スポーツ医・科学
アンチ・ドーピング
アスリートは、勝つために、自分を鍛え、大会で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、毎日、たくさん練習をしています。しかし、中には勝利することだけを求め、禁止されている薬物等を使用したり、それらの使用を隠したりするアスリートもいます。このような行為を「ドーピング」といい、
- 競技者の健康を害する
- フェアプレーの精神に反する
- 反社会的行為である
という理由から、全世界、スポーツ界全体で禁止されています。「アンチ・ドーピング」は、ドーピングによる不正を無くし、ドーピングのない公正で公平なスポーツに参加するというアスリートの権利を守り、スポーツの価値そのものを守るための活動です。
ドーピング検査で禁止物質が検出されれば、治療目的であっても原則として制裁がかせられます。したがって、ルールをよく理解し、治療目的で薬を使用する時もドーピング防止ルールに詳しいスポーツドクターやスポーツファーマシストに相談するなどの注意が必要です。