見つけやすくなります:

  • 建設業許可産業廃棄物収集運搬業許可などのライセンスを保有している
  • 現地調査をしっかり行い、詳細な見積書を提示してくれる
  • マニフェスト(廃棄物処理証明)を提出できる
  • 過去の施工実績や口コミ・評価が確認できる
  • 近隣対応や工事中の安全管理について説明がある

悪徳業者のよくある手口

以下のような業者には注意が必要です:

  • 「今すぐ契約しないと値上げする」など急かす営業
  • 見積書が一式表記で内容が不透明(内訳が書かれていない)
  • 施工中に「追加費用がかかる」と一方的に請求してくる
  • 不法投棄や近隣への無断工事など法令違反の恐れがある

不安な方は一括見積サービスで複数社を比較し、価格と信頼性のバランスを確認するのが安全です。

家を解体する前に知っておきたい注意点

工事が始まってから「聞いてなかった」「想定外だった」とならないよう、解体前に確認しておきたいポイントを整理しておきましょう。

近隣トラブルを避けるための事前対応

  • 工事前に近隣住民へあいさつ・説明を行う(業者と一緒に回るのが理想)
  • 騒音・振動・ほこりの発生について事前共有する
  • 養生シートや散水など防塵・防音対策が十分か確認する
  • 工期と時間帯の調整も、住環境を守る重要な配慮です

解体後の土地利用・売却の注意点

  • 更地後の土地は固定資産税が高くなる(住宅特例が外れる)
  • 地目変更や登記手続きが必要なケースも
  • 売却予定の場合は、不動産会社に「更地にした方が売れやすいか」を事前相談
  • 草木や残置物があると買い手にマイナス印象を与えることも

ウェルスハック「更地の固定資産税はなぜ高いのか?」より引用

まとめ|家の解体は情報収集と見積もり比較が鍵

家の解体は、費用面はもちろん、手続きや業者選びなど気を付けるべきポイントが多い重要なステップです。

ポイントを押さえて準備することで、トラブルを避けつつ、費用も抑えることが可能になります。

  • まずは「解体すべきかどうか」を冷静に判断する
  • 補助金の有無や、費用の相場を把握する
  • 信頼できる業者に、納得して依頼できるように比較・検討する

一括見積サービスを使えば、地元の優良業者から無料で複数の見積もりが取れるため、安心して進められます。

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